2024年4月17日水曜日

2024年 4月 こひつじ広場のご報告

2024年4月17日

出席者6人、他友の会1人


友の会の読書の時間は、人の意見を聞くことによって自分では気づかなかった気づきが得られる時であり、また事前に読書をしてくることで内省する時間をも持てる、とても大切な時間です📖


今日は「プロレタリア週末旅行」「われらの研究室」(みどりごの心)を読みました。
今年度より当番の人が先に感想を話す読書当番制が導入されました📖



🎤「プロレタリア週末旅行」感想

・「時々与えられる静かな時は宝玉であり、人間には静かな時、独りの時が入用だ」と書かれている。また「現在によく生きることのできる人は過去を清めることができる人、過去に対するつながりはそれで十分だ」とも。過去を清めるために、独りの静かな時間も入り用だが、時には人と話したり、様々な形で振り返ったりすることによっても過去を清めることができると思う。

主日の礼拝の時間が週一回与えられ、本当に神聖な時間を持てることも感謝。


・閑だとどうでもいいことや、自分ではどうにもならないことに悩んでしまう。忙しいと雑念を抱かず歩めることをわかっていながらも、自ら追い込み、忙しい中でも区切りをつけて良い時間を過ごすことができていない。

以前、「本当に心穏やかな時を持ちたい」と母に言ったところ、「死ななきゃ持てないよ」と言われた。生きているうちに「本当に神聖な各々の一人の時を持つようにしたいものです」を実践できるとよいと思う。


・物が捨てられないタイプなので、流行のミニマリストを目指して整理したいと願っているが難しい。本文に「捨てられない人は過去に囚われている」とあり耳が痛い。小6国語教科書にある「時計の時間と心の時間」という文章の中に、「煩雑としたものの中にいると時間が長く感じられる」という研究結果が書いてある。子どもたちには時間を長く感じるから、机を綺麗にして勉強しようと言ったが、自分は家の中で実践できていない。全然忙しくないが、いつも自分が忙しいと感じている。生活を整えたいと願う。まずは捨てることから実践したい。


・「人間には静かな時、独りの時というものは入用なものです」とある。海外在住の娘孫が帰ったので余裕はあるはずなのに、様々なタスクのため独り静かに考える時間があまり持てていない。

自分自身は過去を思い巡らしたり、過去に引きずられることは少ないと思う。

題名のプロレタリア週末旅行は、主日に独りの静かな時間を持つことを言っているんだなと分かった。


・子どもが学校に行くと主婦にも意外と時間がある。土曜日の補習校の授業を終え、授業報告を書き終えた後の開放感。主日の礼拝はリフレッシュの時。プロレタリア週末旅行のリフレッシュ気分が分かる。


・ソウル市内に越してから土曜日に補習校に通うのが週末旅行のようになっている。通勤する平日とは気分を変えて補習校に向かえている。文章を読み、1週間の見通し、計画を立てていくことが大事だと分かった。


・子育て時代にはなかったが、静かな独りの時が今は結構ある。特にしたいことが思い浮かばず、しなければならないことがない日は、体は休まるが満足感がない。やるべきことがあった方が生活に張りが出るように思う。



🎤「われらの研究室」感想

・家庭を研究室のようなところと考えて日頃過ごせているかを振り返った。読みながら、地域の人に向けて講習会などしたいという願いが湧き上がった。


・研究室は後ろ向きではなく、新しいことをしようとする場所だと気づいた。友の会会員として研究室の一員にさせてもらっているが、家庭が研究室と心に留めて日々暮らせていなかった。研究室というマインドがあれば、日々の家事を工夫できるようになると思う。今日から頑張る。


・詩を読んだだけではここでいう研究室が何か分からなかったが、皆の感想を聞いて納得できた。


・24年5月号婦人之友に檀太郎さんの記事「福岡県能古島から世界の味」が掲載されている。紹介している料理が面白く、夫が大ファンなので真似て作り、毎日研究に勤しんでいる。その他にも電気釜でハム作り、パン焼きなど、一生懸命研究し、我が家の台所が研究室になっている。


・友の会は研究室というのが理解できる。集まりでみんなで作ったものを家で作ってみたり、先日は集まりでした換気扇掃除を自分の家でもしてみた。アドバイスに従いお湯をかけてから掃除したら油汚れがよく落ちてピカピカになった。友の会はまさに研究室だと思う。


・自分にとって研究室はどこか、その研究室での自分の役割は何かを考えさせられた。


・家庭そのものが研究室という考え方で、家庭で実験し、その結果を友の会で共有し、また地域にも広めていくという信念の元に友の会は歩んでいる。

本文中に「今日も明日も次の日も我は進み往くべし(ルカ13:33)」の御言葉があった。羽仁吉一先生の字で書かれたこの御言葉は、額装されて各地の友の会にある。この箇所に書かれていたのかと気づくことができた。


📍今後の予定📍

・5月14日 集まり@会員宅

・5月22~23日 全国大会@東京(リーダー出席)



🎶集まりとこひつじ広場は、基本的に毎月各1回開催予定です。

🐑こひつじ文庫のご利用については、お問合せください。

🍀ソウル友の会の集まりに関心のある方はご連絡ください。seoultomonokai@gmail.com

2024年4月10日水曜日

2024年 4月 集まりのご報告

2024年4月9日(火)10:30〜14:00 @会員宅

参加者:6名

桜満開の韓国。24年度第一回の集まりがリーダー宅で行われました🌸

🌸プログラム

1)讃美歌
2)読書
3)生活勉強(1)
4)生活勉強(2)
5)昼食

🌸第1回大会決議

昭和5年にできた大会決議を読み、高い理想を心に刻みました。

🎶讃美歌 332番

愛唱歌にする人が多い讃美歌だそうです。

📕読書 「第二のエデンを作りましょう」(真理のかがやき)


大会に備え、事前に読むように指定されている箇所の中から今回は「第二のエデンを作りましょう」を読みました。


今年度の大会主題は「家計簿120年 真の合理的生活をたずねつつ 平和を願い 希望の種を育てる」です。

国土緑化、愛土運動のことと家計簿のできた経緯が書かれた箇所。

マンション住まいの人が多い韓国。畑を借りてでも農作業をしてみたい人、植物を上手に育てられないので敬遠しがちの人等、色々です。一軒家暮らしの人は日頃から愛土活動ができます。

以前は、4月5日が木を植える日で祝日だったそうです。
オンドルの燃料にするため薪にしてしまうため、多くの山が禿山になってしまっていたので、自分の木を管理するという子どもたちの活動もあったとのことです。
今はそのような祝日もありませんが、何らかの形で土を親しむ活動をしていきたいものです。

家計簿については、リーダーが今年度の抱負に「みんなで家計簿をつけます!」と書いたとのこと!
支出のあるたびに物価高を実感する今日この頃。
お金の管理の責任が夫に一任されている家庭もありますが、まずは自分のできる範囲からでも良いので、心機一転で家計簿記帳をみんなで励みたいと思います。

📈生活勉強(1)

今回は3つについてみんなで見合いました。

①2週間の牛乳の買い物調べ
100g単価も各家庭でバラバラ。
摂取量は、子育て家庭のほとんどがだいぶ不足していることがわかりました。
目安の摂取量が把握できていない家庭もありますので、次の表を参考にして計算してみてください。


②トイレットペーパーの1回の使用量

普段お手洗いを利用する際に使用するトイレットペーパーの量を意識せずに計測した結果を見合いました。
韓国で売られているトイレットペーパーは3枚重ねが多く日本よりも厚いので、長さは比較的短くなっています。
それでも、最短の人は30cm、最長の人は102cmと開きがありました。
家でも話題に上げて、使い方を見直してみると良いと思います。

③靴の持ち数

靴の持ち数も6~42足と大きく開きがありました。
数が少ない人は、履けるところまで履いてから買い替えるというサイクル。
数の多い人は、以前働いていた時に履いていたドレスシューズを捨てずに所有しているとのこと。
処分を急がずに済んでいる理由の一つは、玄関の靴箱が大きいことだということも分かりました。

📎生活勉強(2)

①トイレ掃除

普段トイレ掃除をどのようにしているかを聞き合いました。
韓国の住宅の多くがユニットバスなので、シャワーをしながらトイレ掃除をする人が多く、主婦はゆっくり風呂にも入れないという意見も💦
便器の縁の内側は布でしっかり拭かなければキレイにならないということがよく分かりました。

②換気扇の掃除

会場のお宅の換気扇をセスキでつけ置きして掃除しました。
セスキを入れたお湯でつけておくだけでも油が浮き出しました!!
各自、家に帰って取り組みたいと思います!

🍴昼食(一品持ち寄り)


今月も美味しくいただきました😋

・プルコギライス(「くたびれないごはんつくり」(婦人之友社)より)
・煮なます(「今夜のおかず110」(婦人之友社)より)
・にんじんのきんぴら(同上)
・サーモンと玉ねぎのマリネ
・油淋鶏
・1kg野菜のポタージュ(「魔法の鍋帽子」(婦人之友社)より)


📍今後の予定📍

・4月17日 オンラインこひつじ広場

・5月14日 集まり@会員宅

・5月22~23日 全国大会@東京(リーダー出席)


🎶集まりとこひつじ広場は、基本的に毎月各1回開催予定です。

🐑こひつじ文庫のご利用については、お問合せください。

🍀ソウル友の会の集まりに関心のある方はご連絡ください。seoultomonokai@gmail.com

2024年3月20日水曜日

2024年 3月 集まりのご報告

2024年3月15日(金)

出席者7人、会員宅にて

23年度最後の集まりです。

📌プログラム

1)讃美歌
2)読書
3)24年度、係の抱負
4)昼食

🎵讃美歌228番

讃美歌担当の方が今回選んでくださった228番は、由木康氏が第1次世界大戦の時に作詞された讃美歌とのこと。

パレスチナとイスラエルの争いは、ラマダンでも停戦できない現状にあり、互いに共存はできないのか? 神の国が来ることを願うばかりです。


📕読書 「主婦と職業」(夫婦論)

夫婦論を引き続き通読しています。

今回のテーマも、話は尽きませんでした!

以下、感想です。

・(他人の家のことまで口出ししたい老人の話を読み、)老害というのは昔も今も変わらないと感じた。

疲れ切るまで働いてはならないが、汗が出るまでは働かなくてはならないと心新たにした。


・「疲れた」が口癖になっている。アメリカでは「疲れた」という言葉は、自己管理ができていないと捉えられる。働くのが当然という女性家族の中で生きてきたが、結婚して韓国に来て夫のお金を使うことに申し訳なさを感じていた。正しい経済的価値観を身につける必要があったと思う。

生活をもっと良くしたいという心がけがあるなら良くなる可能性はあるが、今に満足していると成長がない。

金になるかならないかは別にして、婦人が家にこもっているだけでなく外に向かうことは大事だと感じる。


・祖母が頭/脳に汗をかけと言っていたことを思い出した。

(この文章を参考に補習校の運営の仕組みを作ったのかという)今日の箇所にも通じるが、日本語補習授業校は、自他の才能の提供と利用(家事家計篇)を参考にして共助システムを作っている。


・時代に合った先見の明のある主張だと思う。

現代は主婦が余力があれば仕事する時代ではなく、家事は夫も分担する時代。しかし、現状は主婦がフルタイムで仕事をすると大変。労働体制がうまくできていないと感じる。生き甲斐も感じながら社会にも家庭にも力が出せるのが理想だが…。娘がシンガポールで就職活動中。仕事復帰には様々な葛藤があるようだ。


・お見合いをしていた時代を思い出した。結婚して無職になり、夫のお金を使えるかという壁にぶち当たったが、自由に使える額を教えてくれて、家族カードを渡されたので、安心して使えた。

フルタイムは働く時間的余裕もなく、また職もなかなか見つけられない。時間の制約が短い現在の日本語教師等の働き方は贅沢で、頑張らなければと思う。自由に働かせてもらえて、また、友の会など外に出る機会もあって、とてもありがたい。


・子供の頃、母とは家にいるものだと思っていた。ご縁があって働くことになったが、専業主婦で新しい情報が入らず、旦那に愚痴言う生活にならずに済んでいる今の働き方には感謝している。一方で、忙しくて家のことが疎かになっていることを反省した。


・疲れ切るまで働いてはならないが、汗が出るまでは働かなくてはならないという言葉が響いた。

疲れて余裕がない時は子どもに当たってしまうことが多い。今は補習校の教師の仕事が張り合いになり、バランスよく生活させてもらってると感じてありがたい。


🌿24年度のこと

各係がそれぞれの抱負、してみたいことを話しました。

会員の生活勉強として、掃除(リーダーの希望‼️)、料理、家計、各種調べ物の希望、

また、対外的な活動としては、昨年度に引き続き友愛セールのためのバッグの製作、こひつじ文庫の運営、恒例のキムジャン。

子どもたちを交えたイベントや、

渉外活動としてのホームページやインスタの更新作業、

会計係に至るまで、

全員が抱負や思いを伝えました。

24年度リーダーを中心に繰り広げられる1年間に皆の期待が膨らみました!


🌸🍴昼食🍴🌸


ちらし寿司、せりのサラダ(婦人之友 24年2月号)、すまし汁、関東風桜餅、手作りパウンドケーキ、そしてたくさんの日本のお土産🇯🇵

3月なので、ひな祭りも思い起こしながらちらし寿司をいただきました。

韓国では3月3日をサムギョプサルの日と言います。

ちらし寿司を一生懸命用意しているのに、子どもがサムギョプサルが食べたいと言ったというエピソードなども聞いて、皆で笑いました😂

大変美味しかったです💕

📍今後の予定📍

・4月9日 集まり(会員宅)

・4月17日 オンラインこひつじ広場

🎶集まりとこひつじ広場は、基本的に毎月各1回開催予定です。

🐑こひつじ文庫のご利用については、お問合せください。

🍀ソウル友の会の集まりに関心のある方は、ご連絡ください。


2024年3月12日火曜日

2024年 3月 こひつじ広場のご報告

2024年3月12日

出席者7人、他友の会1人

新学期が始まり、心落ち着かない日々の合間の読書タイム📖

今回も読書を通して感想を聞き合うことで、新たなことを学び、立ち止まって日常を見つめ直す時を持つことができました💕



今日読んだ箇所は「ありがとう」(みどりごの心)です。


🎤感想


🚢当時、船と列車で英国に送り出すことができたのは、友の会、自由学園、婦人之友社の三団体に関わる人たちのおかげ、感謝だと書いてあった。

この度、次年度リーダーとして全国大会に行くことを決意した。

一年前では考えられない展開。

快諾してくれた夫にも、招待してくださる全国友の会の方々にも感謝しなければならない。

在会年数が少ない者が行ける場所なのかと緊張と不安があるが、機会をいただけたことに感謝し、良い準備をしていきたいと思っている。


👭冬休みの日本帰省中に子ども達をあちこち連れて行ってくれた人たちがいた。

韓国にいても、助けが必要な時に友の会の人が子どもを預かってくれたりと、このような人とのつながりに感謝している。


💓最後の一文

「私は多くの他力によって、真実に心置きなく、婦人之友と自由学園と友の会と、その中に流れる同じ一つの精神の養成と発揮のために、身も心も献げられる境遇に導き出されていることを、最後にまたありがとうありがとうと言わざるを得ない。」を読んで、補習校などにありがとうと思った。


🏠ひばりヶ丘の土地の分譲の話、学園経営の費用を父母会が寄付して支えることになった話、婦人之友の予約販売法の話などを読み、大変なことを正直に伝えることや、思い切った発想の大切さを感じる。

友の会が隅の首石(おやいし)になるという願いを持って歩まれたことを読み、現状は厳しいができることからやっていきたいと改めて感じている。


🚂1968年、フィンランドで開催された世界学生総会に日本の学生代表として参加した。

横浜から乗船し、シベリア鉄道に乗って向かった。海外旅行が解禁したのは1964年、航空券はまだ高かった時代。フィンランド以外にも、旧ソ連、フランス、イタリア等にも立ち寄った。チェコでは民主化運動が始まっていたが、ソ連軍が武力侵攻していた。

帰りはインドやタイといった第三世界の現実も見ることができた。激動の時代に世界を目の当たりにできたことを思い出した。

恵子先生が英国に渡ったのは、昭和5年。もっと大変だったのではないか。

📚婦人之友の予約販売は合理的で、先見の明があると感じる。

👫学生に学校の経営の話を全てしてしまったところの夫婦の話を読み、ミスタ羽仁の対応が紳士的だと思った。


👐羽仁先生が学校の経営について正直に語ったことで、助けの手が伸ばされたという部分を読み、日常の中でも意外なところから助けがさっと与えられた経験を思い出した。正直に人に話すこと、人に頼ることも大切だと感じた。

「危険区域が広くなることは、希望区域が広くなることだ」という表現が良い。外に向かって行くことの大切さを改めて感じる。


📝高3の娘が希望する進路について、母親自身が心配で後押しできていないところがある。自分が危険区域を予防しようとしているのだと思う。母自身が成長しなければいけないと感じた。


💨出版社で勤めていた頃、返本を断裁処分業者に運びながら勿体無いと思っていた。婦人之友は早々とこのことをしていたという話を読んで、ミセス羽仁は「気がついて行動する力」がすごいと思った。当時、どれくらいの部数が出ていたのかが気になる。

娘を日本に送り出す時を目前に控え、不安も多いが、自分が知らないところで子どもの世界が広がることが、子どもにも、また自分にもプラスになることを願う。危険区域と希望区域という言葉が印象に残った。


その他


読書の後は、先輩会員から受験生の子どもを持つ親へのアドバイスの時間。

友の会会員の子どもたちは、互いに身近に成長を見守ってきた子たちです。
みんなでよい道が開かれるように、祈っていきたいと思います。


📍次回


417()20:00からです。

2024年2月14日水曜日

2024年 2月 こひつじ広場のご報告

 2024213

出席者6人、他友の会1人


今月も冬休み中のため、韓国と日本からの参加です。



「良夜」と「我々の住む所」(みどりごの心)を読みました。


「我々の住む所」は友の会の真髄を表す代表的な文章とのこと。

冒頭にあった南沢の分譲のことなども話を聞くことができました。


感想です。


・1980年代、北欧では男女共働きの流れがあったが、日本は男女分業政策が続き、男が外で働き、母が家庭の中で一切の責任を担う構造が続いてしまった。

昔の早飯の問題は、インスタント食品の発達に形を変え、家庭生活を豊かにするのではなく、楽に楽にという時代になっているように思う。

家庭生活から社会を変えていくというのはなかなか難しい。


・個人主義が多いと感じる。社会に迷惑かけず、役立つ人を育てたいと思って子育てしている。みんな、公の子どもなのではないかと考えている。


・家の中と外を別物と考えて生活していたが、家庭は公であるという考えが必要であり、一家庭の問題はその中だけの問題ではないことがわかった。

日本帰省中に廃棄農作物を買ってみたが、高齢の両親が続けるにはオンライン注文の壁がある。大事な活動がうまく広がっていけばよいと思う。


・女性の社会進出と、家庭生活の質の維持向上の両立が難しい時代。家庭の問題を教育現場の責任にする風潮もある。家庭を疎かにせず、もっと大事にすべきだと思う。


・韓国の学校現場でも、最後のひとりまで寄り添うことが難しく、学校に対する親の要求が理不尽なレベルになっているようだ。


・裏長屋から金紗な着物を着て出ることのないように、分相応の暮らしをしたいと願ってきた。

「一つの家庭(いえ)を本当の意味で、正しく明らかに愛深きものに成長させて行くこと、それが出来る人は大人物です。そういう家に自分の家をしたいと思って、本気な祈りを持っている人は、自分ばかりでなく、家中の人を、輝いた人間にする学校の校長です。」

私たちの住む社会、家庭を公の一部と捉え、特に友の会の仕事は公の仕事と思って取り組んできた。まだまだ働かなければならない所がたくさんあるので、頑張りたい。


・日本帰省中に、実家の近いソウル友の会会員の子どもを預かった。海外暮らしで家族のように暮らしているので違和感も抵抗感もなかったが、子育て中の日本の友人に驚かれた。

互いに迷惑をかけてはいけないという風潮があるようだ。

個人主義が進み、忙しすぎて周囲の人と人間関係が築けていないようだと感じた。

海外で暮らしていても、信頼のおける友達がいることが幸せである。


・公の子どもとして育てるというところに目が開かれた。



その他


読書の後は、恒例の暮らしの中の小さな相談の時間。

今回は、週末友達同士でショッピングモールに遊びに行く小学生の子ども。送り迎えを協力しないか、と子どもの友達の親御さんに提案するのはどうなの?という相談事でした。


・最近の親たちは、人と関わるのが面倒くさいようだ。

日本は御礼の文化があるため、余計に面倒なのかもしれない。


・迷惑をかけないと人間関係が切れてしまう。

迷惑をかけられても、迷惑かけても互いに許せる人でありたい。

ごめんね、いいよと言い合える世の中になれば、平和な世界になると思う。


今月も読書を通し、また感想を分かち合う時間を持つことで、それぞれが生活を見直し、いろいろ考えることができました。



📍次回は312()20:00からです。

2024年1月18日木曜日

2024年 1月 こひつじ広場のご報告

 2024年1月17日

出席者5人、他友の会1人

韓国と日本からオンラインで


一家総動員(みどりごの心)


友の会も韓国の学校も冬休みに入り、大半の会員が日本に帰省中。

そのため、1、2月はオンラインのこひつじ広場のみ行います。



羽仁先生のいう「一家総動員」とは、家庭の各人がそれぞれなすべきことを同じ志を持って果たしていくこと。

幼児もふくめ、人格的に扱うことが大切だと書かれています。

このような家庭の姿に対し、憧れるという意見が多く聞かれました。



日本国内の友の会でもよく読まれる箇所ということですが、この文章のような一家総動員の家庭に憧れるということは、実現が難しいことの裏返しであるという感想も。



末尾に一言、忠告が添えられています。


主婦たちが良いと思ったことを家族が理解していないうちに強制するのは一家総動員の精神を壊す。


まずは、互いに思いを聞き合い、十分に話し合う時間を持つこと。互いを理解し合うこと。

社会の最小単位の家庭から、このことを大切にしたいと改めて思わされました。




その他


会員の一人が昨年末に国際交流基金の出張で日本に訪れ、世界各地の関係者と会議を行ったことを受け、継承日本語という概念の啓蒙について当事者としての意見も聞き合いました。


また、暮らしの中の悩みを分かち合い、解決のヒントを得る時間も持ちました。



今月も日頃の生活を落ち着いて見直すよい時間を過ごせました。



次回は2月13日(火)20:00からです。