2022年6月 こひつじ広場のご報告 (オンライン)
【日時】2022年6月16日(木)21:00~22:00
【参加者】会員9名
【読書】悩める友のために(上)より
「わがままから目覚めて」、「固陋の家風を呪う」
【感想】
久しぶりにタイからの参加者を迎え、自分の過去を顧みて反省する読書会となりました。
◆わがままから目覚めて
・諦めずに続けることはとても難しく、苦労が好きではないので諦めてしまうことばかりです。でも、諦めずにいればいつか努力や思いが報われる日がくるのだから、もうすこし努力してみたいと思いました。
・この方は、自分の欠点を認めることができて素晴らしく、妻のために婦人之友を買ってきてくれる夫に出会え、幸せだと思いました。やはり、人との巡り合わせが大切なのだと改めて感じました。
・「ただ決心だけは、きょうあすはと生ぬるくしてはいけません。」という言葉が心に響き、本当にその通りだと思いました。いつの時代も「本気になるなら今」という考えは変わらないのだなと再確認しました。
・小さなころから、わがままだと言われ育てられました。でも今になって思えば、親の言うことに素直に従わない私にそう言っていた部分もあったのではないかと思います。子供をわがままに育てるのは可哀そうだというのは、もっともです。わがままの境界線はわかりませんが、子育てをする上でこれはとても大事なことだと思いました。
・欠点を指摘されないことが辛いと言えるのは、すごいことだと思いました。私は、欠点を指摘されると腹が立ってしまうからです。でも確かに、マイナス面を指摘してくれる存在は貴重だと思います。家族以外にも、そのように歩み寄れる相手がいればいいなと思いました。
◆固陋の家風を呪う
・風習に逆らえない時代のお話で、今の世の中は自由になったのだなと実感しました。その代わりに、自分たちが次の世代へ伝える家風自体がなくなった気がします。ただ、その家その家でやり方はあるので、自分の考えと違う相手の家のやり方に、どう向き合っていくかが大きな問題です。
・新旧の考えの衝突を避けるのではなく、お互いの意見をぶつけ、そして認めることが大切なのではないかと思いました。意見の違う相手に反発するのではなく、愛と憂いを持って接していきたいです。
みなさん、家風というより義理の家族との考えの違いや、文化の違いから色々悩むこともあったようです。今回も、優しいながらも厳しい答が書かれていました。相手を憂い受け入れることは容易ではありません。しかし、少なくとも外国で暮らす私たちは、相手の文化を理解し、自分の意見もちゃんと言えるような関係性を築いていくことが、大切なのだと気付かされました。