2021年10月31日日曜日

2021年10月 こひつじ広場のご報告

  2021年10月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)


【日時】2021年10月27日(水)21:00~22:00

【参加者】会員8名


  今回もバンコク友の会から1名参加してくださいました。今月から有職者の方も参加できるよう、夜に開催することに。オンラインならではの試みです。


【読書】家庭教育篇より 子供自身の経験の中から「よい生活」

【感想】

・目標を持って、自分たちで生活をより良いものにしていきたいという姿勢が、とても素晴らしいと思いました。目標のない生活は充実感がない上に、ただ一日を過ごすだけで反省も達成感もないので、余計に疲れてしまうのだと思います。これからは、何かを意識して生活していきたいと思いました。


・家族の中で私一人でもよい生活をしていれば、家族全員がそのようになっていくのではないかと思いました。


・「疲れた」という言葉が口癖になっています。その一言は、家族の中の雰囲気をこわしてしまうことは分かっていますが、家族に対する甘えからつい口に出してしまいます。ネガティブな言葉を発することはよくないと、学生時代に指摘されたことを思い出しました。気を付けたいと思います。


・夕食のときなどに、家族と話す時間を持ち、今日も一日いい日だったと思いながら一日を終えたいです。私もよく「疲れた」と言ってしまうのですが、言っていない人はどうして言わないのかということを観察してみようと思いました。


・礼拝の時間を持つことで、一日や一週間を振り返ることができます。このような時間を持てることに感謝し、これからも大切にしていきたいと思います。


・「心に余裕がないと」という言葉が印象に残りました。実際に、予定と違うことが起きると子供に当たってしまうことがあります。心に余裕があれば、落ち着いて行動できるはずです。また、余裕のある生活という点から、家に物が多いことが気になっています。今の家は収納スペースが少ないので、物が目について余計にイライラしてしまいます。持ち物は必要な分だけを心掛け、空間にも余裕を持ちたいと思いました。


・子供が宿題など、やることが多く寝る時間が遅くなりがちです。早く寝て、朝やれればいいのですが、なかなかうまくいきませ。子供たちの時間の使い方について、友の会の子供たちで話し合う時間をもてたらと思います。


・昼間は慌ただしく集中できないので、夜静かな時にやろうと思うのですが、結局やれなくて夜更かしをするだけに終わることが多々あります。そうすると、朝も早く起きられなくなります。私自身が早く起きて音や匂いを出せば、自然と子供たちも起きてくるのではないでしょうか。朝早く起きて、余裕を持って子供たちを学校に送り出したいです。


・朝起きたら、今日やらなければならないことを書き出すのですが、できないことが多いです。時間的にではなく、気力がなくやらないこともあるので、いまいちど自分の生活を見直したいと思いました



 今回も前回同様、自由学園の子供たちの考えを通して、私の生活の反省点を多く知らしめられた気がしました。韓国の学校は、9時から始まるところが殆どで、日本にいたころは6時に起きていた私も、今では7時過ぎに起きるようになってしまいました。まずは、規則正しい生活の基本である、早寝早起きから初めてみようと思います。



















2021年10月18日月曜日

2021年10月 集まりのご報告

  2021年10月 集まりのご報告(オンライン)












【日時】2021年10月13日 10:00~12:00

【参加者】会員9名、お客様2名


●プログラム

【讃美歌】369番 勤労


【調理実習】 おうちで福神漬けを作ろう!!

 お客さまも迎え、バンコク友の会の方から教えていただいたレシピを用いて、オンラインで福神漬け作りに挑戦しました。














事前に野菜を切り、塩に漬けるところまでを済ませていたので、個性豊かな福神漬けが出来上がりました!


 韓国にも醤油やお酢はあるのですが、日本のものと微妙に違うため、どっちの醤油を使うのか、どれくらい入れるのかなど、みんなで話しながら調理でき、とても楽しい時間を過ごすことができました。また、みなさんのご自宅のキッチンも垣間見れ、新鮮な気持ちにもなりました。子どもにも好評で、こんなに簡単に家庭でも福神漬けを作れるなんて。感激です!!



【読書】かぞくのじかん秋の号より 羽仁もと子のことば「間違いを恐れずに」


・子供には失敗してもいいから、自分のすることに自信をもってもらいたいです。


・自分に自信を持つことはいいことですが、自尊心が強すぎて人の言うことを聞かなくなるのではないかと心配になります。しかし、幼いころはそれがその子の個性でもあるので、周りにいる人を気遣って、親が子供の自信過剰な発言を阻止する必要はないと思います。いずれ、子供自身がそのことに気が付く日が来るので、それまでは見守ることが大切なのでないでしょうか。


・自信満々な子供の発言の間違いを指摘することは必要ですが、まずは知っていることを褒めた後に、訂正することが必要だと思います。


・子供の悪いところを指摘することを辞めたら、自分自身も楽になり子供の言動にも変化が現れました。母親に心の余裕がないと、褒める気持ちも起こらないので、心がゆったりとしているときに、今までできなかった愛情をたっぷり表現できたらと思います。


・現地校で子供が自己評価をするとき、低く付けたことに対して担任の先生から、「もっと褒めてあげて欲しい。」と、指摘されてしまいました。韓国人は自分に自信を持っている人が多いと感じるのですが、日本人は自分を下げ、謙遜することが美学と思われているところがあります。韓国で子育てをする中でも、人より前に出すぎると、つい注意してしまっていたことが、子供の自己評価にもつながったのかもしれません。先生から、「毎日、サランヘヨ(大好き)と言ってあげてください。」と、私自身が宿題を出されてしまいました。韓国人のように言葉による愛情表現は難しくても、もっと褒めてあげようと思います。


・子供が幼いころ、韓国人の母親は日本人から見ると恥ずかしくなるほどの愛情表現をするのに、私は頭を撫でる程度でした。褒めるときも、成績が良いと褒め、それ以外のことではあまり褒めなかった気がします。子供が大人になってから、もっと褒めてほしかったと言われ反省しました。子供の成長過程で褒めることはとても重要です。また、その子の良さを認めることも大切だと思います。


 私自身も失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦し、その姿を子どもに見せていけたらと、改めて感じました。今回はお客様も交えた読書で、感想もお伺いすることができ、貴重な時間になりました。


【クリスマス会について】

 クリスマス会にて、子どもたちがそれぞれ得意な楽器で合奏をすることになりました。バイオリン、ピアノ、リコーダー、オカリナ、鉄琴、カリンバ、キーボード、ピアニカ、トライアングル、タンバリン、カスタネット、母たちは演奏に合わせて歌います。それぞれのパートも決まり、子どもたちは練習に励んでいます。今からクリスマス会が楽しみです。


次回:11月18日 10:00~ キムチ作り(キムジャン)を行います。

2021年10月4日月曜日

2021年9月 こひつじ広場のご報告

   2021年9月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)












【日時】2021年9月29日(水)10:00~12:00

【参加者】会員13名


 今回は、なんとバンコク友の会から5名のお客様がいらっしゃいました。もうすでに日本に帰国された方もみえ、会員数が減ってしまったこともあり、残念ながら現在は活動を休止されているそうです。バンコクと日本の学校の違いや、現在のバンコクの様子などもお話しいただき、とても充実した集まりを持つことができました。


【読書】家庭教育篇より 子供自身の経験の中から「言葉と服装」

【感想】

●言葉について

・子供たちには、親しみのこもった、相手を重んじる言葉を話してもらいたいです。海外にいると日本語を耳にする機会が少ないため、乱暴な言葉を覚えてもどこで使ってもいいのか分からずとにかく発するので、正しく指導していかなければと思います。

・なるべく子供には自分で考えられるようにと、普段から「どうしたらいいかな?」と、考えさせるような言葉がけをしています。しかし、余裕がないとつい口出しをしてしまい、反省しています。

・「自分の心から出る真実な言葉を自分らしく話すのが、私たちにとって最もよい言葉なのではないか」という意見にとても共感しました。子供たちにも真実な言葉を話してもらいたいです。

・最近、日本の学校では、いじめをなくす意味でも、男女関係なく苗字のあとに「さん」をつけて呼びます。ある日、子供が友達の話をしたとき、「○○さん」と言うので女の子だと思ったら、男の子のことだったことがありました。みんなが同じだと、子供がどのような人間関係で学校生活を送っているのか分からず困るのですが、時代に合わせて言葉も変化しているのだと感じました。しかし、日本特有の「くん」や「ちゃん」のような聞いてすぐ間柄が分かる呼び方も、あってもいいのではないかと思います。

・親が自分の両親に対して普段から敬語を使うので、それを見ていた子供たちの言葉が自然に育ち、教育上言葉で悩むことはありませんでした。韓国でも、教育的にいいからと両親がお互い敬語で話すようにしている家庭があります。そのおかげなのか、子供たちは穏やかな性格で落ち着いている気がします。敬語を使わないと親近感は湧きますが、子供たちの言葉の成長を考えたとき、家庭内での敬語も必要なのではないかと思いました。

・韓国では、いじめをなくすために、友達同士でも敬語を話すことが義務づけられた学校がありました。

・自由学園の寮では、中学生から大学生までが同じ部屋で生活するので、上級性や下級生に関係なく丁寧語で話していたため、生活の中で自然と誰とでも丁寧語を話すという習慣が身に付きました。西洋では誰にでも同じ言葉を使っています。このように、日本語でも立場に関係なく丁寧語で話すようにすれば、それが一番楽なのかもしれません。


●服装について

・自分の学生時代は、とにかく人と違うものや流行のものを選び、自分に合う服装を意識していなかった気がします。子供が流行の服を着たい気持ちは分かりますが、流行に流されず自分が素敵に見える服装を見つけてもらいたいです。

・最近は、自由に外出もできず人にも会えないため、身だしなみに気を使わなくなってしまいました。

・自分に合う色を診断し、洋服はその色しか買わないようにしている方がいます。そうすると、どの服を合わせても合わないことはないですし、買う時も慎重になって無駄な買い物がなくなります。とても良い、考えだと思いました。

・日本の学校は、服装や持ち物などの規制がない場合でも、華美なものは好まれず、校風に合った範囲でという縛りがある気がします。

・私は、自分に合う服装について学校で学んだ記憶がありません。TPOに合った服装に関しての知識は親や周囲の人から学んだ気がします。学校でも、自分に合った服装に関する教育をしてもいいのではないかと思いました。


 今回は、自由学園の子供たちの「言葉」と「服装」に関する考えを拝読しました。これを読んだみなさんの第一の感想は、10代の子がこれだけの意見を持っていることに驚いたというものでした。この時代に、はっきりと自分の考えを発言できる生徒を育て、また発表する場を設けた自由学園の素晴らしさを改めて実感しました。服装一つとっても、まだ私の好みのものを着ている我が子ですが、自分で考え、自分に合ったものを選べる人になってもらいたいと思いました。

 バンコク友の会の方たちとは、読書のあと2つのグループに分かれ、談話の時間を持ちました。そのとき、こひつじ文庫の話になり、バンコクで読まなくなった図書を送ってくださることになりました。その思いやりに感謝いたします。今後は、子供たちも交えてさらに交流を続けて行けたらと思っています。オンラインで繋がった縁を大切にし、今後もいろいろな地域の方と、このような繋がりを持てたらと願っています。


バンコク友の会のみなさま、お忙しい中ご参加いただき、本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています!!