🌷全国友の会大会 2日目🌷
💁ソウル友の会参加者:会場出席1名、Zoom出席2名
ステージは婦人之友社創業120周年を記念した装飾で飾られました。
<午前の部>
🌿礼拝
🎵讃美歌 520番、93番
📖マタイによる福音書22章35節~40節
📖マタイによる福音書22章35節~40節
中央部の苅田美樹さんによる礼拝です。
羽仁もと子先生は、元祖キャリアウーマンでした。「有職者こそ、友の会での学びが活かせます」という言葉に目が開かれました。
婦人之友社は創業120年を迎え、自由学園は創立100年となり、友の会も創立100年に向かって歩みを進めています。
「私は自分だけが良いと思う人ではない」というミセス羽仁の思いの後には、「自由・協力・愛による社会の実現のために働く人になりましょう」という激励の言葉が続きます。
日頃聞き慣れていても、全国大会で語られる言葉は心に響きました。
⭐️「健全な良い家庭を作ることから、良い社会を作りましょう。」
⭐️「力を差し出せない時は、祈って祈って支えましょう。」
⭐️「苦しみを一番に受ける子どもたちを守り、大切にしましょう。」
⭐️「一人でも多くの方に友の会を広めましょう。」
そして、
⭐️「著作集を中心として、本気の仲間を募りましょう。著作集を生きる人になりましょう。」
これらの言葉を心に深く刻みました。
🌿婦人之友120周年をお祝いして
代表取締役、編集部の方々からのお話がありました。
📅日めくりカレンダーの紹介
羽仁もと子先生は、自分や自分の家族だけが良くなるのではなく、社会全体が良くなることを心から願われた方でした。そのため、多くの言葉が心に響くのだと感じるとの制作担当者のコメントがありました。
素晴らしい言葉に溢れた著作集。言葉の選定は、非常に大変な作業だったと思います。
私たちもこのカレンダーを購入したいと思います。
📔別冊明日の友、別冊婦人之友の案内
質問から話は始まりました。
「コロナ前3700カ所→コロナ禍7300カ所」これは何の数字でしょう。
答えは、「子ども食堂の数」だそうです。
別冊婦人之友1号は、子育て、居場所作り、全国友の会U6の取り組みを紹介しています。
日本国内の実態把握ができ、また私たちができることのアイデア満載の雑誌だろうと期待しています。ぜひ読んでみたいと思います。
📕「明日の友」編集長のお話
創刊1973年。高齢化社会に突入した時代に創刊されました。
明日の友に掲載された5つの以下の材料で作れる料理とお菓子のレシピがこの度ネット上で掲載されたそうです。950点以上ある中から、300点程度を厳選したとのこと。
編集長のおすすめは「豆腐田楽味噌納豆」だそうです。
『明日の友』創刊50周年記念・料理サイト『MAX5』
世代を超えた緩やかなつながり「多世代のつながり」が、専門家により提唱され始めた昨今、友の会は多世代のつながりのある団体だとの編集長の言葉に、感謝と使命を新たにしました。
📗「婦人之友」編集長のお話
「婦人之友」は羽仁両先生のビジョンに加え、皆で行いたい、拡めたいという願いを持って、読者と記者の研究室として続いてきました。
大事だと思ったらすぐに行動した羽仁先生の言葉の中には、「心掛けは実行しなければならず、そうしなければ命づけられることはない」というものがあります。
創立者には「違った者が集まった時に発揮されるものの可能性に期待する思い」がありました。それを楽しく実践できる力が大切です。共生、多様性が叫ばれる今、より一層この重要性を想いますとのお話でした。
「平和は作ろうとしなければ、崩れてしまうもの」という言葉がありました。平和が脅かされている現在、そのことを覚え、平和を作り出すことを願う読者として、雑誌と向き合っていきたいと思います。
🌿ビデオメッセージ 「家庭から平和を創りだす」国際連合事務次長 中満泉さん
平和の象徴オリーブの枝をモチーフにした国連の旗の前で、国連事務次長の中満泉さんがお寄せくださったビデオメッセージが流されました。
(中満さんも長年の婦人之友読者だそうです。)
以下、お話の内容の一部です。
・世界はかつてないほどの危機に立たされている。
しかし、平和・繁栄・平等の世界を選択することがまだできる。
平和の実現のため、共通の未来の実現のために、すべての人が役割を果たさなければならない。
・私たちにできること
1、身近な人と平和に関し学び、議論すること
特に、唯一の核兵器被爆国の国民として。
2、身近な人と安全保障とは何かを話し合うこと
3、民主的権利を行使すること
地域や国で、また、国際決定者に向けて。
クリティカルシンキングを持つ若い人たちは、優先順位を付ける上でその力を発揮できる。
4、地域で思いやりや連帯を促進させること
5、ジェンダーの不平等を終わらせること
女性がより多くの政策の意思決定に関わる必要がある。
差別には声をあげ、立ち向かう。
どんな慣習がこれを阻んでいるのかを考える。
デジタル技術の発展についていく。
なぜジェンダー平等が必要なのかを話し合う。
最後に「女性が取り残されては、平和の実現は難しい」という言葉がありました。
このビデオメッセージの後、代表の望月さんが目頭を熱くしながら、お忙しい中でビデオメッセージを送ってくださった中満さんへのお礼を述べられました。
また、婦人之友社にむけて、「これほど自慢できる雑誌はありません」という言葉と共に、「そんな婦人之友と、今後も共に歩ませていただきたい」とお祝いと決意の言葉が述べられました。
🌿婦人之友と共に
内容を一部紹介します。
・四代にわたる読者の発表(母 京都友の会(90代)、娘 鹿児島友の会(60代))
婦人之友に載っているものが目の前に現れ、魔法のように思っていた。
「〇〇ちゃんのおうちはいつも美味しい匂いがするね」と友達が言ってくれていた。
「人間の生地を織る」という言葉があるが、縦糸は家庭、学園、友の会で学んだことだと思う。
曽祖母の代から続いてきたので、我が子につながることを願っている。
・会場(サンパウロ友の会)
日めくりカレンダーが二世に活用できそう
・会場(豊中友の会)
最寄りで感銘受けたところを共有し合うプログラムを毎月入れている。
新入会員は婦人之友の記事が難しいといっているが、ベテラン会員は2〜3年先をいく記事があるという。
年代をまたいで学べることが感謝。
・会場(北見友の会)
明日の友創刊からの読者として紹介してもらった。
3代にわたる読者で、自分は小学生から読んできた。
母が西島式の洋裁をしてくれた。遠足などでは、朝からブラウスができていた思い出がある。
・会場(岐阜友の会)
2023年4月号エッグストロベリー作ってきた。昼に皆で食べる。
<午前の部>
🌿婦人之友はわれらの研究室
どこを切っても婦人之友の血が流れているという佐藤尚子さんの「家事は心を込めてすれば、家庭の文化を作る」という言葉、
「節電は発電することだ!」という話が心に響きました。
🌿子どもと共に育ちあう
幼児期は生活全てが学びであり、生きる力の根が育つ時期です。
「子ども真ん中社会」を作り出すことが喫緊の課題です。
🌿(公財)全国友の会振興財団
2団体の関係について説明があり、よく理解できました。
・2011年公益財団法人として認可を受ける。
正式名称「公益財団法人 全国友の会振興財団」
・任意団体 全国友の会
🌿閉会式
60名の中央委員が承認されました。
会の運営のためいつも本当にありがとうございます😌
🌿友の国合唱
代表の「友の会の働きが平和を築く礎になることを信じて活動していきたい」という言葉で二日にわたる会が閉幕しました。
大会主題「婦人之友120年を喜び 平和を願い 希望をもって100年に向かう」に完全に沿った数々の発表から、希望・勇気・活力を得る2日間でした。
平和を享受する者ではなく、平和を作り出す者として、家庭から社会に働きかけるソウル友の会でありたいと思います。
⭐️引用された著作集の一部
・友への手紙 「私の家庭観」
・真理のかがやき 「建業30年」
・雑司ヶ谷短信 「回顧50年」
・悩める友への手紙 「母のねがい」
🌷会場のお花🌷