2015年7月31日金曜日

7月読書会&実習のご報告

学校が夏休みに入り、毎日暑さが続いています。
日本と比べると季節の移り変わりが1ヶ月ほど違います。韓国は今が梅雨の時期なので、暑さに加えて湿気も多く、衣食住の管理が難しい時季です。


<日時>   7月27日(月)10:30~15:00

<場所>   会員宅

<参加者>  会員7名、子ども3名      


<内容>   

1.讃美歌 205番
2.読書 婦人之友7月号巻頭言より「休息」
     著作集『思想しつつ生活しつつ(下)』より「悲哀を知る人々」
3.生活勉強 食:夏野菜を使った料理実習と試食、手仕事:アクリルタワシ製作

<集まりの様子>


*読書


月1回の読書会では当月婦人之友の巻頭言(羽仁もと子著作集より取り上げられた文章)と著作集『思想しつつ生活しつつ(下)』を通読しています。

まずは婦人之友より「休息」を読みました。婦人之友は毎月その季節、その時勢にぴったり合った箇所が選ばれています。

感想の一部を紹介します。
・夏は一層早起きになり、暑くなってくる朝10時までに夕食準備までを済ませると1日がスムーズに行く。
・朝に散歩するとアサガオが見られるなどのご褒美ももらえる。
・多くの仕事がある中で、素晴らしい場所や物に触れる機会があると、心底休息が与えられたと感じる。
・文中にあるように、昼寝をしてしまうと親子ともにだるくなってしまう。自堕落な生活は心してしないように努めなければならないと思う。
・日本には夕涼み、夜の祭り、花火など夏の夜を楽しむ機会が多い。韓国でもこのような機会があると嬉しい。
・すべき仕事の中で、特に人のためにする仕事が沢山あると喜びがいっぱいになる。


次に「悲哀を知る人々」を読みました。
この世には多くの悩み、悲しみ、そして苦しみがあります。同時に、世の様々な悲しみを取り去ってほしいとの個人、或いは知人や友人や親戚などのための祈りがあります。
自分自身や家族の悲しみや悩みに加え、隣人の悲しみや悩みを共に苦しみ涙する話を読書感想の中で共有しました。

感想の一部です。
・悩みは成長するチャンス、ポジティブに考えたい。
・日々の祈りの中に自分のことだけではなく、悲しむ多くの友のための祈りがある。人のために祈ることのできる感謝を思い、また自分も人に祈られていることを感じて感謝が湧き上がる。
・祈りは苦しみを訴え、取り去ってほしいと伝える手段でもあるが、感謝も伝えることができるものだと思う。
・人の悲しみや苦しみに共感することで、社会を良くする「行動」に移すことができると思う。
・人間が拭うことのできない涙を拭うのは最終的には創造主である神様しかいないと思う。

互いに感想を聞きあうことで、個人では考える機会の少ない深い問題について考えられ、また様々な考えに触れ自分の考えを深められることはとても貴重だと改めて感じました。
会員同士、苦しみも悩みも分かち合い、互いに祈りあえる同志でありたいと思います。



*食


会員自家製の野菜を使って
前回の集まりで夏野菜を使った料理のレシピを交換しました。
その中からこの日は時間の関係上、「夏の野菜会議」というカレー味の野菜料理のみを実習しました。その他の料理は事前に用意しておき、昼食時に試食しました。

タンパク質は大人7人の食卓にたった150g。ほぼ野菜だけのメニューでしたが、お腹はもちろん心まで満たされました!

旬のものを摂り入れ、食事をする相手のことを考えながら料理することの大切さを学びました。







*手仕事



若い会員から以前より希望していた「アクリルタワシ」の作り方を学びました。かぎ針編みを初めてする人が多かったので、丁寧に教えてもらいました。くさり編みとこま編みで長方形のタワシが完成。何度も作って技術を身につけていきたいと思います。


次回の集まりは8月8日(土)です。
友の会の集まりにご関心のある方は是非お問い合わせください。お待ちしています。