2022年4月22日金曜日

2022年4月 こひつじ広場のご報告

 2022年4月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)












【日時】2022年4月14日(木)21:00~22:00

【参加者】会員8名


【読書】悩める友のために(上)より 

 「威勢の強すぎる嫂」、「実母に従わんか継母に従わんか」


【感想】

◆威勢の強すぎる嫂(あによめ)

・この問を読んで、本人の性格や夫の気持ちまでを読み取った答に驚きました。色んな方を見てきたからこそできるアドバイスなのではないでしょうか。私だったら、この方に同情し、手紙を送ってきた娘婿に腹を立てて、手紙の返事を書く必要はないと答えていたでしょう。素晴らしい答だと思いました。


・この相談者にとって、別居するという選択肢はなかったのではないでしょうか。私もこの方に同情し、どうしたら相手を変えることができるのかということばかり、考えていました。しかし、答の中の、「一日も早く別居なさらなくてはならない」という言葉に、ハッと気づかされました。別居し独立するということは、経済的だけでなく、色々な負担が大きくなります。相談者の中で、少し甘えがあったのではないかと思いました。逃げることは悪いことではありませんが、いいことばかりでもありません。それに耐えることができれば、逃げるということも選択肢の一つなのだなということを学びました。


・昔は、姑の力が強く絶対的な存在でした。また、兄弟も多く、両親を早くに亡くしたとしても、兄弟で力を合わせて生きていくことが可能でした。現代は、姑が息子夫婦の負担にならないように気を使い、嫁に意見することなんてできません。時代は変わったのだなと実感しています。



◆実母に従わんか継母に従わんか

・相談者が夫を育ててくれた継母のことを考えず、実母との関係を大切にしようするところに理解ができませんでした。子供を産むことは痛みも伴い大変なことですが、育てる大変さと比べることはできません。自身の不徳のために子供を人手に渡したにも関わらず、急に連絡をしてきた実母も自分勝手だと思いました。「養育の恩を感謝したいという誠心(まごごろ)」という答の通り、第一に継母のことを考える必要があったのだと思います。


・答の中で、実母の良くないところまで指摘できる想像力に驚かされました。実母の行動は、育った環境からくるものも多く、価値観はこのときに形成されてしまうこともあるので、子供を育てていくうえで、気を付けなくてはならないなと感じました。最後に、夫のためによき妻よき内助者になるようにという言葉が、とても素敵なメッセージだと思いました。




 毎回思うのですが、この著作集に記されている相談は昔のもので時代背景が違うため、現在ではあまりないケースのものが多く、理解するのが容易ではありません。しかし、問いに対する答えの的確さは、現代にも通用するもので、毎回多くのことに気付かされ、とても勉強になります。今後、どのような答と出会えるのかとても楽しみです。


2022年4月14日木曜日

2022年3月 集まりのご報告

      2022年3月 集まりのご報告(オンライン)






【日時】2022年3月28日 10:00~12:00

【参加者】会員6名


●プログラム

【讃美歌】第二編182番 丘のうえに十字架たつ

【読書】思想しつつ生活しつつ(上) より「生活の自由と愉快」


【感想】

・日本に帰省中の子供たちの生活は、習い事もなく余裕のあるものでした。韓国の冬休みを利用して、日本の小学校に体験入学していたので、学校から帰ってきて宿題を済ませたら夕飯まで時間もあり、公園へ行ったり、お出かけしたりして、親子の時間も持てました。子供はまだ小学生なので、韓国でも親子の時間を作ることが大切だと感じました。


・昔、1週間の献立を立てていました。そうすると、買い物も1週間に1回で良く、時間に余裕ができました。しかし、献立を考えるのが面倒になり、今では足りないものを近くのスーパーでその都度買っています。小さなお店なので、店主と会話もあり、買い物自体を楽しみにしているのですが、時間を有効に使うという意味で、また献立を作ってみようと思いました


・田舎の生活に憧れていたのですが、旬の時期に同じものを食べ続けることが本当に幸せなのかと疑問にも思いました。自分の食べたいものを、食べたいときに買ってきて、料理する自由が都会にはあります。そういう意味では、都会の方が自由なのではないでしょうか。ただこの自由は、皆が個々の時間を大切にするというルールのもと成り立っています。

 韓国では、スーパーの在庫管理が徹底されていないのか、賞味期限のない生活雑貨にもかかわらず品切れなことが多いです。せっかく時間を使って買いに行ったのに、その時間が無駄に終わってしまいます。多くの人が暮らす都会だからこそ、全ての人が心を合わせることが大切なのだと感じました。

 共同生活の中では、時間を決めて行動しないと、人の時間を無駄にしてしまうことがあります。家庭の中でも同じことが言えます。「集まって一家をなしている以上、てんでんばらばらでは相互いにわずらわされるばかりです。」とあるように、少し窮屈に感じるかもしれませんが、食事の時間やお風呂の時間など時間を決めることが、お互いの時間を無駄にしないことにもつながるのです。今回の読書を通して、そのことに気付かされました。


・赤ん坊の時から筋道のある子育てをしていれば、母親の生活にも大きな筋道がつくと書いてあります。親が自分の都合で時間をずらすと、子供の生活も乱れてしまいます。小さな頃から筋道のある取り扱いをし、それを親もきちんと守り、子供の中に習慣化させることがとても重要なんだと改めて思いました。


・私は家の中でも時間を守るタイプなので、週末に夫がだらだらしているのに苦痛を感じていました。次に何をするのか、今日は出かけるのかが全く分からず、生活のリズムを崩され、一人でストレスを抱えていたのです。しかし、よく思い起こせば夫に確認をしていませんでした。私から聞けばよかったのです。相手の予定が分かれば、こちらも時間の調整ができます。家庭内という複雑でもない社会の中ですら、つまずいていることに気が付きました。



次回:4月25日(月)

 新たな年度を迎え、オフラインでの集まりを計画しています。皆で一緒に大人のステンシルを楽しめることを心より願っています。



2022年4月13日水曜日

2022年2月 集まりのご報告

     2022年2月 集まりのご報告(オンライン)












【日時】2022年2月28日 10:00~12:00

【参加者】会員8名


●プログラム

【讃美歌】391番 奉仕

【読書】思想しつつ生活しつつ(上) より「休息、秋」


【感想】

・私にとって、日本に滞在していた期間が、ひと時の休息でした。韓国にいると、時間が目まぐるしく過ぎていき、食事の準備が面倒になったり、食事を楽しむ余裕すらなくなります。ただ、日本滞在中に母の手料理を食べたことで、食べることを純粋に楽しむ余裕ができ、食に対する意識がリセットされた気がします。日曜日だけでも休息を取りたいのですが、それが難しい私にとって、日本への帰省が休息になっており、その機会を与えられたことに感謝しています。


・2年ぶりに日本に帰省して食べた野菜が、瑞々しくてとても美味しいかったです。これは韓国と日本の土壌の違いにあるのかもしれません。毎日食べても飽きることなく、食事が終わるのを残念に感じるくらいでした。日本に住んでいたら当たり前のことも、海外に住んでいるから比較することができ、このような感動があるのだと思いました。


・祈りの時間を持ったり、思想にふけたり、運動をしたりすることで、休息を持つことができリフレッシュになるのではないでしょうか。とても大切な時間だと思います。


・結婚して仕事をしなくなってからは、毎日が休息なような感じで、改めて休息を作ろうとも、休息のありがたさを考えたこともありませんでした。専業主婦である私たちの生活は、自分で区切りをつけていかないと、ある意味、全部が休息とも言えますし、休んでいても様々なことが頭の片隅にあって落ち着かず、体は休まっていても頭が休まらない、休息のない状態とも言えます。体を動かさないことには、質の良い睡眠を取ることはできません。著作集にあるように、「幸せな休息は勤労の裏面」なのです。これからは、色いろなことに挑戦し、精を出して、休息を味わえる生活を送りたいです。


・秋の虫の音や、落ち葉の彩などに心を奪われる機会が増え、この歳になって秋の良さが身に染みるようになりました。昔は、秋に一番関心がありませんでした。しかし、命を燃やし次の段階に備えるこの時期が、今は好きになりました。


・秋の夜は長く、独身のころは読書でもしようかと、早くベッドに入っていたことを思い出しました。子育てに追われている現在では、季節を感じる余裕もなくなっているので、四季を意識して過ごすことも大切なのだなと感じました。今年の秋は『読書の秋』にしたいです。


・今までは秋にどこか物悲しさを感じていましたが、今回の読書を通して、秋は平和的な季節なんだと気づかされました。外に出ないと季節を感じることは難しいです。植物を見たり、生き物の声に耳を傾けたりと、これからは意識してに外に出なければならないなと感じました。


【その他】

 2022年度の担当決めをしました。私は、引き続きホームページをと担当することに。新しいリーダーの元、それぞれが力を出し合って、22年度も実りのあるものにいして行きたいと思います。


※引き続き3月の集まりのご報告をさせて頂きます。


2022年3月29日火曜日

2022年2月・3月 こひつじ広場のご報告

 2022年2月・3月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)












【日時】2022年2月17日(木)21:00~22:00

【参加者】会員10名


【読書】悩める友のために(上)より 

 「大人の犠牲になった子供」、「独立か再婚か」


【感想】


◆大人の犠牲になった子供

・今の時代、自分の子を夫の実家に預けて離れて暮らすという選択をする人はなかなかいないと思います。韓国人の知り合いの中に、自分の勉強のために子どもを実の姉に預け、留学した人がいますが、戻って来て子供との親子関係を取り戻すのに、離れていた時間の倍の時間を要したらしいです。自分の将来のために、実の子を人に預けるとうい選択をした知人をすごいとは思いますが、自分が実際に子供と離れて暮らすという選択をすることは考えられません。


・下の子が生まれた時、義理の両親が上の子をよく実家に連れて行き甘やかしているのを見て、子供の将来が心配になりました。その時の記憶からか、今でもついつい自宅では厳しくしてしまします。この親心を少しは子供にも理解してもらえたらいいなと思います。


・「大人の犠牲になった子供」という題名は正にその通りで、ここに出てくる男の子は本当に大人の犠牲になったんだと思いました。今の時代にも、大人の犠牲になっている子供はたくさんいますが、帰るところがあることが子供にとっては重要で、どんな形で子育てをするにしても、それが子供の安心感につながるのだと思います。


◆独立か再婚か

・答にあるアドバイス通り、すぐに再婚するのではなく、実際に産婆を経験し、社会生活をしていく中でいい人がいれば、再婚すれるのがいいとは思いますが、実際に自分がその状況になったことがないので、何が正しい答えなのかは分かりません。ご自身でよく考えて、自分が一番いいと思う方法が一番なのではないでしょうか。とても難しい問題だと思います。


・自分が同じ立場だったとしたら、亡くなった夫の両親と一緒に暮らすことは考えられないと思いました。この方は、それだけ夫を想っていたということなのかもしれませんが。産婆をするにしても、すぐに独立することはせず、少し様子を見てから社会に出てもいいのではないかと思います。


・時代のせいもあるのかもしれませんが、しがらみがあって正直に自分の意見を言えないがために、苦しんでいるのではないかという気がしました。置かれている状況は全然違いますが、何事も自分の頭でしっかり歩むことが大切なのは、同じだと思いました。真心を持って、自分の心に正直に、状況やしがらみに流されるのではなく、自分が本当にしたいことに向き合って人生を生きていくことが大事なんだと感じました。


・今の感覚では語れない悩みだと思いました。現代の女性は自分のキャリアも大切にしたいため、子供を保育所に預けるなどして、自分の手で育てることが難しい人も多くいます。親の価値観や生活習慣が、その子を大きく支配するからこそ、女性が働きやすい環境を作るためにも、社会全体で子育てをしていくことが大切なのではないかと思いました。




【日時】2022年3月17日(木)21:00~22:00

【参加者】会員9名(お客様1名)


【読書】悩める友のために(上)より 

 「親への仕送りに苦しむ家庭Ⅰ」、「親への仕送りに苦しむ家庭Ⅱ」


【感想】

・この時代は、自分の思いを伝えることが難しかったのではないでしょうか。以前と比べたら言いやすくなった今だからこそ、正しいことや言わなければならないことを、相手を傷つけてしまったとしてもちゃんと伝えなければ、状況は変わっていかないのではないかと思ました。


・自己催眠のように「自分は弱い」というようなネガティブなことを心の中で思ったり、言葉に出したりしたら、本当にそうなってしまうと思います。克己心を目標に掲げなくてはならないほど人間は弱いものなので、自分の弱さに打ち勝ち義務を果たすためにも、できるだけネガティブな言葉を口にせず、自己催眠をかけないようにしなければならないと思いました。


・親が子供のお金を要求することが当たりまえの時代だったんだと思います。現代では、逆に子供が大人になっても自立できず、親が子供の生活費を出し続けている家庭が意外に多いそうです。


・『言い過ぎは恥ずべきことです。言うべきことを言わずに過ごすことも同じだけに恥ずべきことです。』という言葉が心に残りました。現在でも女性に対しては、言うべきことを言わずに過ごすことが良いこととされているように感じます。とても恥ずべきことです。誰に対しても、真心を込めて正直に言うべきことを言えるようになりたいです。


・韓国には、親に仕送りをしている家庭が多い気がします。自分たちの生活を切り詰めてまでも、親に仕送りをしている知り合いもいます。それが夫婦間の喧嘩の原因になっているそうです。家族関係は難しいと改めて感じました。義理の両親ばかり良くされると、自分の両親にもしてもらいたいと思います。しかし、日本の両親はそれを望んでいないので、なんだか義理の両親ばかりに良くしているように感じてしまいます。だからといって、義理の両親に何もしたくないのではないのですが、夫から言い出されると気持ちのいいものではありません。もう少し大らかに、気持ちよく対応できたらと思いました。


・この中に出てくる『克己心』がとてもいい言葉だと感じました。今の自分自身に必要なものだと思います。このように、読書を通して新しい言葉を知ることができ、改めて読書の大切さを実感しました。


・久しぶりに日本に帰省し、友達と食事をする機会があったのですが、働いている友達が私のために少し値の張るレストランを予約してくれました。でも、価格のことばかりが気になって、心から食事を楽しめなかった自分に悲しくなりました。その時、私も日本で働いていたらこんな気持ちにならなかったのだろうか、日本で働きたいと、思いました。

 お金の使い道に対する価値観は人それぞれです。この食事代を、日ごろ頑張っている自分へのご褒美だと感じる人もいれば、そのような食事代に価値を見出さない人もいます。家計簿を付けるようになって、私も一杯のお茶代にも目がいくようになりました。日ごろから家計簿をちゃんと付け、予算の範囲内で快くお金が使えるようになりたいです。


 皆さん、親に仕送りをしなくてはならない経験をしたことがないので、感想に困ってみえました。私の夫も親孝行の一つとして、両親に毎月お金を送っています。そのような状況の中で私がやるべきことは、家計をしっかり管理することだと思いました。また、言うべきことをハッキリと言い合える関係性を築いていくことが、とても大切だということに気付かされました。言うべきことを言わずに過ごすことも恥ずべきことなのです。



2022年1月18日火曜日

2022年1月 集まりのご報告


    2022年1月 集まりのご報告(オンライン)




【日時】2022年1月12日 10:00~12:00

【参加者】会員7名


●プログラム

【讃美歌】228番 神の国

【読書】思想しつつ生活しつつ(上) より「天然の教訓」


 通常であれば1月と2月は、日本に帰省している会員が多く集まりはないのですが、オンラインになり本年も集まりを持つことができました。2年ぶりに日本の家族と会う方。今年も日本への帰省を諦めた方。早く自由に行き来できる日が来ることを心から願っています。


【感想】

 今回の読書は、新年にふさわしい内容でした。皆さん、気づかされることが多かったようです。


・努力すれば努力するだけ、必ず誰かが見てくれています。オリンピック選手の「世界で一番努力した人が、金メダルを取るんだ」という言葉を聞いて、本当にそうだなと思いました。

・今日できることを、明日に回してしまうと、時間だけが無駄に過ぎていきます。毎日をだらだら送っている状態を情けなく思っていたのですが、今回の読書を通して生活を見直し、自分を律していこうと改めて思いました。

・人より抜きん出た才能というものはないですが、才能がないとしても勤勉に努力を続ければ、人並みにはなれるのではないかと思っています。長い冬休みが始まりだらだらしていたので、規則正し生活からはじめようと思います。そして、少しずつでも努力を重ね、できることが増えていくといいなと思いました。

・自分の価値基準で良いとすることと、人が良いとすることが一致することは、とても素晴らしいことだと思います。友の会の集まりで著作集を読む時間を与えられる度、心を入れ替えるチャンスがあるということは、とてもいいことだなと感じています。ですから、これからも友の会の集まりを大切にし、個人的にも積極的に著作集を読み進めていきたいと思いました。

・自宅で植物を育てているのですが、手をかければ、手をかけただけ応えてくれます。これは、自分の人生や子育てにも言えることではないでしょうか。それをこの著作集では、植物に例えて表現されていて、分かりやすく素晴らしいと思いました。


【新年言志】

・健康のために、運動に励みたい。

・子どもを叱らずに過ごしたい。

・想像力と思いやりを持って毎日を過ごしていきたい。

・『愛と善行』に励み、『善良なる努力』をしていきたい。

・与えられた仕事に感謝し、最善を尽くしたい。

・著作集にある、「人は独立的な心を持って、独立的に行動するときほど、無邪気に真実に自他にとって心持のよいことはない」という言葉を、心にとめて独立的に行動したい。


 皆さんの新年言志を聞き、新たな年がスタートした実感が湧きました。昨年に引き続き、皆で力を出し合い色々なことにチャレンジしていけたらと思っています。本年も、ソウル友の会をどうぞよろしくお願いいたします。


次回:2月28日(月)


2021年12月31日金曜日

2021年12月 こひつじ広場のご報告

 2021年12月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)



【日時】2021年12月22日(水)21:00~22:00

【参加者】会員10名


【読書】悩める友のために(上)より 

 「働きのない夫」、「果たして虚栄か」、「夫の地位に伴い得ぬ妻」


【感想】

・「隣の芝生は青い」と言うように、人は自分の与えられた境遇に満足できないものです。自分では気づかないけれど、自分の家なりの良いところがあるはずなので、隣の家をうらやむのではなく、自分の家に目を向けそれを探せていけたらいいなと思いました。


・一見、華やかに見える人でも、見えないところに痛みのようなものを持っていて、100%自分の人生に満足している人はいないのではないでしょうか。著作集には、「とげでない部分を楽しんで成長させる方に、本気に努力しなければならない」とあります。人の短所も、見方を変えれば長所になります。刺にばかりフォーカスしてしまって、子どもの良いところを見逃さないようにしたいです。


・たとえ、似た部分がなかったとしても、相手に興味を持つことは大切なのだと思います。それが、自分の苦手な部分を埋めてくれることもあるからです。実際に、夫の趣味が家のなかでとても役に立っています。夫の趣味の道具が増えて邪魔だと思うのではなく、これのお陰で助かっていると考えることが重要です。ものごと全てをそのようにポジティブにとらえ、相手に寄り添える人になりたいです。


・夫が歩み寄ってくれて、自分の趣味や、得意料理に関心を持ってくれることに感謝をしなければいけない立場なのに、逆に自分より興味を持ったり、得意になってしまうと対抗心が生まれてしまいます。反省しています。


・他人をうらやんでも幸せにならないと分かっているので、「ないものを数えるより、あるものを数えましょう。」という言葉を肝に銘じて生きています。あの家にはあれがあっていいなという気持ちが湧いたら、自分の家にはこれとこれがあるというように、あるものを数えるようにして心の平静を保っています。


・海外に夫の仕事の都合で来ると、日本では知り合わなかったような方と知り合うこともあり、その方たちと自分を比べてしまって、落ち込むことがあります。しかし、やはり人と比べることはよくないと考えを正すことができました。桜には桜の良さが、桃には桃の良さがあります。桃が桜にはなれないのです。それぞれに与えられた花の咲き方でいいのではないでしょうか。


・大人でも褒められると嬉しいものです。そして、人を褒めると自分も嬉しくなります。しかし、自分の子どもになると、素直に褒められなくなっている自分がいます。桜と桃のそれぞれの良いところを、ちゃんと褒めてあげられるようになりたいです。そして、自分が桜だと自覚しない限り、桃の実をうらやみながら綺麗な花は咲かせることはできません。自己肯定感というものは一人では生み出すことができないので、自分を知り、人と交わりながら生きて行けたらと思います。


 ここで悩みを打ち明けている女性は、夫のことを思い、夫の話を聞こうとしているなと感じると共に、夫婦間で言いたいことが言い合えない関係なのだとも感じました。ソウル友の会の会員の配偶者の方はみな韓国人です。心の壁だけではなく、言葉の壁もあります。そのため、より心を寄せて相手の話をよく聞く必要があるのだと、改めて感じました。


 今年最後の読書を通して、夫婦や家族のありかたを振り返り、よりよい関係を築いていけるヒントをまた得られました。反省することばかりですが、皆さんと一緒に考え直すきっかけができて、本当に感謝しています。



【ごあいさつ】

  2021年は、コロナ禍の今だからこそできることを考え、活動した一年でした。お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。来年も新しいことにチャレンジし、充実した一年にしたいです。これからも、ソウル友の会を温かく見守っていただければと思います。よいお年をお迎えください。


2021年12月21日火曜日

第8回 U6プロジェクト

 U6プロジェクトに参加しました!(オンライン)


【日時】 12月16日(木) 10:00~12:00, 13:00~15:00

【出席者】635名

 2019年にスタートしたU6プロジェクト。「子どものために私たちができることは何か?」をテーマに、今回で8回目を迎えました。


【内容】

午前の部:「りんごの木」代表 柴田愛子先生のお話
午後の部:各地友の会の活動報告、
     自由学園 小泉先生のお話、
     婦人之友社 中野さんのお話


◆午前の部

 柴田先生の著書である『こどものみかた 春夏秋冬』(福音館書店)より、ご自身の経験をお話しくださいました。最初、タイトルを聞いたときは、『味方』なのか『見方』なのか分からなかったのですが、「子どもの味方」になるための、「子どもの見方」という意味が込められているそうです。とても素敵なタイトルですよね。


 先生は、子供が生まれてきた以上、「生まれてきたよかった」と思える人生を生きて欲しいと、「子どもの心に寄り添う保育」をモットーに幼稚園を運営されてみえます。

 最初は、子どもの足しになる大人になりたいと、幼稚園教諭という仕事を選ばれたそうです。しかし、毎日の業務に追われて、一日に思い返すことは自分の反省点ばかり。子どもの成長を見る暇がないことに気づき、数年で辞められました。

 それから、子どもの足しになるためにはどうすればいいのかと、いくつもの研究会に所属され勉強を続けられましたが、どこも「保護者や先生にとってのいい子」の育て方ばかりを議論し、子どもの心に寄り添う研究会ではありませんでした。

 その頃の先生は、子どもを正しく育てることに拘りすぎて、頭で育てることばかりを考え、心で育てることの大切さに気付いていなかったのだそうです。勉強を続ける中、シンプルに子どもの側から見た世界を知り、子どもが何をしたいのかを考えることが重要であると気付かれました。

 そうして、できたのが「りんごの木」です。りんごの木では、子どもたちに振り回されながらも、子どもがやりたいことを見守り、子どもと一緒にやってみたりするそうです。


 あるとき、水道代の請求が何万円も来たことがあったのだとか。子どもが床に水たまりができるほど水道の水で遊んでいたためです。それでも先生は見守り、決して叱らず、子どもたちに相談されたのです。「先生、こんなにたくさん水道代を払うの嫌だな…。」と。そうしたら、子どもたちはそれから水道を出しっぱなしにしなくなり、水を無駄に使っている大人を注意をするようになったそうです。

 私なら、水道で遊んでいる子どもに対して無条件で、「水がもったいない!」と注意するでしょう。公共の場で我が子を叱るときの私たちは、他の子の後ろにいる大人の顔色を見ながら叱っている気がします。まさに、大人にとってのいい子の育て方です。


 泣いている子は、泣いている理由を聞いて欲しいわけではありません。「そうだよね。」と、共感して欲しいのです。だから、大人は子どもの様子をよく見て、言葉ではなく心を寄り添わせることが大切です。苦しいときに、帰ってくる場所になる必要があります。

 しかし、子どもに寄り添うということは、何でも子どもの言う通りになるということではありません。自分の譲れないものを見極め、NOはNOと言える「天からのNO」も必要です。


 3歳くらいまでの子どもは発想や感性が豊かです。寒い冬の朝、車のマフラーから出る湯気を見て「車が怒ってるね。」と言ったり、空が明るいのにまだ出ている月に向かって、「お月さま間違えてるよー。」と言ってみたり。

 そして、反抗期を経て自我が芽生えると、大人の指導がなくても、子どもはその子らしく育っていくものです。「何かが進化すれば、何かが退化する。」のです。

 「省略のない6歳までの育ち」を意識し、保護が必要な6歳までにたっぷりと保護して、子どもの楽しみや発見を奪わない子育てができればと思います。


 子どもは『AKU(あく)』であると言われます。本来子どもとは、A(危ない)、K(汚い)、U(うるさい)ものです。しかし、大人の私たちにとっての理想は、A(安全)、K(きれい)、U(美しい)子どもです。


 最近は、おせっかいな近所のおばちゃんが少なくなってきました。しかし今、『おせっかい』が子育て世帯には必要なのです。友の会は、これを実現させることができる集まりだと思います。ソウル友の会でも何ができるのか考え、子どもたちが生まれてきてよかったと思える世界を作れたらと思いました。


◆午後の部

 後半は、全国の友の会での活動内容をお聞きしました。コロナの中であっても活動を諦めず、オンラインであったり、友の家の庭や公園を利用して活動を続けてみえました。やらない決断は簡単ですが、この活動がなければ出会わなかった親子もいたのだと思うと、なくすことはできない活動であると感じました。


 それから、自由学園の幼児生活団通信グループの教材の説明や、婦人之友社の乳幼児グループの活動内容のお話をお伺いしました。

 自由学園の通信教材の名称は『イポッチ』というそうです。これは、「インナー・ポジティブ・スイッチ」を省略したものです。「知っていると、やったことがある」は全然違います。子どもがワクワクするように、教材を送る際の封筒にこだわったり、教材の軽減、デザインのリニューアルなどの努力を続けてみえました。

 婦人之友社の乳幼児グループは、76年の歴史があり、子どもの健康状態や衛生状態をよくし、子どもを守る目的で始められたそうです。グループでの活動の一つとして、一ヶ月の成長記録を付けてみえるのですが、卒業後希望があればその記録を返却しているそうです。ソウル友の会のメンバーの中にも、乳幼児グループに参加していた方がみえ、その時の記録や発行された「乳幼児だより」を大切に保管してみえました。



 どの活動もとても素晴らしく、友の会全体で子どもたちのために何ができるのかを考えるプロジェクトに参加でき、心温まる時間を過ごすことができました。




【ソウル友の会の活動について】

 残念ながら、今年もクリスマス会を開催することができませんでした。来年こそは、皆が集まれる日が来ることを祈りつつ、今年の活動は残すところ「こひつじ広場」だけとなりました。

 1月から学校が長い冬休みに入る韓国。通常であれば、日本に帰省される方が多く3月まで活動がないのですが、オンラインのいいところはどこにいても繋がれること。長い冬休み、どこかで集まりを持てたらと思います。