2022年4月22日金曜日

2022年4月 こひつじ広場のご報告

 2022年4月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)












【日時】2022年4月14日(木)21:00~22:00

【参加者】会員8名


【読書】悩める友のために(上)より 

 「威勢の強すぎる嫂」、「実母に従わんか継母に従わんか」


【感想】

◆威勢の強すぎる嫂(あによめ)

・この問を読んで、本人の性格や夫の気持ちまでを読み取った答に驚きました。色んな方を見てきたからこそできるアドバイスなのではないでしょうか。私だったら、この方に同情し、手紙を送ってきた娘婿に腹を立てて、手紙の返事を書く必要はないと答えていたでしょう。素晴らしい答だと思いました。


・この相談者にとって、別居するという選択肢はなかったのではないでしょうか。私もこの方に同情し、どうしたら相手を変えることができるのかということばかり、考えていました。しかし、答の中の、「一日も早く別居なさらなくてはならない」という言葉に、ハッと気づかされました。別居し独立するということは、経済的だけでなく、色々な負担が大きくなります。相談者の中で、少し甘えがあったのではないかと思いました。逃げることは悪いことではありませんが、いいことばかりでもありません。それに耐えることができれば、逃げるということも選択肢の一つなのだなということを学びました。


・昔は、姑の力が強く絶対的な存在でした。また、兄弟も多く、両親を早くに亡くしたとしても、兄弟で力を合わせて生きていくことが可能でした。現代は、姑が息子夫婦の負担にならないように気を使い、嫁に意見することなんてできません。時代は変わったのだなと実感しています。



実母に従わんか継母に従わんか

・相談者が夫を育ててくれた継母のことを考えず、実母との関係を大切にしようするところに理解ができませんでした。子供を産むことは痛みも伴い大変なことですが、育てる大変さと比べることはできません。自身の不徳のために子供を人手に渡したにも関わらず、急に連絡をしてきた実母も自分勝手だと思いました。「養育の恩を感謝したいという誠心(まごごろ)」という答の通り、第一に継母のことを考える必要があったのだと思います。


・答の中で、実母の良くないところまで指摘できる想像力に驚かされました。実母の行動は、育った環境からくるものも多く、価値観はこのときに形成されてしまうこともあるので、子供を育てていくうえで、気を付けなくてはならないなと感じました。最後に、夫のためによき妻よき内助者になるようにという言葉が、とても素敵なメッセージだと思いました。




 毎回思うのですが、この著作集に記されている相談は昔のもので時代背景が違うため、現在ではあまりないケースのものが多く、理解するのが容易ではありません。しかし、問いに対する答えの的確さは、現代にも通用するもので、毎回多くのことに気付かされ、とても勉強になります。今後、どのような答と出会えるのかとても楽しみです。


2022年4月14日木曜日

2022年3月 集まりのご報告

      2022年3月 集まりのご報告(オンライン)






【日時】2022年3月28日 10:00~12:00

【参加者】会員6名


●プログラム

【讃美歌】第二編182番 丘のうえに十字架たつ

【読書】思想しつつ生活しつつ(上) より「生活の自由と愉快」


【感想】

・日本に帰省中の子供たちの生活は、習い事もなく余裕のあるものでした。韓国の冬休みを利用して、日本の小学校に体験入学していたので、学校から帰ってきて宿題を済ませたら夕飯まで時間もあり、公園へ行ったり、お出かけしたりして、親子の時間も持てました。子供はまだ小学生なので、韓国でも親子の時間を作ることが大切だと感じました


・昔、1週間の献立を立てていました。そうすると、買い物も1週間に1回で良く、時間に余裕ができました。しかし、献立を考えるのが面倒になり、今では足りないものを近くのスーパーでその都度買っています。小さなお店なので、店主と会話もあり、買い物自体を楽しみにしているのですが、時間を有効に使うという意味で、また献立を作ってみようと思いました


・田舎の生活に憧れていたのですが、旬の時期に同じものを食べ続けることが本当に幸せなのかと疑問にも思いました。自分の食べたいものを、食べたいときに買ってきて、料理する自由が都会にはあります。そういう意味では、都会の方が自由なのではないでしょうか。ただこの自由は、皆が個々の時間を大切にするというルールのもと成り立っています。

 韓国では、スーパーの在庫管理が徹底されていないのか、賞味期限のない生活雑貨にもかかわらず品切れなことが多いです。せっかく時間を使って買いに行ったのに、その時間が無駄に終わってしまいます。多くの人が暮らす都会だからこそ、全ての人が心を合わせることが大切なのだと感じました。

 共同生活の中では、時間を決めて行動しないと、人の時間を無駄にしてしまうことがあります。家庭の中でも同じことが言えます。「集まって一家をなしている以上、てんでんばらばらでは相互いにわずらわされるばかりです。」とあるように、少し窮屈に感じるかもしれませんが、食事の時間やお風呂の時間など時間を決めることが、お互いの時間を無駄にしないことにもつながるのです。今回の読書を通して、そのことに気付かされました。


・赤ん坊の時から筋道のある子育てをしていれば、母親の生活にも大きな筋道がつくと書いてあります。親が自分の都合で時間をずらすと、子供の生活も乱れてしまいます。小さな頃から筋道のある取り扱いをし、それを親もきちんと守り、子供の中に習慣化させることがとても重要なんだと改めて思いました。


・私は家の中でも時間を守るタイプなので、週末に夫がだらだらしているのに苦痛を感じていました。次に何をするのか、今日は出かけるのかが全く分からず、生活のリズムを崩され、一人でストレスを抱えていたのです。しかし、よく思い起こせば夫に確認をしていませんでした。私から聞けばよかったのです。相手の予定が分かれば、こちらも時間の調整ができます。家庭内という複雑でもない社会の中ですら、つまずいていることに気が付きました。



次回:4月25日(月)

 新たな年度を迎え、オフラインでの集まりを計画しています。皆で一緒に大人のステンシルを楽しめることを心より願っています。



2022年4月13日水曜日

2022年2月 集まりのご報告

     2022年2月 集まりのご報告(オンライン)












【日時】2022年2月28日 10:00~12:00

【参加者】会員8名


●プログラム

【讃美歌】391番 奉仕

【読書】思想しつつ生活しつつ(上) より「休息、秋」


【感想】

・私にとって、日本に滞在していた期間が、ひと時の休息でした。韓国にいると、時間が目まぐるしく過ぎていき、食事の準備が面倒になったり、食事を楽しむ余裕すらなくなります。ただ、日本滞在中に母の手料理を食べたことで、食べることを純粋に楽しむ余裕ができ、食に対する意識がリセットされた気がします。日曜日だけでも休息を取りたいのですが、それが難しい私にとって、日本への帰省が休息になっており、その機会を与えられたことに感謝しています。


・2年ぶりに日本に帰省して食べた野菜が、瑞々しくてとても美味しいかったです。これは韓国と日本の土壌の違いにあるのかもしれません。毎日食べても飽きることなく、食事が終わるのを残念に感じるくらいでした。日本に住んでいたら当たり前のことも、海外に住んでいるから比較することができ、このような感動があるのだと思いました。


・祈りの時間を持ったり、思想にふけたり、運動をしたりすることで、休息を持つことができリフレッシュになるのではないでしょうか。とても大切な時間だと思います。


・結婚して仕事をしなくなってからは、毎日が休息なような感じで、改めて休息を作ろうとも、休息のありがたさを考えたこともありませんでした。専業主婦である私たちの生活は、自分で区切りをつけていかないと、ある意味、全部が休息とも言えますし、休んでいても様々なことが頭の片隅にあって落ち着かず、体は休まっていても頭が休まらない、休息のない状態とも言えます。体を動かさないことには、質の良い睡眠を取ることはできません。著作集にあるように、「幸せな休息は勤労の裏面」なのです。これからは、色いろなことに挑戦し、精を出して、休息を味わえる生活を送りたいです。


・秋の虫の音や、落ち葉の彩などに心を奪われる機会が増え、この歳になって秋の良さが身に染みるようになりました。昔は、秋に一番関心がありませんでした。しかし、命を燃やし次の段階に備えるこの時期が、今は好きになりました。


・秋の夜は長く、独身のころは読書でもしようかと、早くベッドに入っていたことを思い出しました。子育てに追われている現在では、季節を感じる余裕もなくなっているので、四季を意識して過ごすことも大切なのだなと感じました。今年の秋は『読書の秋』にしたいです。


・今までは秋にどこか物悲しさを感じていましたが、今回の読書を通して、秋は平和的な季節なんだと気づかされました。外に出ないと季節を感じることは難しいです。植物を見たり、生き物の声に耳を傾けたりと、これからは意識してに外に出なければならないなと感じました。


【その他】

 2022年度の担当決めをしました。私は、引き続きホームページをと担当することに。新しいリーダーの元、それぞれが力を出し合って、22年度も実りのあるものにいして行きたいと思います。


※引き続き3月の集まりのご報告をさせて頂きます。