2023年10月18日(水)20時~21時
参加者 会員7名、他友の会1名 via Zoom
山登りを人生航路の縮図と表現し、300人規模の女学生の山登りのことが書かれている箇所です。
以下、感想です。
・「人生というものは、(中略)危険と戦いつつ、今立っている所から、一足ずつ歩み出して行く、攀じ登ってゆくところの道です。」というところを読み、行き当たりばったりのことが多いので、立ち止まって周到な用意ができるようになりたいと思った。
・今年よりも来年、再来年と進歩していく何かがあるといいなと思った。そういうものが計画できるとよい。
・山登りのことを人生と結びつけて表現しているているのが良いと思った。バックアッププランを考えるのが大事だと感じた。
・子育てをしていた頃に参加した「国際子どもキャンプin長野・信濃大町」を思い出した。都会の生活ではなく、いつも山を見て暮らしたいと移り住んだ人と、海外・日本各地から参加するキャンプ。20cmの深さの池で自由にイカダに乗ったり、高いところにある櫓の上に登るなどができる。山好きが多いので、夏の雪山に登った。大変だったが、下山後、温泉に直行したのは忘れられないくらい気持ちよかった。夏祭りの時期で、町中を盆踊りで練り歩いたり、金魚すくいなどをしたことは、とても良い思い出である。そんなキャンプができたら良いと思っている。
・昔、父の影響で山登りをよくした。自分は登りたくなかったが、半強制的で登っていた。しかし、下山後の充実感に満たされて、よい記憶が蘇った。当時父からは、「そうなるなら、初めからいい気分で登れ」と言われていたことを思い出した。
・次の遠足、次のイベントの参考にしようということはあるが、すぐにも利用しようという考えが良いと思った。
・プランBの話。せっかく休みを取ったから・・・という強引さは無きにしも非ず。スパッと諦めて別のプランを実行できる決断ができる羽仁先生はすごい。
・山登りは大嫌いで、したことがない。平らなところが好き。そんな人生を歩んでいると思った。
65年間で登ったのは、修学旅行で行った鹿児島の開聞岳。なんの記憶もない。どうやって計画したかも何も覚えていない。登ったことだけ。充実感も何もなかった。
「人生というものは、その毎日も全体も、一々周到な用意と賢い工夫をもって、危険と戦いつつ(後略)」という箇所を読みながら、自分は呑気に生きていると感じた。
・山登りに縁がなく育った。
小学生の頃習っていたスイミングスクールで富士山8合目に登った。登っている行程を覚えていない。小学生が登山靴を履いて登っていることに、他の登山者からコメントをもらった。富士山は青いイメージだったが、夏は赤い砂。下りは走って降りた。杖の土産も買った。何も覚えていなくて残念。
50代になる独身女性の知り合い。別々で登山グループに所属している様子を見て、楽しそう。仲間と頑張るのが楽しい様子。夫は登山が好きなので、週末に山に行く。途中の大変さに勝てないので、まだ挑戦できない。
・両親共に山登りが好きで、夏休みは山登りをしていた。疲れたな、疲れたなと思っていた。
山小屋で家族ゆっくりするのは好きだったが、登るのは好きではなかった。
大人になって、山登りしたいと思うし、親と同じことを自分もしている。母に言ったら、「そんなもんでしょう。」と言われた。いつか子供達も思い出してくれたらいいなと思う。
・学園の遠足は登山。遠足前には著作集のこの箇所を読んだ。当時心に響いた箇所に線が引いてある。今日皆さんの感想に出てきた箇所の一歩手前から引かれている。
「よいリーダーによって、山登りをするのは楽しいものです。(後略)」
「山登りはしないでも済むものをと、こういうことを物好きだと思う人もあるのですけれど、そこが第一に間違っているのだと思っています。(後略)」
それぞれにまつわるエピソードが思い出される。
大人になって読むと別の箇所に心が動かされた。
「どうにかしてこの行程が祝福されて、多くの効果ある始終を見るように(後略)」このような祈りを持って過ごせるのはいいなと思う。
💓歓談
読書の後は、歓談の時間。
今回は「ヨウスヘン(楽水行、요수행)」という川の流れに沿って歩く活動についての話になりました。
私たちも近くにある川沿いを一緒に歩く時を持ちたいと話しています。