2021年11月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)
【日時】2021年10月27日(水)21:00~22:00
【参加者】会員9名
【読書】悩める友のために(上)より
巻頭の言葉、「男の中で働く女の辛さ」、「情愛のない夫」
今回から新しい著作集になりました。ソウル友の会はもちろんのこと、先輩会員の方も集まりの中で読書をする機会のなかった著作集とのことでした。皆さんとどんな語らいができるのかとても楽しみです。
【感想】
◆われらすべての悩み −巻頭の言葉−
まずは、巻頭の言葉から拝読することに。著作集の題名から、昔の方の悩みを通して感想をただ述べるだけのものだと、気軽な気持ちで参加した集まりでしたが、巻頭の言葉の最後にある、これは「われらすべての悩み」なのだという言葉に考えを改めました。
この手紙を書いた方々は、近くに真を語らえる仲間がいなかったのです。誰しも悩みを抱えて生きています。友の会の仲間たちは、共に喜び、悲しみに寄り添ってくれる存在です。今回の読書を通して、そのことを改めて思い起こさせてくれました。悩みがいつか自分の人生を極彩色に彩ってくれると信じています。
◆男の中で働く女の辛さ
・職種や職場、本人の価値観によって働き辛さの感じ方も違ったようです。時代が変わり、女性が働きやすい世の中になりましたが、今でも苦しんでいる女性はいるのではないでしょうか。
◆情愛のない夫
・今でも、情愛のない夫から離れられない人はいますが、昔のように自分の意思で別れることのできない時代とは違い、現代では考えられない状況だと思います。こんな人と自分の人生をかけて一緒にいなくてはならないなんて、とても辛く悲しい悩みだと思いました。
・女性が一人でも生きていける時代になったのだと実感しました。人々の価値観は、この手紙の書かれた時代とは大きく変わりましたが、人の中身はそれほど変わってはいないのではないかと思いました。
次回は、今年最後のこひつじ広場です。