2022年3月29日火曜日

2022年2月・3月 こひつじ広場のご報告

 2022年2月・3月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)












【日時】2022年2月17日(木)21:00~22:00

【参加者】会員10名


【読書】悩める友のために(上)より 

 「大人の犠牲になった子供」、「独立か再婚か」


【感想】


◆大人の犠牲になった子供

・今の時代、自分の子を夫の実家に預けて離れて暮らすという選択をする人はなかなかいないと思います。韓国人の知り合いの中に、自分の勉強のために子どもを実の姉に預け、留学した人がいますが、戻って来て子供との親子関係を取り戻すのに、離れていた時間の倍の時間を要したらしいです。自分の将来のために、実の子を人に預けるとうい選択をした知人をすごいとは思いますが、自分が実際に子供と離れて暮らすという選択をすることは考えられません。


・下の子が生まれた時、義理の両親が上の子をよく実家に連れて行き甘やかしているのを見て、子供の将来が心配になりました。その時の記憶からか、今でもついつい自宅では厳しくしてしまします。この親心を少しは子供にも理解してもらえたらいいなと思います。


・「大人の犠牲になった子供」という題名は正にその通りで、ここに出てくる男の子は本当に大人の犠牲になったんだと思いました。今の時代にも、大人の犠牲になっている子供はたくさんいますが、帰るところがあることが子供にとっては重要で、どんな形で子育てをするにしても、それが子供の安心感につながるのだと思います。


◆独立か再婚か

・答にあるアドバイス通り、すぐに再婚するのではなく、実際に産婆を経験し、社会生活をしていく中でいい人がいれば、再婚すれるのがいいとは思いますが、実際に自分がその状況になったことがないので、何が正しい答えなのかは分かりません。ご自身でよく考えて、自分が一番いいと思う方法が一番なのではないでしょうか。とても難しい問題だと思います。


・自分が同じ立場だったとしたら、亡くなった夫の両親と一緒に暮らすことは考えられないと思いました。この方は、それだけ夫を想っていたということなのかもしれませんが。産婆をするにしても、すぐに独立することはせず、少し様子を見てから社会に出てもいいのではないかと思います。


・時代のせいもあるのかもしれませんが、しがらみがあって正直に自分の意見を言えないがために、苦しんでいるのではないかという気がしました。置かれている状況は全然違いますが、何事も自分の頭でしっかり歩むことが大切なのは、同じだと思いました。真心を持って、自分の心に正直に、状況やしがらみに流されるのではなく、自分が本当にしたいことに向き合って人生を生きていくことが大事なんだと感じました。


・今の感覚では語れない悩みだと思いました。現代の女性は自分のキャリアも大切にしたいため、子供を保育所に預けるなどして、自分の手で育てることが難しい人も多くいます。親の価値観や生活習慣が、その子を大きく支配するからこそ、女性が働きやすい環境を作るためにも、社会全体で子育てをしていくことが大切なのではないかと思いました。




【日時】2022年3月17日(木)21:00~22:00

【参加者】会員9名(お客様1名)


【読書】悩める友のために(上)より 

 「親への仕送りに苦しむ家庭Ⅰ」、「親への仕送りに苦しむ家庭Ⅱ」


【感想】

・この時代は、自分の思いを伝えることが難しかったのではないでしょうか。以前と比べたら言いやすくなった今だからこそ、正しいことや言わなければならないことを、相手を傷つけてしまったとしてもちゃんと伝えなければ、状況は変わっていかないのではないかと思ました。


・自己催眠のように「自分は弱い」というようなネガティブなことを心の中で思ったり、言葉に出したりしたら、本当にそうなってしまうと思います。克己心を目標に掲げなくてはならないほど人間は弱いものなので、自分の弱さに打ち勝ち義務を果たすためにも、できるだけネガティブな言葉を口にせず、自己催眠をかけないようにしなければならないと思いました。


・親が子供のお金を要求することが当たりまえの時代だったんだと思います。現代では、逆に子供が大人になっても自立できず、親が子供の生活費を出し続けている家庭が意外に多いそうです。


・『言い過ぎは恥ずべきことです。言うべきことを言わずに過ごすことも同じだけに恥ずべきことです。』という言葉が心に残りました。現在でも女性に対しては、言うべきことを言わずに過ごすことが良いこととされているように感じます。とても恥ずべきことです。誰に対しても、真心を込めて正直に言うべきことを言えるようになりたいです。


・韓国には、親に仕送りをしている家庭が多い気がします。自分たちの生活を切り詰めてまでも、親に仕送りをしている知り合いもいます。それが夫婦間の喧嘩の原因になっているそうです。家族関係は難しいと改めて感じました。義理の両親ばかり良くされると、自分の両親にもしてもらいたいと思います。しかし、日本の両親はそれを望んでいないので、なんだか義理の両親ばかりに良くしているように感じてしまいます。だからといって、義理の両親に何もしたくないのではないのですが、夫から言い出されると気持ちのいいものではありません。もう少し大らかに、気持ちよく対応できたらと思いました。


・この中に出てくる『克己心』がとてもいい言葉だと感じました。今の自分自身に必要なものだと思います。このように、読書を通して新しい言葉を知ることができ、改めて読書の大切さを実感しました。


・久しぶりに日本に帰省し、友達と食事をする機会があったのですが、働いている友達が私のために少し値の張るレストランを予約してくれました。でも、価格のことばかりが気になって、心から食事を楽しめなかった自分に悲しくなりました。その時、私も日本で働いていたらこんな気持ちにならなかったのだろうか、日本で働きたいと、思いました。

 お金の使い道に対する価値観は人それぞれです。この食事代を、日ごろ頑張っている自分へのご褒美だと感じる人もいれば、そのような食事代に価値を見出さない人もいます。家計簿を付けるようになって、私も一杯のお茶代にも目がいくようになりました。日ごろから家計簿をちゃんと付け、予算の範囲内で快くお金が使えるようになりたいです。


 皆さん、親に仕送りをしなくてはならない経験をしたことがないので、感想に困ってみえました。私の夫も親孝行の一つとして、両親に毎月お金を送っています。そのような状況の中で私がやるべきことは、家計をしっかり管理することだと思いました。また、言うべきことをハッキリと言い合える関係性を築いていくことが、とても大切だということに気付かされました。言うべきことを言わずに過ごすことも恥ずべきことなのです。