2024年3月12日火曜日

2024年 3月 こひつじ広場のご報告

2024年3月12日

出席者7人、他友の会1人

新学期が始まり、心落ち着かない日々の合間の読書タイム📖

今回も読書を通して感想を聞き合うことで、新たなことを学び、立ち止まって日常を見つめ直す時を持つことができました💕



今日読んだ箇所は「ありがとう」(みどりごの心)です。


🎤感想


🚢当時、船と列車で英国に送り出すことができたのは、友の会、自由学園、婦人之友社の三団体に関わる人たちのおかげ、感謝だと書いてあった。

この度、次年度リーダーとして全国大会に行くことを決意した。

一年前では考えられない展開。

快諾してくれた夫にも、招待してくださる全国友の会の方々にも感謝しなければならない。

在会年数が少ない者が行ける場所なのかと緊張と不安があるが、機会をいただけたことに感謝し、良い準備をしていきたいと思っている。


👭冬休みの日本帰省中に子ども達をあちこち連れて行ってくれた人たちがいた。

韓国にいても、助けが必要な時に友の会の人が子どもを預かってくれたりと、このような人とのつながりに感謝している。


💓最後の一文

「私は多くの他力によって、真実に心置きなく、婦人之友と自由学園と友の会と、その中に流れる同じ一つの精神の養成と発揮のために、身も心も献げられる境遇に導き出されていることを、最後にまたありがとうありがとうと言わざるを得ない。」を読んで、補習校などにありがとうと思った。


🏠ひばりヶ丘の土地の分譲の話、学園経営の費用を父母会が寄付して支えることになった話、婦人之友の予約販売法の話などを読み、大変なことを正直に伝えることや、思い切った発想の大切さを感じる。

友の会が隅の首石(おやいし)になるという願いを持って歩まれたことを読み、現状は厳しいができることからやっていきたいと改めて感じている。


🚂1968年、フィンランドで開催された世界学生総会に日本の学生代表として参加した。

横浜から乗船し、シベリア鉄道に乗って向かった。海外旅行が解禁したのは1964年、航空券はまだ高かった時代。フィンランド以外にも、旧ソ連、フランス、イタリア等にも立ち寄った。チェコでは民主化運動が始まっていたが、ソ連軍が武力侵攻していた。

帰りはインドやタイといった第三世界の現実も見ることができた。激動の時代に世界を目の当たりにできたことを思い出した。

恵子先生が英国に渡ったのは、昭和5年。もっと大変だったのではないか。

📚婦人之友の予約販売は合理的で、先見の明があると感じる。

👫学生に学校の経営の話を全てしてしまったところの夫婦の話を読み、ミスタ羽仁の対応が紳士的だと思った。


👐羽仁先生が学校の経営について正直に語ったことで、助けの手が伸ばされたという部分を読み、日常の中でも意外なところから助けがさっと与えられた経験を思い出した。正直に人に話すこと、人に頼ることも大切だと感じた。

「危険区域が広くなることは、希望区域が広くなることだ」という表現が良い。外に向かって行くことの大切さを改めて感じる。


📝高3の娘が希望する進路について、母親自身が心配で後押しできていないところがある。自分が危険区域を予防しようとしているのだと思う。母自身が成長しなければいけないと感じた。


💨出版社で勤めていた頃、返本を断裁処分業者に運びながら勿体無いと思っていた。婦人之友は早々とこのことをしていたという話を読んで、ミセス羽仁は「気がついて行動する力」がすごいと思った。当時、どれくらいの部数が出ていたのかが気になる。

娘を日本に送り出す時を目前に控え、不安も多いが、自分が知らないところで子どもの世界が広がることが、子どもにも、また自分にもプラスになることを願う。危険区域と希望区域という言葉が印象に残った。


その他


読書の後は、先輩会員から受験生の子どもを持つ親へのアドバイスの時間。

友の会会員の子どもたちは、互いに身近に成長を見守ってきた子たちです。
みんなでよい道が開かれるように、祈っていきたいと思います。


📍次回


417()20:00からです。

2024年2月14日水曜日

2024年 2月 こひつじ広場のご報告

 2024213

出席者6人、他友の会1人


今月も冬休み中のため、韓国と日本からの参加です。



「良夜」と「我々の住む所」(みどりごの心)を読みました。


「我々の住む所」は友の会の真髄を表す代表的な文章とのこと。

冒頭にあった南沢の分譲のことなども話を聞くことができました。


感想です。


・1980年代、北欧では男女共働きの流れがあったが、日本は男女分業政策が続き、男が外で働き、母が家庭の中で一切の責任を担う構造が続いてしまった。

昔の早飯の問題は、インスタント食品の発達に形を変え、家庭生活を豊かにするのではなく、楽に楽にという時代になっているように思う。

家庭生活から社会を変えていくというのはなかなか難しい。


・個人主義が多いと感じる。社会に迷惑かけず、役立つ人を育てたいと思って子育てしている。みんな、公の子どもなのではないかと考えている。


・家の中と外を別物と考えて生活していたが、家庭は公であるという考えが必要であり、一家庭の問題はその中だけの問題ではないことがわかった。

日本帰省中に廃棄農作物を買ってみたが、高齢の両親が続けるにはオンライン注文の壁がある。大事な活動がうまく広がっていけばよいと思う。


・女性の社会進出と、家庭生活の質の維持向上の両立が難しい時代。家庭の問題を教育現場の責任にする風潮もある。家庭を疎かにせず、もっと大事にすべきだと思う。


・韓国の学校現場でも、最後のひとりまで寄り添うことが難しく、学校に対する親の要求が理不尽なレベルになっているようだ。


・裏長屋から金紗な着物を着て出ることのないように、分相応の暮らしをしたいと願ってきた。

「一つの家庭(いえ)を本当の意味で、正しく明らかに愛深きものに成長させて行くこと、それが出来る人は大人物です。そういう家に自分の家をしたいと思って、本気な祈りを持っている人は、自分ばかりでなく、家中の人を、輝いた人間にする学校の校長です。」

私たちの住む社会、家庭を公の一部と捉え、特に友の会の仕事は公の仕事と思って取り組んできた。まだまだ働かなければならない所がたくさんあるので、頑張りたい。


・日本帰省中に、実家の近いソウル友の会会員の子どもを預かった。海外暮らしで家族のように暮らしているので違和感も抵抗感もなかったが、子育て中の日本の友人に驚かれた。

互いに迷惑をかけてはいけないという風潮があるようだ。

個人主義が進み、忙しすぎて周囲の人と人間関係が築けていないようだと感じた。

海外で暮らしていても、信頼のおける友達がいることが幸せである。


・公の子どもとして育てるというところに目が開かれた。



その他


読書の後は、恒例の暮らしの中の小さな相談の時間。

今回は、週末友達同士でショッピングモールに遊びに行く小学生の子ども。送り迎えを協力しないか、と子どもの友達の親御さんに提案するのはどうなの?という相談事でした。


・最近の親たちは、人と関わるのが面倒くさいようだ。

日本は御礼の文化があるため、余計に面倒なのかもしれない。


・迷惑をかけないと人間関係が切れてしまう。

迷惑をかけられても、迷惑かけても互いに許せる人でありたい。

ごめんね、いいよと言い合える世の中になれば、平和な世界になると思う。


今月も読書を通し、また感想を分かち合う時間を持つことで、それぞれが生活を見直し、いろいろ考えることができました。



📍次回は312()20:00からです。

2024年1月18日木曜日

2024年 1月 こひつじ広場のご報告

 2024年1月17日

出席者5人、他友の会1人

韓国と日本からオンラインで


一家総動員(みどりごの心)


友の会も韓国の学校も冬休みに入り、大半の会員が日本に帰省中。

そのため、1、2月はオンラインのこひつじ広場のみ行います。



羽仁先生のいう「一家総動員」とは、家庭の各人がそれぞれなすべきことを同じ志を持って果たしていくこと。

幼児もふくめ、人格的に扱うことが大切だと書かれています。

このような家庭の姿に対し、憧れるという意見が多く聞かれました。



日本国内の友の会でもよく読まれる箇所ということですが、この文章のような一家総動員の家庭に憧れるということは、実現が難しいことの裏返しであるという感想も。



末尾に一言、忠告が添えられています。


主婦たちが良いと思ったことを家族が理解していないうちに強制するのは一家総動員の精神を壊す。


まずは、互いに思いを聞き合い、十分に話し合う時間を持つこと。互いを理解し合うこと。

社会の最小単位の家庭から、このことを大切にしたいと改めて思わされました。




その他


会員の一人が昨年末に国際交流基金の出張で日本に訪れ、世界各地の関係者と会議を行ったことを受け、継承日本語という概念の啓蒙について当事者としての意見も聞き合いました。


また、暮らしの中の悩みを分かち合い、解決のヒントを得る時間も持ちました。



今月も日頃の生活を落ち着いて見直すよい時間を過ごせました。



次回は2月13日(火)20:00からです。

2023年12月11日月曜日

2023年 クリスマス会のご報告🎄

🎄2023年12月2日(土) 14:00~16:00 @教会🎄

出席者 大人7人、子ども11人

今年もソウル友の会恒例のクリスマス会を行いました🎁

会場はいつもとは違い、教会の一室をお借りしての開催でした。
全員が午前中に日本語補習校の授業を終えて集合。

はじめに、🎶もろびとこぞりてを賛美してスタート!
手作りシフォンケーキ3台🍰に加え
フルーツ、お菓子、ジュースが並ぶ🍇🍪🍹

デザートをいただきながら、
一人ずつ今年頑張ったことを一言ずつお話ししました。
子どもは縄跳び、宿題、習い事...
大人は授業、ヌビバッグ作り、読書、仕事...などなど
みんな迷わず頑張ったことが話せました💕

まずは恒例の日頃の成果を披露🎶

今年は、縄跳びも登場‼️

今回は残念ながらピアノがなかったので、
ピアノ組の成長は来年のお楽しみとなりました🎹

ゲームは狭い場所でも楽しめる、新聞乗りじゃんけん
ペアで新聞紙の上に乗って代表者とじゃんけんし、
負けたら新聞紙を半分に折っていくというもの。

弟を抱っこする姉!
ピッタリくっついて頑張る兄妹!
友達と抱き合う人!
お猿のように姉にぶら下がる妹!
ついには、弟をお姫様抱っこする姉まで登場😆

たいへん盛り上がりました💕


お次は、ハンドベル🔔
1オクターブ×2セットで、
全員で大合奏🔔
🎶もろびとこぞりて
🎶牧人ひつじを

ところどころ歯抜けの音があり、皆で大笑いしました❣️😆

そして最後は、日本に一時帰国していたリーダーが買ってきてくれたくじ引き💕
大人も子どもも、一つずつ日本のお菓子をもらいました!


友の会のクリスマス会の度に、
この一年も皆が無事で過ごすことができたこと、
そして韓国で家族のような仲間たちに出会えたことに、
感謝の思いで満たされます💕

2023年の残りの時も、
それぞれ感謝の気持ちを持って過ごせますように🎄


📍今後の予定📍
⛄️1~2月は日本帰省をする人が多いので、オフラインの定期の集まりはありません。
🐑オンラインのこひつじ広場は1月も開催予定です。
🎶集まりとこひつじ広場は、基本的に毎月各1回開催予定です。
🍀ソウル友の会の集まりに関心のある方は、ご連絡ください。

2023年12月6日水曜日

2023年 12月 こひつじ広場のご報告

 2023年12月6日

出席者8人、他友の会1人

Zoomにて

『自由』の生産と消費(「みどりごの心」より)


昭和5年に書かれた文章です。

一般に言われる「自由気まま」を意味する「自由」とは全く違う概念の「自由」について書かれています。


「本当の自由は血の価である、誰かの力の賜である」

「自由は生産されるもの、消費されるもの」

という言葉に驚いたと言う人が幾人もいました。



自分が享受している自由は当たり前のものではなく、誰かの犠牲の上に成り立ち、自分は人に助けられて生活していることに気づいた。だから、自分も人を助けていきたい。

このような感想も聞かれました。



「私に与えられている自由、それをよく使わしていただきましょう。けれども使い過ぎて私に許されない神の血や人の血を、そのために流すことをしないように。私に与えられている足らんとを用いて、自分の生きるためにも、他人の生きる助けのためにも、このなくてはならない自由をまた根かぎり生産しましょう。」(文中より)




また12月ということで、日本国内の友の会では、助けを必要としている人々に、米や味噌、本を送る活動を積極的にしていることを聞きました。


日雇い労働者の方々が持っていかれる中古本は、「枕にならず、枕元に置かれている」という話があったそうです。

私たちが多く持ち過ぎているものを、本当に必要な人のところにささげられるように、私たちも豊かな社会をつくるために自由を生産できる者となりたいです。




最後に、1~2月は日本に帰省する人が多いため、来年度の係決めをしました。

それぞれが気持ちよく役を引き受けることができました💕

2023年11月30日木曜日

2023年 黒澤さんを囲む会

 2023年11月21日(火)

参加者 会員5名&黒澤さん



🇰🇷中央部 黒澤さんご来韓🇰🇷


中央部の黒澤美恵子さんが韓国に来られるということで、お交わりの時間を頂戴しました☺️
黒澤さんには、2014年ソウル友の会創立当初から、婦人之友社の雑誌を定期購読の形で贈っていただいたり、必要な助けをいただいたりと、大変お世話になっています。

当日は、お食事をしながらさまざまな話をして、楽しく温かい時間を共に過ごさせていただきました。
お土産もたくさんいただきました🍪📚💕
また、中央部の皆さんともZoomでご挨拶をさせていただきました😊💻😊

年代と場所を越えて同じ志を持つ方と繋がることができることは、友の会の醍醐味です☺️



自然派食材を使った韓国料理

パンギョにて