2024年10月18日金曜日

2024年 10月 こひつじ広場のご報告

こひつじ広場

2024年10月16日(水)
出席者 会員 6人

今月も日本から、韓国からオンラインで集合!

📕読書

「十年の感謝」「教育と権威 自由学園創立十年報告会において」(みどりごの心)


自由学園創立10周年に際し羽仁もと子先生がしたためられた感謝の言葉を読み、その後予定外ではありましたが次に収録されている、同年度の新入生を迎えた後に行われた報告会の際の言葉を読みました。


全員が共通して関わる継承日本語教育。

韓国・ブンダン日本語補習授業校も韓国継承日本語教育研究会も誕生から10年が経ったということで、全員がそれぞれの立場で感慨深く読みました。


👤感想「十年の感謝」


・行事は生徒の心に残る。その重要性を感じた。また、10年前にこの自由学園が立てられていたということは、決して偶然ではなかったという文が心に響いた。小6の息子のクラスでは、補習校小学部卒業のプロジェクトを考えている。補習校の十年は長いようで、あっという間のようにも感じる。
「婦人之友」は我らの研究室だという言葉は何度も聞いたが、今もこの雑誌と友の会が続いていることはすごいことだと思う。
社会との繋がりを持って、自分には何ができるかを考えることが大事だと思った。

・羽仁先生の言葉を自分自身の言葉のように思いながら読んだ。自由学園や婦人之友を補習校に置き換えて読むことができた。補習校の10年を振り返ると、感謝しかない。


子どもが自由学園に通うようになり、文中に書かれている思想が100年以上も伝わっているんだと感じる。
例えば、報告会について。学園の実践報告を社会に役に立てていただきたいという思いで行いたいとある。今も実際にこの思いと同じように学校運営がされている。
10年の感謝の時は、学園も小さい団体だったと思う。学校を立ち上げた思い入れと熱が伝わってきた。
また、創立日に感謝の会を行うのではなく、新入生が入学してみんなが顔見知りになって行事を行なったという部分など、新しい人への疎外感をなくす配慮も感じる。娘が居心地良さそうに学園に通っている姿を見て、感じるものがある。


・補習校を思いながら読んだ。創立100年の歴史の中には、10年という時がもちろんあったことを思い、補習校も10年、20年と過ごして、こんな時もあったんだなと思える日が来たらいいなと思う。
娘が補習校に入学して4年。創立10年の間に携われてよかったなと思っている。
幼児クラスから携わり、その時に友の会に入り、その後補習校に入ったが、友の会会員の働きは補習校の中でも大きいと感じる。補習校で力を発揮しなければいけないと感じて入学したので、気持ちの面で面倒臭いとかどうして自分が、などネガティブな気持ちは一切沸かなかった。それは友の会メンバーのおかげだと思う。
婦人之友は興味本位の雑誌と違うとあった。その通りだと思う。
それから、何か行事をした際に、やりっぱなしはだめだとわかった。報告の精神は、羽仁先生、自由学園からくる考えなんだと分かった。


・長く続く自由学園にも創立10年の時があったんだなと思う。
今、補習校では来年の代表選出の時期。
文中の「背水の陣を布くより他に別の立場を作り得ない人間です」という言葉を読み、代表に申し訳ない気持ちと、ありがたい気持ちになった。今後、卒業生も関わっていける補習校になればいいなと思っている。


・自由学園を始めた時、背水の陣で熱意だけで始めたとある。そんな学校が100年経っているのは本当にすごい。
「婦人之友は主義のために戦っている雑誌」という言葉に新鮮な衝撃を受けた。
社会で新しい立場を選んで作った学校。社会に報告し、社会に役立ててほしいという熱い思いは、本当に真実だったと思う。

👤感想「教育と権威 自由学園創立十年報告会において」


・「人が人を教育することは決してできない」という言葉を読み、学園の先生との関係や上下級生の関係がフラットな印象を受けるのは、これを意識しているからなのだろうと思う。
柱になるもの、確固たるものがあるから、ミッションスクールではない学校に比べ、時代やリーダーが変わってもブレることがないんだなと感じた。

・「自由学園の教育と生活の権威は父なる神であり、標準は活けるキリスト」が一番伝えたかったことだと思う。

・羽仁先生の熱い信仰心を感じた。

教育に関する部分を考えさせられた。家庭の中でも、権威を振りかざしたりしてはいけないんだということを思った。学生に教えることによって、自分が教育されていると感じる部分もある。

・自由学園の独自性は、生活の実際問題が重要だという部分。
生活が大事にされていない時代になっている。人間の本質は生活にあると思う。生活を重んずるということを学校の中心に据えているのは、貴重だと思う。
研究会も十年が経ち、達成感を感じるとともに、これからの十年がどうなるのかが問題だとも思う。

📍今後の予定📍 

・10月22日 10月の集まり@会員宅 
・11月5日 キムジャン
・11月20日 11月のこひつじ広場@Zoom 
・未定 手拭いバックを作る会@会員宅  
・12月7日 クリスマス会@会員宅 
 🎶集まりとこひつじ広場は、基本的に毎月各1回開催予定です。
 
🐑こひつじ文庫のご利用については、お問合せください。
 
🍀ソウル友の会の集まりに関心のある方はご連絡ください。 
 seoultomonokai@gmail.com

2024年10月16日水曜日

2024年度「多文化家族フェスティバル」ブース出店

2024年10月6日(日)


毎年この時期に行われている
第12回 多文化家族フェスティバル ”Walk Together”(다문화 가족 축제)にて、
ソウル友の会でブース出店させていただきました☘️ 

今年も9時集合でセッティング。 
気づけばものすごい数の品物が準備できており、
製作を続けてきたことで技術が増したことを感じました。


今年は途中子どもたちのサッカー教室の試合があってバタバタしましたが、
多くの方にまた品物をお届けでき、
モンゴルキッズの家にも献金することができることが感謝です☘️



参加:会員7名、他友の会会員1名、子ども10人


📍今後の予定📍 
・10月16日 10月のこひつじ広場@Zoom 
・10月22日 10月の集まり@会員宅 
・未定 手拭いバックを作る会@会員宅 
・11月5日 キムジャン 
・12月7日 クリスマス会@会員宅 

 🎶集まりとこひつじ広場は、基本的に毎月各1回開催予定です。
 

🐑こひつじ文庫のご利用については、お問合せください。
 

🍀ソウル友の会の集まりに関心のある方はご連絡ください。 
 seoultomonokai@gmail.com

2024年10月3日木曜日

2024年10月 鍋帽子®︎料理講習会

2024年10月2日(水)10〜14時 @会員宅

講師 大皿泰子さん(神戸友の会会員)
参加者 会員4人、お客様2人

来韓中の大皿泰子さんに「鍋帽子®︎料理講習会」を開催していただきました✨

友の会の紹介から始まり、
『魔法の鍋帽子 かぶせておくだけ!ふっくら保温調理』の中から鍋帽子の誕生と普及、取り扱い、友の会が食を大切にしていることなどのお話を聞いた後、机上講習をしてくださいました。


🌾メニュー
・ご飯
・畑の宿がえ
・茶碗蒸し
・鶏むねチャーシュー
・抹茶羹

畑の宿がえを鍋帽子に入れた後は、食事摂取基準から考えた我が家の目安量について学びました。



「今の食事は、10年後の体を作る」
「子どもの健康はあなたの手の中にある」
これらの言葉を肝に銘じて、家庭の中の食に向き合っていきたいと思いました。

入れていれば勝手に調理を進めてくれるという優れものの鍋帽子。
お客様もそれぞれ気に入った鍋帽子を購入されました。

「よい家庭から、よい社会を作る」ため、
今回学んだことはすぐに実践したいと思います。

たくさんの学びをいただき、ありがとうございました。

2024年 9月 オフライン読書会のご報告

 2024年9月28日(土)13:30〜14:30

参加者:会員 7人 他友の会 1人、お客様 5人


普段フルタイム勤務で平日の参加が叶わない会員がオフラインで参加できるように...
お客様もお誘いして...
日本から元ソウル友の会のメンバーも来られているので...

ということで、日本語補習授業校の授業が終わった午後、読書会を開催することとなりました❣️
ほぼ子育て世代が出席のため、教育三十年から読書箇所を選びました。

 

📕読書「心の畠」(教育三十年)


👤感想


・子どもは大人の姿、態度を見て育っている。
 まずは、親自身が自分の心の土を耕し、鋤くことが大切。
 そして死ぬまで心の畠を耕さなければならないと思う。

・子どもの心の畠をよく見るためには「同情(おもいやり)」がいる。
 思いやりは今年度の補習校の目標。
 自分一人では育てられないので、関係の中で育てていきたい。

・思いやりを「同情」と書いていることに意味を感じた。

・読んで感じたのは、理想じゃないか?ということ。
 しかし、そう感じるのは、理想の方向がわかっているということ。
 そうであれば進歩が期待できる。

・母の言葉は生涯引きずる可能性があるので、優しい言葉がけをしたい。

・子育てってしんどいな、と思うことがある。
 鋤き方は合っているのかと、目の前の結果を求めがちになる。
 満遍なくいろんな声をかけられていることは良いことだと思えるようになってきた。

・娘は世界で一番話しやすい子と思えるようになった。
 子どもは我らに託された国宝とある。
 いつも新学期だと思って、毎日畠を鋤き返したい。

・自分の常識で当たるとうまくいかないことがある。愛ある対応をしていきたい。

・忍耐を持って褒めてあげる、認めてあげることは大事だと思った。
 体験しないと思いやりを育てられないというのはその通りだ。


心に響く分かち合いの時間となりました。

互いに心の畠を耕し続けられるよう、家庭でも、補習校でも、友の会でも、切磋琢磨していきたいと思いました。