2021年12月31日金曜日

2021年12月 こひつじ広場のご報告

 2021年12月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)



【日時】2021年12月22日(水)21:00~22:00

【参加者】会員10名


【読書】悩める友のために(上)より 

 「働きのない夫」、「果たして虚栄か」、「夫の地位に伴い得ぬ妻」


【感想】

・「隣の芝生は青い」と言うように、人は自分の与えられた境遇に満足できないものです。自分では気づかないけれど、自分の家なりの良いところがあるはずなので、隣の家をうらやむのではなく、自分の家に目を向けそれを探せていけたらいいなと思いました。


・一見、華やかに見える人でも、見えないところに痛みのようなものを持っていて、100%自分の人生に満足している人はいないのではないでしょうか。著作集には、「とげでない部分を楽しんで成長させる方に、本気に努力しなければならない」とあります。人の短所も、見方を変えれば長所になります。刺にばかりフォーカスしてしまって、子どもの良いところを見逃さないようにしたいです。


・たとえ、似た部分がなかったとしても、相手に興味を持つことは大切なのだと思います。それが、自分の苦手な部分を埋めてくれることもあるからです。実際に、夫の趣味が家のなかでとても役に立っています。夫の趣味の道具が増えて邪魔だと思うのではなく、これのお陰で助かっていると考えることが重要です。ものごと全てをそのようにポジティブにとらえ、相手に寄り添える人になりたいです。


・夫が歩み寄ってくれて、自分の趣味や、得意料理に関心を持ってくれることに感謝をしなければいけない立場なのに、逆に自分より興味を持ったり、得意になってしまうと対抗心が生まれてしまいます。反省しています。


・他人をうらやんでも幸せにならないと分かっているので、「ないものを数えるより、あるものを数えましょう。」という言葉を肝に銘じて生きています。あの家にはあれがあっていいなという気持ちが湧いたら、自分の家にはこれとこれがあるというように、あるものを数えるようにして心の平静を保っています。


・海外に夫の仕事の都合で来ると、日本では知り合わなかったような方と知り合うこともあり、その方たちと自分を比べてしまって、落ち込むことがあります。しかし、やはり人と比べることはよくないと考えを正すことができました。桜には桜の良さが、桃には桃の良さがあります。桃が桜にはなれないのです。それぞれに与えられた花の咲き方でいいのではないでしょうか。


・大人でも褒められると嬉しいものです。そして、人を褒めると自分も嬉しくなります。しかし、自分の子どもになると、素直に褒められなくなっている自分がいます。桜と桃のそれぞれの良いところを、ちゃんと褒めてあげられるようになりたいです。そして、自分が桜だと自覚しない限り、桃の実をうらやみながら綺麗な花は咲かせることはできません。自己肯定感というものは一人では生み出すことができないので、自分を知り、人と交わりながら生きて行けたらと思います。


 ここで悩みを打ち明けている女性は、夫のことを思い、夫の話を聞こうとしているなと感じると共に、夫婦間で言いたいことが言い合えない関係なのだとも感じました。ソウル友の会の会員の配偶者の方はみな韓国人です。心の壁だけではなく、言葉の壁もあります。そのため、より心を寄せて相手の話をよく聞く必要があるのだと、改めて感じました。


 今年最後の読書を通して、夫婦や家族のありかたを振り返り、よりよい関係を築いていけるヒントをまた得られました。反省することばかりですが、皆さんと一緒に考え直すきっかけができて、本当に感謝しています。



【ごあいさつ】

  2021年は、コロナ禍の今だからこそできることを考え、活動した一年でした。お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。来年も新しいことにチャレンジし、充実した一年にしたいです。これからも、ソウル友の会を温かく見守っていただければと思います。よいお年をお迎えください。


2021年12月21日火曜日

第8回 U6プロジェクト

 U6プロジェクトに参加しました!(オンライン)


【日時】 12月16日(木) 10:00~12:00, 13:00~15:00

【出席者】635名

 2019年にスタートしたU6プロジェクト。「子どものために私たちができることは何か?」をテーマに、今回で8回目を迎えました。


【内容】

午前の部:「りんごの木」代表 柴田愛子先生のお話
午後の部:各地友の会の活動報告、
     自由学園 小泉先生のお話、
     婦人之友社 中野さんのお話


◆午前の部

 柴田先生の著書である『こどものみかた 春夏秋冬』(福音館書店)より、ご自身の経験をお話しくださいました。最初、タイトルを聞いたときは、『味方』なのか『見方』なのか分からなかったのですが、「子どもの味方」になるための、「子どもの見方」という意味が込められているそうです。とても素敵なタイトルですよね。


 先生は、子供が生まれてきた以上、「生まれてきたよかった」と思える人生を生きて欲しいと、「子どもの心に寄り添う保育」をモットーに幼稚園を運営されてみえます。

 最初は、子どもの足しになる大人になりたいと、幼稚園教諭という仕事を選ばれたそうです。しかし、毎日の業務に追われて、一日に思い返すことは自分の反省点ばかり。子どもの成長を見る暇がないことに気づき、数年で辞められました。

 それから、子どもの足しになるためにはどうすればいいのかと、いくつもの研究会に所属され勉強を続けられましたが、どこも「保護者や先生にとってのいい子」の育て方ばかりを議論し、子どもの心に寄り添う研究会ではありませんでした。

 その頃の先生は、子どもを正しく育てることに拘りすぎて、頭で育てることばかりを考え、心で育てることの大切さに気付いていなかったのだそうです。勉強を続ける中、シンプルに子どもの側から見た世界を知り、子どもが何をしたいのかを考えることが重要であると気付かれました。

 そうして、できたのが「りんごの木」です。りんごの木では、子どもたちに振り回されながらも、子どもがやりたいことを見守り、子どもと一緒にやってみたりするそうです。


 あるとき、水道代の請求が何万円も来たことがあったのだとか。子どもが床に水たまりができるほど水道の水で遊んでいたためです。それでも先生は見守り、決して叱らず、子どもたちに相談されたのです。「先生、こんなにたくさん水道代を払うの嫌だな…。」と。そうしたら、子どもたちはそれから水道を出しっぱなしにしなくなり、水を無駄に使っている大人を注意をするようになったそうです。

 私なら、水道で遊んでいる子どもに対して無条件で、「水がもったいない!」と注意するでしょう。公共の場で我が子を叱るときの私たちは、他の子の後ろにいる大人の顔色を見ながら叱っている気がします。まさに、大人にとってのいい子の育て方です。


 泣いている子は、泣いている理由を聞いて欲しいわけではありません。「そうだよね。」と、共感して欲しいのです。だから、大人は子どもの様子をよく見て、言葉ではなく心を寄り添わせることが大切です。苦しいときに、帰ってくる場所になる必要があります。

 しかし、子どもに寄り添うということは、何でも子どもの言う通りになるということではありません。自分の譲れないものを見極め、NOはNOと言える「天からのNO」も必要です。


 3歳くらいまでの子どもは発想や感性が豊かです。寒い冬の朝、車のマフラーから出る湯気を見て「車が怒ってるね。」と言ったり、空が明るいのにまだ出ている月に向かって、「お月さま間違えてるよー。」と言ってみたり。

 そして、反抗期を経て自我が芽生えると、大人の指導がなくても、子どもはその子らしく育っていくものです。「何かが進化すれば、何かが退化する。」のです。

 「省略のない6歳までの育ち」を意識し、保護が必要な6歳までにたっぷりと保護して、子どもの楽しみや発見を奪わない子育てができればと思います。


 子どもは『AKU(あく)』であると言われます。本来子どもとは、A(危ない)、K(汚い)、U(うるさい)ものです。しかし、大人の私たちにとっての理想は、A(安全)、K(きれい)、U(美しい)子どもです。


 最近は、おせっかいな近所のおばちゃんが少なくなってきました。しかし今、『おせっかい』が子育て世帯には必要なのです。友の会は、これを実現させることができる集まりだと思います。ソウル友の会でも何ができるのか考え、子どもたちが生まれてきてよかったと思える世界を作れたらと思いました。


◆午後の部

 後半は、全国の友の会での活動内容をお聞きしました。コロナの中であっても活動を諦めず、オンラインであったり、友の家の庭や公園を利用して活動を続けてみえました。やらない決断は簡単ですが、この活動がなければ出会わなかった親子もいたのだと思うと、なくすことはできない活動であると感じました。


 それから、自由学園の幼児生活団通信グループの教材の説明や、婦人之友社の乳幼児グループの活動内容のお話をお伺いしました。

 自由学園の通信教材の名称は『イポッチ』というそうです。これは、「インナー・ポジティブ・スイッチ」を省略したものです。「知っていると、やったことがある」は全然違います。子どもがワクワクするように、教材を送る際の封筒にこだわったり、教材の軽減、デザインのリニューアルなどの努力を続けてみえました。

 婦人之友社の乳幼児グループは、76年の歴史があり、子どもの健康状態や衛生状態をよくし、子どもを守る目的で始められたそうです。グループでの活動の一つとして、一ヶ月の成長記録を付けてみえるのですが、卒業後希望があればその記録を返却しているそうです。ソウル友の会のメンバーの中にも、乳幼児グループに参加していた方がみえ、その時の記録や発行された「乳幼児だより」を大切に保管してみえました。



 どの活動もとても素晴らしく、友の会全体で子どもたちのために何ができるのかを考えるプロジェクトに参加でき、心温まる時間を過ごすことができました。




【ソウル友の会の活動について】

 残念ながら、今年もクリスマス会を開催することができませんでした。来年こそは、皆が集まれる日が来ることを祈りつつ、今年の活動は残すところ「こひつじ広場」だけとなりました。

 1月から学校が長い冬休みに入る韓国。通常であれば、日本に帰省される方が多く3月まで活動がないのですが、オンラインのいいところはどこにいても繋がれること。長い冬休み、どこかで集まりを持てたらと思います。


2021年11月28日日曜日

2021年11月 こひつじ広場のご報告

 2021年11月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)













【日時】2021年10月27日(水)21:00~22:00

【参加者】会員9名


【読書】悩める友のために(上)より 

 巻頭の言葉、「男の中で働く女の辛さ」、「情愛のない夫」


  今回から新しい著作集になりました。ソウル友の会はもちろんのこと、先輩会員の方も集まりの中で読書をする機会のなかった著作集とのことでした。皆さんとどんな語らいができるのかとても楽しみです。


【感想】

◆われらすべての悩み −巻頭の言葉−

 まずは、巻頭の言葉から拝読することに。著作集の題名から、昔の方の悩みを通して感想をただ述べるだけのものだと、気軽な気持ちで参加した集まりでしたが、巻頭の言葉の最後にある、これは「われらすべての悩み」なのだという言葉に考えを改めました。

 この手紙を書いた方々は、近くに真を語らえる仲間がいなかったのです。誰しも悩みを抱えて生きています。友の会の仲間たちは、共に喜び、悲しみに寄り添ってくれる存在です。今回の読書を通して、そのことを改めて思い起こさせてくれました。悩みがいつか自分の人生を極彩色に彩ってくれると信じています。


◆男の中で働く女の辛さ

・職種や職場、本人の価値観によって働き辛さの感じ方も違ったようです。時代が変わり、女性が働きやすい世の中になりましたが、今でも苦しんでいる女性はいるのではないでしょうか。


◆情愛のない夫

・今でも、情愛のない夫から離れられない人はいますが、昔のように自分の意思で別れることのできない時代とは違い、現代では考えられない状況だと思います。こんな人と自分の人生をかけて一緒にいなくてはならないなんて、とても辛く悲しい悩みだと思いました。

・女性が一人でも生きていける時代になったのだと実感しました。人々の価値観は、この手紙の書かれた時代とは大きく変わりましたが、人の中身はそれほど変わってはいないのではないかと思いました。


次回は、今年最後のこひつじ広場です。

こひつじ文庫、棚卸しのご報告

 こひつじ文庫の棚卸しをしました!


3000冊以上ある図書を一冊、一冊、大切に確認しています。この後、子どもたちが見つけやすいように並べ替えました。




















 二年ぶりに、こひつじ文庫の棚卸しができました!

 私が小学生のころ読んだ懐かしい図書がたくさん所蔵されており、改めてこひつじ文庫の素晴らしさを実感しました。海外で生活しながらこれだけの図書に触れることができる私たちは、本当に幸せだと思います。いつも私たちを気にかけ、お心を寄せてくださる皆さまのおかげだと、心から感謝しています。

 私が読んだ本を子どもが読み、そして感想を語り合える日が待ち遠しいです。




高橋さんがアイシングクッキーを作ってきてくださいました!可愛くて食べるのがもったいないです。








※こひつじ文庫の書籍一覧は、以下のページより閲覧できます。

https://librize.com/places/2463


 

2021年11月23日火曜日

2021年11月 集まりのご報告

   2021年11月 集まりのご報告(オンライン・オフライン)


 【日時】2021年11月18日 10:00~11:00

【参加者】会員8名、お客様1名


●プログラム

【讃美歌】520番 雑

【読書】思想しつつ生活しつつ(上) より「眼前主義を改めよ」


・子供は親をよく見ています。親が人を疑う姿を子供に見せると、そこから子供は人を疑うことを覚えます。著作集の中では、真実を語ることを「ワシントン」と言っています。いつまでも、ワシントンでいたいと思いました。

・日用品を買うことが主婦の仕事の3分の1を占めているそうです。韓国でもインターネットで何でも買え、食料品も夜のうちに注文すれば翌朝到着する便利さです。しかし、過剰包装によるゴミや、安いものが良いものという考えは、問題なのではないでしょうか。

・今の世の中は、「安い、早い、便利」で溢れています。だからこそ、それが本当に体にいいものなのか、環境にいいものなのかなどを、一人一人がよく考え見極める必要があると思います。そして、自分から買わないという行動をおこせば、何かが変わるのではないでしょうか。

・「今だけ、自分だけ、お金だけ」というのが今の時代の基準になっています。ここには、人のことが入っていません。自分以外の人のことを考えることを、私から、私たちの子どもから始めたいと思います。



●子どもグループの活動のご報告

お金について考えよう!!(オンライン)

 【 日時】2021年11月17日 19:00~

【参加者】14名



 以前から話題に上っていた「子どものおこづかい」について、子ども生活講習の第二弾として、オンラインで講習会を開催しました。なんと、バンコク友の会からも1名参加してくれました。


 まずは、お互いの国について簡単に確認したあと、お金について考えました。

  • お金はどこからやって来るのか?
  • 自分のお金を持っているか?
  • おこづかいって何? などなど

 その後、婦人之友社から出版されている「こづかいちょう」を使い、記入の仕方を詳しく学びました。大きなポイントは、予算から立てること。そして、使う「ことがら」を分けること。その中でも最も心に残ったのが「ひとのために」ということがらでした。募金や献金がこれに当たります。子どもの頃から思いやりの心を育てる大切なことがらだと思いました。

 親の私も考えさせられる、素晴らしい内容でした。子どもと改めてお金について考える機会を与えてもらえ、とても有意義な時間を過ごすことができました。


 違う国の子ども同士が近くに感じられる時間でもあった今回の講習会。時差などの問題もあり、全世界というわけにはいきませんが、これからも国を超えて繋がっていけたらと思いました。


次回:12月4日(土)
待ちに待った、クリスマス会です。子どもたちの合奏はどうなるでしょうか?
とても、楽しみです。

2021年11月22日月曜日

キムジャン(キムチ作り)のご報告

キムジャン(キムチ作り)をしました!!


【日時】2021年11月18日 11:00~14:00(オンライン・オフライン)

【参加者】会員8名、お客様1名













 11月から新型コロナの規制が緩和され、オフラインでもキムチ作りをすることができました。大皿さんが自宅を開放してくださり、農協で材料を買い出すところから始めました。白菜を塩漬けにするのは時間がかかるので、あらかじめ塩漬けしてある白菜を選ぶことに。一箱10キロから購入可能です。写真右上の白菜が一箱に入っている量です。キムチの味を左右するコチュカル(粉唐辛子)も色々な種類があり、買い物だけでも一苦労でした。


 買い物から戻ったら、白菜をザルにあけ、水分を切っている間にヤンニョム(薬味)作りに取り掛かりました。野菜を切ったり、にんにくをすりおろしたり、みんなで手分けして行いました。



これよりも大きなタライが、韓国の家庭にはあります。











コチュカルと調味料を入れたら、よく混ぜてヤンニョムのできあがりです。











ここに、よく水分を切った白菜を入れ、一枚ずつ丁寧に葉と葉の間にヤンニョムを塗っていきます。



芯の部分に塗るのは思ったより難しかったです。










 在韓10年以上の会員ばかりですが、私も含めキムジャン初心者がちらほら。たった10キロ漬けただけでもドッと疲れてしまいました。でも、終わった後のポッサム(茹で豚)は最高に美味しかったです。韓国人はこれを食べるために、キムジャンを頑張っていると言ってもいいほどです。何より、久しぶりに会員と食卓を囲む時間が、疲れを忘れさせてくれました。

















 今回は、櫻井さんのご指導のもと、初めてでしたが美味しいキムチを作ることができました。ありがとうございました。韓国人の夫も久しぶりのキムジャンのキムチに、美味しいと感激していました。こんなに喜んでくれるなら、来年も頑張れそうです。

2021年11月16日火曜日

寄贈書籍のご紹介

寄贈書籍のご紹介












 以前、こひつじ広場に参加してくださったバンコク友の会のT様より、貴重な書籍をご恵贈いただきました。

 書籍だけでなく、かるたやドリルまでお送りいただき、お心遣いに感謝いたします。子どもたちと共に、大切に読ませていただきます。


※こひつじ文庫の書籍一覧は、以下のページより閲覧できます。

https://librize.com/places/2463

2021年10月31日日曜日

2021年10月 こひつじ広場のご報告

  2021年10月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)


【日時】2021年10月27日(水)21:00~22:00

【参加者】会員8名


  今回もバンコク友の会から1名参加してくださいました。今月から有職者の方も参加できるよう、夜に開催することに。オンラインならではの試みです。


【読書】家庭教育篇より 子供自身の経験の中から「よい生活」

【感想】

・目標を持って、自分たちで生活をより良いものにしていきたいという姿勢が、とても素晴らしいと思いました。目標のない生活は充実感がない上に、ただ一日を過ごすだけで反省も達成感もないので、余計に疲れてしまうのだと思います。これからは、何かを意識して生活していきたいと思いました。


・家族の中で私一人でもよい生活をしていれば、家族全員がそのようになっていくのではないかと思いました。


・「疲れた」という言葉が口癖になっています。その一言は、家族の中の雰囲気をこわしてしまうことは分かっていますが、家族に対する甘えからつい口に出してしまいます。ネガティブな言葉を発することはよくないと、学生時代に指摘されたことを思い出しました。気を付けたいと思います。


・夕食のときなどに、家族と話す時間を持ち、今日も一日いい日だったと思いながら一日を終えたいです。私もよく「疲れた」と言ってしまうのですが、言っていない人はどうして言わないのかということを観察してみようと思いました。


・礼拝の時間を持つことで、一日や一週間を振り返ることができます。このような時間を持てることに感謝し、これからも大切にしていきたいと思います。


・「心に余裕がないと」という言葉が印象に残りました。実際に、予定と違うことが起きると子供に当たってしまうことがあります。心に余裕があれば、落ち着いて行動できるはずです。また、余裕のある生活という点から、家に物が多いことが気になっています。今の家は収納スペースが少ないので、物が目について余計にイライラしてしまいます。持ち物は必要な分だけを心掛け、空間にも余裕を持ちたいと思いました。


・子供が宿題など、やることが多く寝る時間が遅くなりがちです。早く寝て、朝やれればいいのですが、なかなかうまくいきませ。子供たちの時間の使い方について、友の会の子供たちで話し合う時間をもてたらと思います。


・昼間は慌ただしく集中できないので、夜静かな時にやろうと思うのですが、結局やれなくて夜更かしをするだけに終わることが多々あります。そうすると、朝も早く起きられなくなります。私自身が早く起きて音や匂いを出せば、自然と子供たちも起きてくるのではないでしょうか。朝早く起きて、余裕を持って子供たちを学校に送り出したいです。


・朝起きたら、今日やらなければならないことを書き出すのですが、できないことが多いです。時間的にではなく、気力がなくやらないこともあるので、いまいちど自分の生活を見直したいと思いました



 今回も前回同様、自由学園の子供たちの考えを通して、私の生活の反省点を多く知らしめられた気がしました。韓国の学校は、9時から始まるところが殆どで、日本にいたころは6時に起きていた私も、今では7時過ぎに起きるようになってしまいました。まずは、規則正しい生活の基本である、早寝早起きから初めてみようと思います。



















2021年10月18日月曜日

2021年10月 集まりのご報告

  2021年10月 集まりのご報告(オンライン)












【日時】2021年10月13日 10:00~12:00

【参加者】会員9名、お客様2名


●プログラム

【讃美歌】369番 勤労


【調理実習】 おうちで福神漬けを作ろう!!

 お客さまも迎え、バンコク友の会の方から教えていただいたレシピを用いて、オンラインで福神漬け作りに挑戦しました。














事前に野菜を切り、塩に漬けるところまでを済ませていたので、個性豊かな福神漬けが出来上がりました!


 韓国にも醤油やお酢はあるのですが、日本のものと微妙に違うため、どっちの醤油を使うのか、どれくらい入れるのかなど、みんなで話しながら調理でき、とても楽しい時間を過ごすことができました。また、みなさんのご自宅のキッチンも垣間見れ、新鮮な気持ちにもなりました。子どもにも好評で、こんなに簡単に家庭でも福神漬けを作れるなんて。感激です!!



【読書】かぞくのじかん秋の号より 羽仁もと子のことば「間違いを恐れずに」


・子供には失敗してもいいから、自分のすることに自信をもってもらいたいです。


・自分に自信を持つことはいいことですが、自尊心が強すぎて人の言うことを聞かなくなるのではないかと心配になります。しかし、幼いころはそれがその子の個性でもあるので、周りにいる人を気遣って、親が子供の自信過剰な発言を阻止する必要はないと思います。いずれ、子供自身がそのことに気が付く日が来るので、それまでは見守ることが大切なのでないでしょうか。


・自信満々な子供の発言の間違いを指摘することは必要ですが、まずは知っていることを褒めた後に、訂正することが必要だと思います。


・子供の悪いところを指摘することを辞めたら、自分自身も楽になり子供の言動にも変化が現れました。母親に心の余裕がないと、褒める気持ちも起こらないので、心がゆったりとしているときに、今までできなかった愛情をたっぷり表現できたらと思います。


・現地校で子供が自己評価をするとき、低く付けたことに対して担任の先生から、「もっと褒めてあげて欲しい。」と、指摘されてしまいました。韓国人は自分に自信を持っている人が多いと感じるのですが、日本人は自分を下げ、謙遜することが美学と思われているところがあります。韓国で子育てをする中でも、人より前に出すぎると、つい注意してしまっていたことが、子供の自己評価にもつながったのかもしれません。先生から、「毎日、サランヘヨ(大好き)と言ってあげてください。」と、私自身が宿題を出されてしまいました。韓国人のように言葉による愛情表現は難しくても、もっと褒めてあげようと思います。


・子供が幼いころ、韓国人の母親は日本人から見ると恥ずかしくなるほどの愛情表現をするのに、私は頭を撫でる程度でした。褒めるときも、成績が良いと褒め、それ以外のことではあまり褒めなかった気がします。子供が大人になってから、もっと褒めてほしかったと言われ反省しました。子供の成長過程で褒めることはとても重要です。また、その子の良さを認めることも大切だと思います。


 私自身も失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦し、その姿を子どもに見せていけたらと、改めて感じました。今回はお客様も交えた読書で、感想もお伺いすることができ、貴重な時間になりました。


【クリスマス会について】

 クリスマス会にて、子どもたちがそれぞれ得意な楽器で合奏をすることになりました。バイオリン、ピアノ、リコーダー、オカリナ、鉄琴、カリンバ、キーボード、ピアニカ、トライアングル、タンバリン、カスタネット、母たちは演奏に合わせて歌います。それぞれのパートも決まり、子どもたちは練習に励んでいます。今からクリスマス会が楽しみです。


次回:11月18日 10:00~ キムチ作り(キムジャン)を行います。

2021年10月4日月曜日

2021年9月 こひつじ広場のご報告

   2021年9月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)












【日時】2021年9月29日(水)10:00~12:00

【参加者】会員13名


 今回は、なんとバンコク友の会から5名のお客様がいらっしゃいました。もうすでに日本に帰国された方もみえ、会員数が減ってしまったこともあり、残念ながら現在は活動を休止されているそうです。バンコクと日本の学校の違いや、現在のバンコクの様子などもお話しいただき、とても充実した集まりを持つことができました。


【読書】家庭教育篇より 子供自身の経験の中から「言葉と服装」

【感想】

●言葉について

・子供たちには、親しみのこもった、相手を重んじる言葉を話してもらいたいです。海外にいると日本語を耳にする機会が少ないため、乱暴な言葉を覚えてもどこで使ってもいいのか分からずとにかく発するので、正しく指導していかなければと思います。

・なるべく子供には自分で考えられるようにと、普段から「どうしたらいいかな?」と、考えさせるような言葉がけをしています。しかし、余裕がないとつい口出しをしてしまい、反省しています。

・「自分の心から出る真実な言葉を自分らしく話すのが、私たちにとって最もよい言葉なのではないか」という意見にとても共感しました。子供たちにも真実な言葉を話してもらいたいです。

・最近、日本の学校では、いじめをなくす意味でも、男女関係なく苗字のあとに「さん」をつけて呼びます。ある日、子供が友達の話をしたとき、「○○さん」と言うので女の子だと思ったら、男の子のことだったことがありました。みんなが同じだと、子供がどのような人間関係で学校生活を送っているのか分からず困るのですが、時代に合わせて言葉も変化しているのだと感じました。しかし、日本特有の「くん」や「ちゃん」のような聞いてすぐ間柄が分かる呼び方も、あってもいいのではないかと思います。

・親が自分の両親に対して普段から敬語を使うので、それを見ていた子供たちの言葉が自然に育ち、教育上言葉で悩むことはありませんでした。韓国でも、教育的にいいからと両親がお互い敬語で話すようにしている家庭があります。そのおかげなのか、子供たちは穏やかな性格で落ち着いている気がします。敬語を使わないと親近感は湧きますが、子供たちの言葉の成長を考えたとき、家庭内での敬語も必要なのではないかと思いました。

・韓国では、いじめをなくすために、友達同士でも敬語を話すことが義務づけられた学校がありました。

・自由学園の寮では、中学生から大学生までが同じ部屋で生活するので、上級性や下級生に関係なく丁寧語で話していたため、生活の中で自然と誰とでも丁寧語を話すという習慣が身に付きました。西洋では誰にでも同じ言葉を使っています。このように、日本語でも立場に関係なく丁寧語で話すようにすれば、それが一番楽なのかもしれません。


●服装について

・自分の学生時代は、とにかく人と違うものや流行のものを選び、自分に合う服装を意識していなかった気がします。子供が流行の服を着たい気持ちは分かりますが、流行に流されず自分が素敵に見える服装を見つけてもらいたいです。

・最近は、自由に外出もできず人にも会えないため、身だしなみに気を使わなくなってしまいました。

・自分に合う色を診断し、洋服はその色しか買わないようにしている方がいます。そうすると、どの服を合わせても合わないことはないですし、買う時も慎重になって無駄な買い物がなくなります。とても良い、考えだと思いました。

・日本の学校は、服装や持ち物などの規制がない場合でも、華美なものは好まれず、校風に合った範囲でという縛りがある気がします。

・私は、自分に合う服装について学校で学んだ記憶がありません。TPOに合った服装に関しての知識は親や周囲の人から学んだ気がします。学校でも、自分に合った服装に関する教育をしてもいいのではないかと思いました。


 今回は、自由学園の子供たちの「言葉」と「服装」に関する考えを拝読しました。これを読んだみなさんの第一の感想は、10代の子がこれだけの意見を持っていることに驚いたというものでした。この時代に、はっきりと自分の考えを発言できる生徒を育て、また発表する場を設けた自由学園の素晴らしさを改めて実感しました。服装一つとっても、まだ私の好みのものを着ている我が子ですが、自分で考え、自分に合ったものを選べる人になってもらいたいと思いました。

 バンコク友の会の方たちとは、読書のあと2つのグループに分かれ、談話の時間を持ちました。そのとき、こひつじ文庫の話になり、バンコクで読まなくなった図書を送ってくださることになりました。その思いやりに感謝いたします。今後は、子供たちも交えてさらに交流を続けて行けたらと思っています。オンラインで繋がった縁を大切にし、今後もいろいろな地域の方と、このような繋がりを持てたらと願っています。


バンコク友の会のみなさま、お忙しい中ご参加いただき、本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています!!

2021年9月22日水曜日

2021年9月 集まりのご報告

  2021年9月 集まりのご報告(オンライン)












【日時】2021年9月15日 21:00~22:30

【参加者】会員11名、お客様1名


●プログラム

【讃美歌】195番 キリストにはかえられません

【読書】思想しつつ生活しつつ(上) より「何のために働くか」


・冒頭の、「天国に行くために働いている」という言葉に衝撃を受けました。そんなことを考えたこともなかったからです。ほとんどの人が仕事をする目的は、社会的地位や生活費のためなどではないでしょうか。


・「仕事がなければ、明日はない」という言葉を目にしたとき、改めて自分にとっての『仕事』とは何なのかを考えさせられました。


・天国を望んで働くべきか、この世の成功を目標として働くべきか。仕事で成功した人を実際に目にしてきましたが、成功のために努力することが悪いこととは思いません。しかし、その後の行動が大切で、社会のために貢献している人は素晴らしいと思います。


・幼い我が子を亡くした著者の、「天国に行くために働く」という生き方には及ばないですが、自分に与えられたものを最大限使って、人のために活かせる仕事をしていきたいです。そして、今は子どものために、いなくてはならない存在なのだから、健康にも気を使い毎日を精一杯生きたいと思います。


・自分がどんな最期を迎えるかは分からないですが、いつその日が来ても悔いの残らないような生き方をしたいと思いました。大きいことも、小さいことも全て自分に与えられた『仕事』です。だから、小さいことから目を背けず、その都度、その都度、向き合っていきたいと思います。


・以前は、この世での成功が自分の原動力でしたが、今は自分の成功に関係なく、自分のもとに来た仕事を「今、自分ができるから、与えられたんだ」と前向きに考えられるようになりました。


・自分はどちらかというと真面目な方ですが、ときどき不真面目になりたい時があります。ただ、そう思うと何故か『仕事』が舞い込んできます。真面目になりなさいという戒めなのかもしれません。与えられたことに感謝をもって、今後も真面目に働いていきたいと改めて思いました。


・大学卒業当時、就職難でした。最初は、仕事があってお給料がもらえるだけ感謝でしたが、しばらくするとお金のために働いてる状態になってしまいました。しかし今は、お金とは関係なく自分の力を出す場を与えられ、自分が生かされてる実感があります。感謝しかありません。


・人には、誰かの役に立ちたいという欲求があり、それが満たされることで幸せを感じるそうです。韓国で仕事を見つけることは難しいですが、私が役に立てる場所を少しずつ探していきたいと思います。


 この文章を書かれたときの著者は30代前半でした。私よりはるかに若い年齢のころから、天国に行くためだけに懸命に働いてみえたのです。今の私の『仕事』は、子どもたちに日本語を継承することです。お金を稼ぐための仕事ではありません。しかし、日本で生活していたら経験できなかった仕事です。この仕事を与えられたことに感謝しています。そして、いつかはこの仕事を終える日が来ます。次にどんな仕事を与えられるのか。自分には何ができるのか。常に考えながら、一日一日を大切に生きていきたいです。



【今後の活動について】

 バンコク友の会からアイデアをいただき、『福神漬け』を作ることになりました。事前に野菜は塩漬けしておき、その後の工程をオンラインにて皆で一緒に行います。カレーにもキムチの韓国で福神漬けが食べられるなんて。楽しみです!


次回:10月13日 10:00~ 今後の活動について内容を詰めていきます。


2021年8月30日月曜日

2021年8月 こひつじ広場のご報告

  2021年8月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)












【日時】2021年8月25日(水)10:00~12:00

【参加者】会員7名


【読書】家庭教育より学校教育を見る「十、活きた修身

【感想】

・子どもの勉強を親が見るのは、難しいものです。外国で生活していると、日本語の先生は保護者になることがほとんどです。できないと、つい感情的に責め立ててしまいます。しかし、寛容と勇気と賢い工夫を考えながら子どもたちを指導していくことが大切だと再認識しました。


・このお話に出てくる学校は、教えることと実生活が矛盾しないよう実践されていると感じました。私は、自分の都合のいいことばかりを子どもに押し付け矛盾だらけです。また、現代の学校を競争の中に置いたのも、大人の都合なのではないでしょうか。


・韓国の学校では、掃除当番や給食当番がありません。子どもたちが家の中でゴミが落ちていても自ら拾わないのは、学校で掃除をしないからではないかと思いました。


・自分自身の不安を、躾と称して子どもにぶつけている気がします。最近は、それに気づけただけでも成長しましたが、なかなか改善するところまでは至っていません。


・勉強をするということは、準備する段階から始まっているのに、それをこちらがしてしまって、準備の整った状態から子どもに勉強をさせています。そろそろ一人で準備からできるようにさせたいです。


・人は完全ではないので、大人であっても、子どもであっても、助け合うことが大事だと思います。誰か一人が引っ張って行くのもいいですが、自分のできる力を出し合い、みんなで協力し合うことが最も重要だと思いました。


・人と関わるとき、人は人、自分は自分という世間的な利己的な考えを持つ人に出会います。これは宗教の違いが原因の一つだと思いました。自分の愛だけでは、そのように考えている人を変えることはできません。それを見ると、その人たちを見捨ててしまいたくなるときがあります。しかし、黙想の時間を持つことで、自分を振り返りつつ反省しています。


 ソウル友の会の母たちは、ほとんどが『韓国・ブンダン日本語補習授業校』で子どもたちに日本語を学ばせています。ここでは、教師を保護者が担っているため、教師不足が毎年の課題です。ですから、今回の読書を通して思い浮かぶのは補習校のことでした。自分のできることを、それぞれが考え、力を出し合って運営されている補習校。自分の子どもの利益だけでなく、補習校に集う子どもたち全ての未来のために尽力されている保護者の方々に改めて感謝します。

 タイトルにある「修身」とは、何よりも優先する科目のことです。現代の学校(特に韓国)では、生活する上で欠かせない衣・食・住に関する科目を省き、勉強ばかりを子どもに押し付けている気がします。子どもが自分で考え行動することのできる手助けをすることが、私たち母親の本当の役割ではないでしょうか。周りに流されるのではなく、子どもに何が必要で、私に何ができるのか、改めて考えなければならないと思いました。


【今後について】

 オンラインになってから、友の会の会員以外の出席者がほとんどいなくなってしまいました。みなさんオンライン疲れが出てしまったのでしょうか。一緒に食事ができないことも理由の一つかもしれません。

 さて、そろそろ『家庭教育篇(下)』も終わりに近づいてきました。私がはじめてこひつじ広場に出席したころはまだ幼稚園にも通っていなかった子が、今では小学校に通うようになりました。出席している方たちのお子さんも同じではないでしょうか。大変だった幼児期を過ぎ、今後は子育て以外にも目を向けていきたいと思い、次の著作集は、『悩める友のために』に決定しました。早く集まって、一緒に読書がしたいです。

2021年8月22日日曜日

2021年8月 集まりのご報告

 2021年8月 集まりのご報告(オンライン)












【日時】2021年8月18日 10:00~12:00

【参加者】会員9名


●プログラム

【讃美歌】301番 信頼

【読書】思想しつつ生活しつつ(上) より「継母継子論」

 今回も前回と同様、実感することが難しい内容でしたが、ここから大切なことを学ぶことができました。

 未熟な母であっても子どもは無条件に愛してくれます。ですから、どれだけできた継母でも実母には適わないのです。それを頭において実母と同じになろうとせず、継母は継母らしい母になることが大切だと教えられました。もし私が継母だったなら、世間や夫の目を気にして、実母のようになれない自分を責めたかもしれません。

 これは継母継子の間だけではなく、他の人と自分の間にも置き換えることができます。一人一人が『独立的』な存在であることを忘れず、自分自身を大切にすることが一番大事なのだと感じました。自分が幸福であれば、自ずと周りの人も幸福にできるのではないでしょうか。そして、自分自身のことだけではなく、いろいろな場面でも人と人を比べず、その人自身を認められる人でありたいと思いました。


【今後の活動について】

1.子ども講習

 『お菓子作り』『おこづかい帳講習』

2. 調理実習

 『キムジャン(キムチ作り)』『味噌作り』

3. クリスマス会

 クリスマスまで規制が続くようであれば、オンラインでケーキを作ったり、一緒に楽器を演奏するのはどうかといった案が出ました。昨年は断念せざるを得なかったクリスマス会。開催に向けて準備を進めることにしました。楽しみです!


次回:9月15日 21:00~ フルタイムで働いている方のための、初の試みです。


2021年8月21日土曜日

生活工芸講習会のご報告

 ステンシルでハガキを作ろう!(オンライン)


【日時】2021年8月11日(水)、8月13日(金)

【参加者】20名

【目標】よくみる・よくきく・よくする


 待ちに待った生活工芸講習会の日がやって来ました。参加した子どもたちは皆、初めてのステンシルです。保護者の方の中でもステンシル経験者はほとんどいなかったと思います。お恥ずかしながら、手芸が苦手な私は、ステンシルの存在すら知りませんでした。

 

多摩友の会の方たちの温かい目に見守られながら、今回の目標である「よくみる・よくきく・よくする」を実行している子どもたちを見て、私たちも嬉しくなりました。










 ステンシルを始める前に、『子供読本』を皆で一緒に音読し、そわそわする子どもたちの気持ちを落ち着けました。


 いよいよ、ステンシル講習の始まりです。今回は葉っぱを作ることに。事前に拾ってきた葉っぱをスケッチし、それを洋型紙に移し描きするとこまでが一日目の作業でした。

 その後、カットの仕方を丁寧に分かりやすく、失敗例も含めながらご指導いただき、実際の作業は各自行うことに。どこを切って、どこを残すのか。出来上がりを想像しながらカットするのは、大人の私の方が楽しんでいた気がします。


 そして、二日目。それぞれ個性あふれる素晴らしい型を基に、専用の刷毛でハガキに色を落としていきました。どの子もトントンたたきながら色付けする作業が面白かったようです。また、どんな色を落とすのか。グラデーションにする子、色を重ねる子、半分だけのぞかせる子。初めてにもかかわらず、とても素敵な作品ができあがりました。













 

 今回は、こちらでも手に入りやすい絵の具を使いましたが、専用のインクを使ってTシャツや、手ぬぐいなどにステンシルした素敵な作品を見せていただき、大人の方が夢中になってしまいそうでした。

 洋型紙は洗って何度も使え、型紙として残すことができるそうです。今回の第一作品を大切に保管し、これから少しずつ増やしていけたらと思いました。


 規制の多い夏休みの思い出にと計画した講習会でしたが、子どもたちの成長を見ることができ、保護者にとっても貴重な時間になりました。

 


 私たちの申し出を快くお引き受けくださった、多摩友の会の皆さまには心から感謝申し上げます。そして、講習会のためにご奉仕いただいた方にも感謝します。これからも、生活工芸講習会を行っていけたらと思っています。



2021年8月10日火曜日

オンライン・ランチ会

子どもランチ会を開催しました!
(オンライン)


【日時】2021年8月10日(火)11:00~

【参加者】会員9名 子ども12名



 今年も韓国は、連日30度を超える猛暑日が続いています。新型コロナ対策として厳しい規制が続く中、今年の夏休みもほとんどの会員が日本に帰省できませんでした。国内の移動もままならず、この暑さで外出も厳しい子どもたちのために、オンラインでランチ会を開くことにしました。

 ただ食べるだけではつまらないので、一緒に「おにぎらず」を作ることに。具材は、卵、ハム、チーズ、かにかま、ツナ、コーン、えごまの葉などなど、自分が食べたいものを用意しました。

 そして、母たちは『かぞくのじかん』から、「なすの肉みそ炒め」と「トマトのサラダ」を準備し、楽しい時間を過ごしました。




切るときの力加減が難しかったのか、失敗してしまった子もいましたが、みんな自分で作った”おにぎらず”を美味しい、美味しいと食べていました。肉みそは韓国人の夫にも大好評でした。

 









 



 次はどんな具材でチャレンジしようか。まだまだ続く夏休み、面倒だった昼食に楽しみが一つ増えました。


 いよいよ、生活工芸講習会の日が迫ってきました。多摩友の会では、入念な準備とリハーサルが行われたと聞いています。規制だらけの夏休みですが、子どもたちの素敵な思い出になること間違いなしです!


2021年7月25日日曜日

2021年7月 こひつじ広場のご報告

 2021年7月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)


【日時】2021年7月21日(水)10:00~11:30

【参加者】会員6名


【読書】家庭教育より学校教育を見る「家庭の常識と学校の常識」

【感想】

 韓国で子育てをする上で避けて通れない常識の違い。母親である私たちは日本で育ち、日本の常識を基に子育てをしています。ですが、一歩外に出ればそこは外国です。家の中であっても夫との常識の違いに衝突することもあります。

 特にほとんどの会員が感じた女の子の服装や髪型について。全ての人がそうではありませんが、幼稚園などにドレスのようなワンピースを着せたり、運動に適していない靴を履かせたりして通わせるご家庭があるのです。活動の邪魔になりますし、何よりケガをする確率が高くなります。私は、先生にも迷惑になるので動きやすいTシャツやズボンを履かせていました。でも、やはりお友達がスカートをはいていると娘は同じ服装をしたがります。

 この問題に関して、子どもとなぜいけないのかを話し合って、誕生日会などの特別な日だけ着て行くことを約束した会員。韓国で生活しているのに日本の常識を押し付けるのに抵抗があることと、もしもケガをしても、そのような経験からこの服装は危ないということを、本人が学ぶのではないかと、あえて同じような服装をさせていた会員。

 みなそれぞれ悩みながらも、家庭の常識と社会の常識の間でバランスをとりつつ子育てをしています。


 また、子どもの望むことの扱いについてです。子どもが何かを要求するとき、多くの会員が準備や後片付けが面倒だからや、自分の価値観と合わないからという理由で諦めさせている傾向にありました。これこそが、教育者の臆病と骨惜しみだと知りました。

 まさに今、韓国・ブンダン日本語補習授業校では子どもたちの要望から、クラブ活動をすることになりました。代表である大皿さんは、子どもたちの本気さを感じ、手助けすることを決められたそうです。正直、クラブ活動をさせることは面倒くさい仕事です。しかし、日本と同じような部活動のない韓国で、自分たちで発案し、準備し実現することは、おとなの力の大きさを知ることと同時に、いわれない経験になるのではないでしょうか。

 現在は集まりを持てないため、『科学クラブ』と『手作り・イラストクラブ』の2つをオンラインで行っています。多くの子どもたちが参加し、実験が成功したときや、作品が完成したときの嬉しそうな笑顔を見ていると、これからも積極的に子どもたちのやる気を手助けしていかなければならないなと反省させられました。



【最後に】

 これまで、「家庭教育篇」を通して多くのことを学んできました。それも残り少なくなり、次は「夫婦論」を拝読する予定です。この著作集を通してどなことを語り合えるでしょうか。まだ少し先ですが、とても楽しみです。



2021年7月21日水曜日

2021年7月 集まりのご報告

  2021年7月 集まりのご報告(オンライン)













【日時】2021年7月19日 10:00~12:00

【参加者】会員10名


●プログラム

【讃美歌】326番 向上

【読書】思想しつつ生活しつつ(上) より「継子となれる若き婦人へ」

 今回は実際に想像することが難しいテーマでした。この著作集の書かれた時代とは違い、現代にはいろいろな形の家族があります。本当の親子であっても思いやりを忘れてはいけないのではないでしょうか。そして、家族だけではなく自分の周りにいる人たちにも、思いやりを持って接していきたいと思いました


【家計簿】6ヶ月平均を見合う

 全国生活研究会を終えてすぐの家計簿を見合う場でした。どなたも日本に帰省できず、帰省のための予算が浮き余裕ができたためか、気が緩んでその分のお金を他のものに使ってしまい、交際費や住居家具費が予算をオーバーしていました。残り6ヶ月、気を引き締めて1年の予算に収まるようにしていきたいです。


【生活工芸講習会について】

 ステンシルでハガキを作ろう!

 夏休み、自由に外出できない子どもたちのために、多摩友の会の方たちのご協力により、生活工芸講習会をオンラインで開催することとなりました。今回も韓国・ブンダン日本語補習授業校の子どもたちを対象に、友の会の子どもたちも含み20名が参加予定です。オンラインだからこそ実現した日韓での講習会。本番前にリハーサルを重ねてくださっている多摩友の会の方々に心から感謝いたします。私もステンシルは初めてなので、とても楽しみにしています!!


【子ども生活講習について】

 


 子ども生活講習で学んだことを、友だちにも広げようと動画を作成しました。友の会の子どもたちが、それぞれ担当の洋服のたたみ方を説明しています。何度も撮り直した子、パワーポイントで作成した子、それぞれの力を出してみんな頑張りました。きっといい経験になったと思います。この動画を観た友だちの反応が楽しみです。


次回:8月18日 テーマは未定です。


2021年7月17日土曜日

2021年度 全国生活研究会

 全国生活研究会に参加しました!


【日時】2021年7月13日(オンライン)

【参加人数】630名

【礼拝】聖書:創世記2章15節


 オンラインになって、ソウル友の会からも全国生活研究会に参加することができました。全国こども研究会と同様、多くの方が参加されていてとても驚きました。懐かしい方のお顔も拝見でき嬉しく思っています。


 昨年は集まることが難しい中にもかかわらず、どの地域の方もオンラインや、オフラインでも人数に制限を設けたりして、家計簿について講習会をされていました。毎月、勉強会を開いて家計簿が続けられるように励まし合っている友の会の方もみえました。

 また、昨年はkakei+という新たな記帳手段が加わり、80代の方もクラウド家計簿にチャレンジされていると伺いました。

 多くの方が友の会に入会されるきっかけが、家事家計講習会ではないでしょうか。私もソウル友の会で開催された講習会で「羽仁もと子案家計簿」を知り、予算を立ててから付ける家計簿に感動しました。それからというもの、何も考えずに使っていたお金が、記帳しなければならないと思うと、自然と財布の口が堅くなり無駄づかいをしなくなりました。面倒くさがり屋の性格が功を奏したのだと思います。

 「羽仁もと子案家計簿」を付けたことで生活が変わったと、皆さん口をそろえておっしゃいます。中には、ご主人と一緒に家計簿を見合うことで、ご主人のお金の使い方まで変わったというご家庭もみえました。他にも、口座を費目に合わせて作っている方もみえました。現金が合うと気持ちがいいものですよね。


 また、SDG'sを意識した活動の報告もありました。

具体的には、

 ・生ごみを減らすために、たい肥を作って野菜を育てる。

 ・プラスチックフリーを目指し、プリン石鹸を子どもたちと作ったり、洗濯ネットをさらしや布巾などで作る。

 ・スポンジの代わりになる、へちまを育てる。

 ・鍋帽子を使う。

 ・スーパーのレジで魚や肉をビニール袋に入れてもらわない。

 ・保健衛生費を見直すことでプラスチックゴミを減らす。

 この他にもいろいろな取り組みをされてみえました。ソウル友の会でも、プラスチックフリーを目指しへちまを育てています。ほとんどの会員が集合住宅で暮らしているため、ベランダでの栽培に苦戦していますが、成功することを祈っています。


 最後に、お子さんが小学校に入学するのを機に羽仁もと子案家計簿に出会い、49年ものあいだ付け続けた方の家計簿を、年ごとに棒グラフにした表を見せていただきました。それは、まるでその方の人生を物語る年表のようでした。特に私の目に留まったのは、教育費のかかる期間の短さでした。49年の間のたった3分の1にも満たない短い期間だったのです。小学校に入学したばかりの子を持つ母として、先の長い教育費に頭を痛めていましたが、人生のうちの短い期間でしかないと分かったとき、私も自分の棒グラフを作り自分の人生を振り返りたいなと思いました。そのためにも、しっかり予算を立て不安のない人生を歩み、付け続けることの重要さを改めて実感しました。ご自身の家計簿を公開してくださった大先輩に感謝します。

 カード社会である韓国では、カードで支払うたびメッセージが送られてきて、今まで支払った合計が一目で分かるようになっています。そのためか、家計簿の重要性を感じる方が少なく、講習会に参加されても費目が細かく分かれている羽仁もと子案の家計簿を続けて付けてくれる方がなかなかみえません。そんなこともあり、今年度は家事家計講習会ではなく、テーマを決めて料理などの講習会をする予定です。しかし、この素晴らしい家計簿を多くの方に知ってもらえるよう、これからも活動を続けていきたいと思います。


2021年7月9日金曜日

オンライン講習会のご報告

いよいよ、オンライン講習会本番です! 


【日時】2021年7月7日

【参加者】17名 (うちお客様8名)

【テーマ】カルシウム



 講習会当日の七夕は、あいにくの空模様でした。今回は一緒に日本語を勉強している子どもたちの保護者の方を対象に参加を募りました。多くの方に参加していただき感謝しています。

 お客様が入室されるまで少し時間があったので、讃美歌312番を歌い、心を落ち着けてから本番に臨みました。始まるまでの10分間、ソウル友の会の思い出の写真がスライドで流れ、子どもたちの笑顔やおいしそうな料理、クリスマス会や友愛セールの様子など、ソウル友の会の素晴らしさが伝わってきて、始まる前から感動してしまいました。

 司会者のスムーズな進行から始まり、今回のテーマであるカルシウムのきめ細やかな説明。そして何度も練習した調理実演。zoom操作から、カメラ撮影、募集案内まで。本当にそれぞれの力を出し合いでき上がった講習会の最後に、お客様から嬉しいお言葉をいただき、達成感とこれからもこの仲間と一緒に励めることに幸せを感じました。











キッチンでの様子です。この日のために大皿さんは太ってしまいそうなほど沢山のプリンを焼いてくださいました。松本さんの調理もスムーズで練習の成果が現れていました。高橋さんの解説は、クッキング番組を見ているようだとお客様にも好評でした。








この写真でお気づきになりますか?カメラ映りを考え、右利きの松本さんが左で調理スプーンを握っています。何度も練習を重ねた努力の賜物ですね。感動です









ドキドキの瞬間。あらかじめ作っておいたプリンをひっくり返したときの写真です。残念。カラメルとプリン液が混ざってしまいました。でも、このおかげで得られた知識もありました。臨機応変に解説してくださった高橋さん、流石です!









こちらが、当日焼きあがったプリンです。美味しそうにできあがりました。料理は化学ですね。少しの違いが出来上がりに大きく影響します。だから、面白いのかもしれません。






そして、またまたご自宅を開放してくださった大皿さんが、昼食まで準備してくださいました。この美味しい食事は、現場で頑張った方たちのご褒美ですね。私も現場に行きたかったです。早くみんなで集まれる日が来ますように。






こちらは食後のデザートです。マカロンは高橋さんの手作りだそうです。もう売り物にしか見えません!



 最後に、オンライン講習会を開催するに当たり、アイデアと勇気を下さった先輩会員の方々に感謝します。初めての取り組みで失敗もありましたが、失敗から学べることも多く、今後もテーマや内容を変え、多くの方と交わりを持てたらと思います。



2021年7月4日日曜日

2021年6月 こひつじ広場のご報告

 2021年6月 こひつじ広場のご報告

(オフライン・オンライン)


【日時】2021年6月30日(水)10:00~11:00 会員大皿さん宅

【参加者】会員9名(うちお客様1名)

【読書】家庭教育より学校教育を見る『八、「社会」と「世間」』

【感想】

 海外で生活していると、日本の習慣と違うことが多々あります。「今までと違う習慣は囚われた頭にはなんとなく癪にさわる」とはまさにその通りで、自分にとって本当によい習慣であっても、あえて今までの習慣を通してしまっていたことがありました。

 子どもが成長するにつれ、外で日本語を話すことに抵抗を覚えるようになりました。

 制服のスカートを嫌がる娘に、常識(世間)を押し付けようとしていました。パイオニアは大変です。親としては子どもに苦労をさせたくないのですが、世間に流されないでほしいという気持ちとの間で葛藤しています。

 人は思ったことを何も考えず口にし、相手を傷つけることがあります。ただ、その言葉の真意は分かりません。自分が言葉を発するとき、その一言が世間に流された浅はかなものではないかということを、よく考えてから発しなければならないと思いました。

 「あの人変わってるね。」とか、「普通じゃないよね。」という言葉を口にしますが、よく考えて発した言葉ではありません。ただ単に、自分と違うからというだけで出てきた言葉なのです。自分の価値観が絶対的だと思っていることを、反省させられました。

 色んな価値観を持った人の中で子どもが育っていくことはいいことだと思います。その中で自分の価値観と照らし合わせ、どのように生きていきたいかを考えてもらいたいです。

 「世間というものは、人の心のごく浅い部分の影法師です。」とあるように、世間には実態がなく、世間を恐れる心が影法師を作り出しています。教育や環境が人の価値観を作るのではないでしょうか。世間を恐れず、本当によいと思うことを今一度よく考え、子どもたちに実行させていきたいと思います。今回も気づかされる点がたくさんあり、とても勉強になりました。



【オンライン講習会について】

 この日、最終リハーサルを行いました。7月から規制が緩和される予定だったのですが、1週間延期されてしまい、残念ながら私はオンラインでの参加です。皆さんの努力が実りますように。画面の向こうから応援しています。頑張ってください!!


飛び跳ね注意の瞬間です。









プリンがきれいにひっくり返りました!美味しそうです

 

2021年6月20日日曜日

2021年度 全国子ども研究会

 2021年度 全国子ども研究会に出席しました!


















【日時】 6月18日(金) 10:00~12:00, 13:00~15:00 (オンライン開催)

【出席者】541名

【礼拝】中央部中央委員 山本洋子さん
    聖書:マタイによる福音書 18章1-5節

【内容】・各地の活動から、子ども・親子・かぞく・地域
    ・今、私たちにできること話し合い
    ・「浜田のまちの縁側」代表 栗栖真理さんのお話

 今回も会員の大皿さんのお宅で、規制に従って3名のみ出席しました。出席者の総人数を知り驚くと同時に、この時間を共有できたことに喜びを感じました。

 礼拝での山本さんのお話から、自分を低くし、この世の価値観を捨てること。子どもの目線に合わせ、子どものように何にでも興味を持ってチャレンジすることの大切さ。私たちは、よりよい社会を想像しながら、これからも種をまき続けなければならないことなどを教えていただきました。

 各地の活動から特に印象的だったのは、往復はがきで近況報告をしていたというものです。往復はがきという響きが懐かしく、日本ならではだなと感じました。子どもたちからの手書きのはがきは温かみがあり、とても素敵な活動だと思いました。子どもの集まりを持つことは、子どもたちのためだけではなく、母親を孤独から救い、弱音を吐きだせる場でもあると思います。また、子どもたちの成長により集まりをやめてしまった地域もありました。全国の活動の報告を聞き、多くのことを学ばせていただきました。

 毎号楽しみにしている「かぞくのじかん」編集部の方のお話もお聞きすることができました。創刊当時の15年前の母親と現代の母親の悩みは、生活に関するものから精神的なものへと変化してきたそうです。現代の母たちは時間的に余裕がなく、子育てで大切な「待つこと」がとても難しいです。子どもは、自分を否定せず待ってさえくれれば、自分で気づきより良い行動が起こせるそうです。「待つことが、促すこと」だと教えてくださいました。

 最後に、自由学園の卒業生である栗栖さんのお話を聞き、韓国で子育てをする私たちにとって、子どもを支える人間関係の不足を痛感しました。それでも、友の会の私たちはお互いを支え合い、助け合える人間関係を築けています。しかし、友の会のメンバーだけがよければいい訳ではありません。私たちがどんな種をまくことができるのか模索しながら、よりよい社会を想像し続けたいと強く思いました。



















 休憩時間、大皿さんのおいしい昼食とレモンケーキ、一緒に出席した恩田さんのなめらかプリンをいただきました。いつもありがとうございます!