2023年度 全国友の会大会が行われました!
【参加人数】1,129名(1日目)、1,256名(2日目)
🌷1日目🌷
💁ソウル友の会参加者:会場出席1名、Zoom出席5名
1日目は自由学園の記念講堂を会場に開催されました。
今年度は、海外から2友の会が招待され、サンパウロとソウルがオフライン参加です。
<午前の部>
4年ぶりに各地友の会代表の入場から始まり、点呼が行われました。
オンライン参加者は、ソウルのリーダーが画面に見える度に、「わー!」と興奮しました😊
大会成立宣言、墓参の報告の後は礼拝です。
🌿礼拝
🎵讃美歌 7番(村岡花子訳)、367番
📖エフェソの信徒への手紙2章14~17節
中央部リーダー望月伸子さんによる礼拝では、ご自身の友の会や婦人之友を通じた経験や、羽仁先生の言葉を引用しながら、社会における友の会の使命について語られました。
私たちの目指すべき「平和の実現」「神の国の実現」は、個性を持った一人ひとりが集まり、愛の中で協力する中で成し遂げられることを改めて肝に銘じました。
今の友の会は有職者が増え、会員はみな忙しい。組織の中で、会員一人一人が生かされているか、使命を生きられているかを点検し、各地友の会の個性が生きる組織作りが大事です。「各地の活動が祝福され、生かされることを祈る」というリーダーの言葉が心に響きました。
聖書の本文には、人と人との関係の回復が書かれています。キリストご自身が平和であり、キリストは十字架につけられてまでも一人一人に愛を示し、その生き様を通して平和を実現されました。敵意とは、お互いを認めない心です。互いを認めることにより、平和は作られます。
「平和」や「神の国」が実現している状態とは、全ての人が与えられている可能性・経験・能力を発揮でき、それらを活かし合えている状態です。
ロシア、ウクライナ、イラク、シリア、ナイジェリア、ミャンマー等、世界各地で戦争や紛争が続くいま、より一層平和への祈りと願いを強め、協力していく重要性を再認識しました。
まずは身近なところから平和を築いていくことが私たちに与えられた使命です。
以下、紹介された祈りと絵本です。
⭐️ラインホールド・ニーバーの祈り
⭐️絵本「すべては神様が創られた」奥田 知志 作
(前略)戦争に良い戦争も悪い戦争もありません。
戦争そのものが悪です。
この機に乗じて核武装が必要などという妄言が出始めています。
私たちはあの道を二度と歩むことは出来ないのです。
📕絵本はこひつじ文庫のために早速購入しました📕
🌿リーダー抱負(10友の会)
勢いを感じる我らリーダーの抱負に、画面越しから皆で大きな拍手を送りました👏👏👏
🌿会員数の報告
13,831人(2023年3月時点)
お久しぶりの会、生活勉強会の日を設けるなどの工夫が聞ました。
2022年、100歳をお迎えになった方は16人!
中央部からお誕生日カードをお送りしているそうです。
札幌第三友の会の「婦人之友読者拡大の本質は、私たちが『本当の愛読者になること』」という言葉に、ソウルでも婦人之友を真ん中に、集まりをしていきたいと思いました。
🌿自由学園より 学園長 髙橋和也先生より
ミセス羽仁は、「新しくならないと呪われる」という言葉を残しています。
教育モットーも進化を続けました。
⭐️1927年 思想しつつ生活しつつ祈りつつ
⭐️1932年 それ自身ひとつの社会として生き成長し そうして働きかけつつある学校
⭐️1947年 真の自由人を育てる
⭐️1950年 これからさきの鮮やかな目標
温かい家庭としての学校
今の世の中に存在するもっとも優れた社会を具現化する学校
「学校」は次の社会でありたいという願いを持ち、創立100周年を迎え、一人一人を大切にする家庭のような学校、自ら教育する力、良い社会を作る力、そして神を愛する心を育てる学校になれるよう、進化し続けているとの説明がありました。
2024年度には、中高が共学になります。
その後、女子部、男子部、最高学部の生徒・学生の話を聞きました。
「自由学園の自治生活には、本質を考えさせるものがあちこちに散らばっている」、寮では「自由時間の使い方から『自立、自律』を学んでいる」という生活に即した力強い言葉がありました。
また、婦人之友2023年1月号にも掲載された、自由学園のシンボル6種の選定過程についても報告があり、興味深く聞きました。
<午後の部>
午後の部は、自由学園中高生徒による混声合唱から始まりました。
🌿経済の報告(中央部会計、われらの公共費、協力経済)
2022年度決算、2023年度予算が承認されました。
われらの公共費とは、以下の目的で利用するものです。
・羽仁先生の教育を拡大する
・国内外社会福祉・国際交流・災害救援・復興支援
・友の会から社会に働きかける
🌿創立者の志を生きる
3名の友の会員としての証だと思いながら聞きました。
私たちもそれぞれ与えられたタラントを用いて頑張ろう!と元気をいただける話でした。
たくさんの感動と学びを得て、15時に1日目は終了しました。
⭐️引用された著作集の一部
・友への手紙「個性」「現実と理想」