2021年7月17日土曜日

2021年度 全国生活研究会

 全国生活研究会に参加しました!


【日時】2021年7月13日(オンライン)

【参加人数】630名

【礼拝】聖書:創世記2章15節


 オンラインになって、ソウル友の会からも全国生活研究会に参加することができました。全国こども研究会と同様、多くの方が参加されていてとても驚きました。懐かしい方のお顔も拝見でき嬉しく思っています。


 昨年は集まることが難しい中にもかかわらず、どの地域の方もオンラインや、オフラインでも人数に制限を設けたりして、家計簿について講習会をされていました。毎月、勉強会を開いて家計簿が続けられるように励まし合っている友の会の方もみえました。

 また、昨年はkakei+という新たな記帳手段が加わり、80代の方もクラウド家計簿にチャレンジされていると伺いました。

 多くの方が友の会に入会されるきっかけが、家事家計講習会ではないでしょうか。私もソウル友の会で開催された講習会で「羽仁もと子案家計簿」を知り、予算を立ててから付ける家計簿に感動しました。それからというもの、何も考えずに使っていたお金が、記帳しなければならないと思うと、自然と財布の口が堅くなり無駄づかいをしなくなりました。面倒くさがり屋の性格が功を奏したのだと思います。

 「羽仁もと子案家計簿」を付けたことで生活が変わったと、皆さん口をそろえておっしゃいます。中には、ご主人と一緒に家計簿を見合うことで、ご主人のお金の使い方まで変わったというご家庭もみえました。他にも、口座を費目に合わせて作っている方もみえました。現金が合うと気持ちがいいものですよね。


 また、SDG'sを意識した活動の報告もありました。

具体的には、

 ・生ごみを減らすために、たい肥を作って野菜を育てる。

 ・プラスチックフリーを目指し、プリン石鹸を子どもたちと作ったり、洗濯ネットをさらしや布巾などで作る。

 ・スポンジの代わりになる、へちまを育てる。

 ・鍋帽子を使う。

 ・スーパーのレジで魚や肉をビニール袋に入れてもらわない。

 ・保健衛生費を見直すことでプラスチックゴミを減らす。

 この他にもいろいろな取り組みをされてみえました。ソウル友の会でも、プラスチックフリーを目指しへちまを育てています。ほとんどの会員が集合住宅で暮らしているため、ベランダでの栽培に苦戦していますが、成功することを祈っています。


 最後に、お子さんが小学校に入学するのを機に羽仁もと子案家計簿に出会い、49年ものあいだ付け続けた方の家計簿を、年ごとに棒グラフにした表を見せていただきました。それは、まるでその方の人生を物語る年表のようでした。特に私の目に留まったのは、教育費のかかる期間の短さでした。49年の間のたった3分の1にも満たない短い期間だったのです。小学校に入学したばかりの子を持つ母として、先の長い教育費に頭を痛めていましたが、人生のうちの短い期間でしかないと分かったとき、私も自分の棒グラフを作り自分の人生を振り返りたいなと思いました。そのためにも、しっかり予算を立て不安のない人生を歩み、付け続けることの重要さを改めて実感しました。ご自身の家計簿を公開してくださった大先輩に感謝します。

 カード社会である韓国では、カードで支払うたびメッセージが送られてきて、今まで支払った合計が一目で分かるようになっています。そのためか、家計簿の重要性を感じる方が少なく、講習会に参加されても費目が細かく分かれている羽仁もと子案の家計簿を続けて付けてくれる方がなかなかみえません。そんなこともあり、今年度は家事家計講習会ではなく、テーマを決めて料理などの講習会をする予定です。しかし、この素晴らしい家計簿を多くの方に知ってもらえるよう、これからも活動を続けていきたいと思います。