2022年8月31日水曜日

2022年8月 集まりのご報告

  2022年8月 集まりのご報告 


≪こひつじ広場≫








【日時】2022年8月17日(水)21:00~22:00(オンライン)

【参加者】会員6名


【読書】悩める友のために(上)より

 「養子娘の苦心」、「家庭と秘密」


【感想】

・家族内での秘密は本当によくないと思います。本人は隠しているつもりではなくても、結果としてそのことに振り回されることもあるので、ちゃんと話して欲しいです。


・夫婦間の秘密はないのですが、日韓の歴史的な問題や政治的な問題など、こちらはタブーと捉え控えている会話を夫は気にせずズバズバと聞いてくるので困っています。


・夫の顔色をうかがって過ごすことや、子供中心の生活を送ることは、その時はよくても子育てを終えたあと夫婦だけの生活を迎えた時に、向かい合うこを難しくします。特に、母語の違う外国人と結婚した私たちは、言葉の違いで会話をする機会が減らないためにも、もっと夫の言語を勉強する必要があると感じています。


・最近、義理の母が近くに越してきました。一人で暮らしいるので、買い物などで困ったことがあれば声をかけてくださいとは言っているのですが、あちらからの連絡はほとんどありません。今回の読書を通して、気にかかっているのであれば、こちらから声をかければいいということを教えられました。こちらから声をかけることは、母にとっても気分が悪いものでもないでしょうし、私も何もお手伝いしないことに対する後ろめたさや、心配もなくなります。お互いが気持ちよく暮らせるよう、これからは自分から声をかけるようにしていきたいです。


 時代背景などもあり、ここに出てくる問を理解することは難しいです。なので、今回は夫婦関係や義理の家族との関係についての話になりました。先輩会員からのアドバイスなどを心に留めて、これからの夫婦関係を見つめなおしていきたいと思いました。



≪集まり≫

【日時】2022年8月24日 14:00~16:00

【参加者】会員8名(1名オンライン)、お客様1名


●プログラム

【讃美歌】354番 霊の交わり

【読書】夫婦論より「夫婦一体」

【感想】

・お互いが好きなことをし、話し合いなどの時間を持つことはありませんが、お互い支え合っているなとは思っています。巻頭の言葉の夫婦関係を理想とした場合、私たち夫婦は成り立つのか?と考えながら読みました。


・コロナ禍で航空券の価格が上がり、日本に帰省することを反対する夫を持つ友人の話を聞き、妻に対する気遣いが足りないなと悲しくなりました。たとえ夫婦であっても、思いやりや相手の気持ちに寄り添い想像する力が必要だと思います。


・人からは夫と似ていると言われますが、私自身は全くそのようには思えません。一心同体だとは思っていませんが、方向性は同じだと思っています。そのことが、似ていると言われる理由かもしれません。


・考え方や趣味など似たところはありませんが、子供を育てる上では、方向性と信仰を基にした価値観は同じだと思います。


 今月から新しい著作集になりました。初日の今回は巻頭の言葉である『夫婦一体』を拝読しました。想像通り、私たち夫婦のことを思い、反省することばかりでした。みなさんも、それぞれ思うところはあったようです。共通して言えることは、羽仁先生の求める夫婦像が自分にはできるのだろうか?ということでした。

 この中で、「似たもの夫婦は夫婦一体と似て非なるもの」だとあります。似たもの夫婦を理想としていた私にとって、衝撃的な言葉でした。ただ、似ないところの多い私たち夫婦にとっては、救われる一言でもありました。

 そして、もう一つ「夫婦は、いつでも二人が一緒になってつくる人格です。」という言葉も心に残りました。二人でつくった人格を成長させる先に幸福があるという言葉に、結婚した当初、自分の幸せばかりを追い求めていた私が頭をよぎりました。結婚生活も10年を迎えると、徐々に二人の人格が出来上がってきている気がします。

 この巻頭の言葉を心に、夫婦論を読み進めていきたいと思います。今後の読書の時間がとても楽しみになりました。


次回:9月24日(土)

 今回から教会での集まりをもつことができました。これで、平日に働いてみえる会員も参加できますし、子供たちも集まって遊ぶことができます。これからもずっと集まることができるよう願っています。


2022年8月4日木曜日

2022年7月 こひつじ広場のご報告

  2022年7月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)





【日時】2022年7月21日(木)21:00~22:00

【参加者】会員6名


【読書】悩める友のために(上)より

 「内気か勝気か」、「人種的偏見のために」


【感想】

◆内気か勝気か

・上手にしようと思うから、できなくなるのだという言葉にハッとさせられました。相談者は人にどう思われるかを気にしすぎて、挨拶もできなくなっていたんだという答えに、可哀そうだと同情して私が相談されたら返す答えがないと思いっていましたが、そうではなかったのだととても勉強になりました。何事も考えすぎてやらないのではなく、何でもチャレンジしてから考えることが大切だと思いました。


・人は一人として同じではなく、それぞれの良さがあります。この相談者のように自分を卑下しないようにするにはどうすればいいのかを考えながら読みました。自分を卑下することは、癖のようなものではないでしょうか。皆それぞれ欠けているところはあります。しかし、自分を卑下して悩んでいる人がいるのならば、私たちはその人がその癖を打破できるような言葉がけや接し方をし、共に生きていきたいと思いました。


・自分の容姿を気にして挨拶のできない相談者に対して、「人に挨拶もできない内気さは傲慢である」と切り込んだ答に、感銘を受けました。この方の訴えの裏にある問題に気づき、指摘することはとても難しいことです。それだけではなく、その短所が裏返せば長所にもなるということも、ちゃんとお答えになっています。全くその通りで、短所だと思っていることを、長所と考えられることが、とても大切だと思いました。そして最後に、ここから前進するためのアドバイスもされており、この素晴らしい答に、とても感動しました。


・中学時代に先生から教えられた、「勝気は損気」と「無邪気で本気」いう言葉を思い出しました。このタイトルにある『勝気』が何を意味するのかが分かりませんでしたが、高慢や強情のことを意味するのかなと推測しながら読みました。また、ここで使われている『無邪気』の意味も、私の知っている無邪気とは少し違う気がして、とても気になりました。ただ、「輝く無邪気とは反対な暗い強情」と表現されているように、ここでは強情の反対の意味として使われているのだと思います。いまだに、無邪気の本当の意味はよく分かりませんが、ただ中学時代から気になっている二つの言葉が出てきて、とても興味深かったです。


・「どうしてこの人は、こんな性格になってしまったのだろう」と思いながら読んでいました。そしたら答に両親の導きのことが書かれていて、同情を覚えました。子供の性格や考え方は、育ってきた環境や、両親の影響が大きいのだと改めて思いました。そして、自分を振り返った時に、韓国語ができないことを理由に、子供の友達の母親との距離を置いていた自分も強情だったのだと気が付きました。相手も私が外国人だと知っているから、言葉ができなくて当たり前だと思っているでしょう。これからは、もう少し積極的にお付き合いをしていきたいと思います。


◆人種的偏見のために

・私たちの子供は、見た目では分かりませんが、人種的偏見を受ける立場になり得ます。そこをどのように私たちがフォローしていけばいいのか、子供たちがどのように感じるのか。子供と私たちは立場が違うので、自分なりによく考えて答えを見つけていってもらいたいです。


・日本の中でも、昔と比べると色んな人種の人を目にするようになり、実際に接する機会も増えました。そんな中、子供たちが肌の色の違う子供と仲良く遊んでいる姿を見ると、そのように育ってくれてありがたく感じます。みんなそれぞれ違ってそれでよく、それを認め合うことができていけば、世の中が平和になるのだろうなと思いました。そして私自身、心から受け入れられる人になりたいと思いました。


・『汝の敵を愛せよ』とある通り、反感を持っている人を愛することができれば、長い歳月の間に多くの人が尊敬するようになるのだと答えてみえます。周りの考えや、一時の感情に流されず、正しいことをしていれば、いつか人に認められる日が来るのだと思いました。



 今年の夏は、韓国も雨の日が続いています。湿度が高く、とても過ごしにくいです。気温がそれほど高くなくても、湿気のせいでエアコンが手放せません。空気がカラッとしていて、日陰に入ると涼しかった10年前が懐かしいです。