2015年6月23日火曜日

6月読書会ご報告

今回の読書会も少人数でしたが、2つの箇所をじっくり読み、感想を聞き合うことができました。

<日時>   6月22日(月)10:45~14:00

<集まりの様子>
〜感想の一部〜
その後、『思想しつつ生活しつつ下』より「血と人生」を読みました。友の会在会30年の会員も、日本国内の友の会の集まりで読んだ記憶がないという、稀で貴重な箇所です。皆で輪読し、昼食を挟んで感想を聞きあいました。

慎伝道師からは、キリスト教の側面からこの箇所の解説をしていただきました。
友の会は様々な宗教を持つ人が集まっていますが、団体の思想の根本にはキリスト教の愛と協力の精神が息づいています。与えられる読書箇所を読むことを通して、今後も皆でこの愛と協力について深く考えていけたら良いと思います。

<場所>   トモダちんぐ事務所
<参加者>  会員4名、子ども2名
       昼食後、伝道師の先生とその他1名が加わりました。
      
<内容>   
1.讃美歌290番
2.読書 羽仁もと子著作集・『教育三十年』より「新しき歌をうたえ」(婦人之友6月号巻頭言)
     羽仁もと子著作集・『思想しつつ生活しつつ下』より「血と人生」

前回の生活勉強会から通読を始めた『教育三十年』の巻頭言が今月読む予定だった『婦人之友6月号』巻頭言と同じ箇所だったので、原文から「新しき歌をうたえ」を皆で読み感想を聞きあいました。出席者4名は、子育てを終了した人2名と現在育児真っ最中の2名。現在教育現場に携わる者、現地校(韓国の公立小学校)に学ばせる者、そして著者・羽仁もと子の創立した自由学園に学んだ者、そこに子どもを学ばせた者、様々な立場で感想が話されました。

・詰め込みでない教育は理想だが、現実との乖離を感じている。子ども自身が自ら学びたいと思えるように子どもを導けていない。教育についても自分自身に芯がないので周囲に躍らされていることを感じているが、将来取り返しがつかないと困るという思いもあり、ジレンマを感じる。
・愛を基礎において教育を施し、愛を持って人と交わることはとても難しい。どのように愛を表すのか、それが一人一人に問われている。子ども時代に「軸」となるものに出会うことは本当に大切だと思う。
・「子ども達自身」に働きかけることが本当に大切だと思うし、それが難しいことでもある。大人も日々進歩していかなければならないと思う。
・学校はその温かさにおいて、子ども達の第二の家庭、今の世に存在する最も優れた社会と書かれている。このような学校が韓国でできることを真剣に望んでいる。

この日、事前に計画・依頼していたわけではありませんでしたが、ブンダン友の教会の慎征範伝道師も交えて感想を聞きあうことができました。

私たちの罪の汚れを取り除くために流されたキリストの血潮について、旧約時代の時代背景からキリストの十字架での死と復活まで時系列に分かりやすくお話し下さいました。