2022年9月 集まりのご報告
≪こひつじ広場≫
【日時】2022年9月14日(水) 21:00~22:00(オンライン)
【参加者】会員6名
【読書】悩める友のために(上)より
「頼む木陰に雨が漏る」、「女中の才気を羨む娘」
【感想】
◆頼む木陰に雨が漏る
・題名だけでは想像できない内容でしが、想像以上のお悩みでした。自分ではどうすることもできないことで悩むのは、周りの人にも迷惑がかかるので、時には諦めることも大切だと感じました。また、相手の立場に立って考えることも大切だと気付かされました。
・結婚したら韓国に来ることは分かってはいたのですが、それでも思うところはあります。いろいろな事に不満を持つのではなく、自分のやるべきことに専念することが重要なのだと羽仁先生はおっしゃりたいのだと思いました。
・羽仁先生がとても前向きで読んでいて清々しい気持ちになります。この回答をされるのにもすぐお返事をされるのではなく、何年もかけてその方の人生を真剣に考えお返事されていることを知り、改めてすごいなと思いました。答の中にあるアドバイスは、とても冷静に判断されていて厳しいものではありますがとても的確で、何年も経った現代の私たちにも通じ、ハッとさせられることばかりです。
夫が育児に無関心であることは、子煩悩な父親でない限り当たり前のことだという答に、何もしてくれない夫に不満をもっていた私は、それが普通なのだと気付き気持ちが楽になりました。
◆女中の才気を羨む娘
・親になると自分の子供に対して厳しい目で見てしまい、他の子や自分が子供の頃にできていたことができないと責めてしまうことがあります。自分の子供に厳しいのは期待しているからです。しかし、自分の考えを押し付けるのではなく、サポートに回れるようになりたいです。そして、できないことは一緒に努力していきたいと思いました。
・他人の子に厳しくできないのは、厳しくしても意味がないということだからだと思います。実際に、子供が友達と喧嘩したとき、喧嘩はお互いが悪いのですが、友達を叱ることができませんでした。この場合でも、お互いをちゃんと諭せる大人になりたいと思いました。
・韓国だけではないと思いますが、子供ができることに親が鼻を高くすることが多くあります。人には内と外があるにも関わらず、多くの人が外側ばかりに目を向けているのではないでしょうか。外側ばかりに目を向けていると、自分には何が必要なのか分からなくなり心が乱れます。子供が松になるのか、牡丹になるのかは分かりませんが、松には松の育て方があります。私は松の子を正しく育てられているのか、改めてよく考えてみたいと思います。
≪集まり≫
【日時】2022年9月24日(土) 14:00~16:00
【参加者】会員8名(1名オンライン)
●プログラム
【讃美歌】504番 雑
【読書】夫婦論より「理想の花嫁花婿」
【感想】
・外見で結婚相手を選んではいけないのだと改めて思いました。外見は年と共に失われていくからです。夫婦は時間を共にすることで似てくるといいますが、異なった部分を持つことも大切ではないでしょうか。その異なった部分に興味を持って寄り添うことで、自分も夫婦としてもアップデイトしていけたらと思いました。
・留学先で知り合った夫とは、海外にいるときは外国時という共通項があったけれど、結婚してから共通項がないことに気が付きました。ただ今は、子供の親であることが唯一の共通項のような気がします。著作集には、いつまでも花嫁花婿でいなくてはならないと書かれていますが、私たち夫婦はそうではなく家族なのだと思いました。
・「人生は常に勉強」と頭ではわかっているのですが、主婦の私は日々の生活に追われそれが難しくなっていました。特に海外にいると色々な障害があり、余計に難しい気がします。しかし、友の会や補習校のおかげで「古妻」にならずにすんでいます。友の会を通して一緒に新妻になっていきましょう!
【その他の話し合い】
1)こひつじ文庫をボランティア活動の場にできないか。
2)今後の活動について
今年度は、集まって読書をすることで満足してしまっていて、外部の方たち向けの勉強会や料理教室などといった活動の計画が何もありません。会員向けに来月の集まりで調理実習と、11月にキムチ作りをすることにしました。
次回:10月26日(水)
韓国料理とシフォンケーキを作る予定です。