2015年5月19日火曜日

5月読書会&実習

今回は会員宅で読書とパンの実習をしました!その様子をお伝えします。

<日時>   5月18日(月)10:45~14:00
<場所>   会員宅
<参加者>  会員8名、子ども5名
      
<内容>   
1.讃美歌122番
2.実習 パン
3.読書 婦人之友5月号「ゆく日、ゆく春」
     羽仁もと子選集・おさなごを発見せよより「たましいの教育」

<集まりの様子>
10時45分集まり開始に向けて参加メンバーが集まりました。1番遠くに住む会員は片道3時間の道のりです。この日は7時45分出発。皆の学びに対する本気度が現れています。

集まりの初めに讃美歌を歌い、パン講習が始まりました。
始めにパン作りの基礎を学ぶ


今回は基本のパン作りを学びました。
1種類の生地からテーブルパン(&あんぱん)、ピザ、ドーナツを作りました。パン作りに限らず揚げ物のコツなど、一つ一つ学びながら、発酵時間を考えて事前に用意していた生地を成形したり、2次発酵させたり、揚げたり。手際よく進めるための「準備」の大切さも学ぶ事が出来ました。


真剣に講師の手を見る会員達

パンを焼成している間に読書をしました。今回読んだおさなごを発見せよの「たましいの教育」には、身体と精神と霊性の3つの強い子どもを育てたい、その中で特に「(霊性)魂」の教育が大切だと書かれています。皆の感想には、心の強い人と魂の強い人はどう違うのかといった意見も聞かれました。魂の強さは義侠心や良心というよりも、もっと深いところにある力であり、祈りによってのみ強められていくものであろうと本文に書かれています。なぜこの世に生かされているのか、世の中のためにどう生きるのか、考え続けられる場が友の会であり、そのような場が与えられていることがありがたいという感想も聞かれました。また、『おさなごを発見せよ』を通読してきましたが、ミセス羽仁の一貫した考え方に、自分の立ち位置が再確認でき、修正されるという意見もありました。たましいの教育ができたら子育て完了だろう、といった声も聞かれました。たましいの教育は子どものためだけではなく、親自身にも必要なことです。たましいが何かまだわからない人は、それを分からせて欲しいと学び、祈る心が必要です。特に日韓両方の文化を持つ家庭として、依り頼むものを持つと力強いであろうと思います。私たちの今後の大きな課題です。




読書の後は、あんぱん、ピザ、ドーナツ、サラダ、甘酢漬け、ミルクゼリー苺ソースかけを皆で美味しく頂きました。


焼きたてのパンは格別で、多くの友とする食事は本当に楽しい時間でした!




会員からの手作りプレゼント
来月日本に転勤となる会員へ、昨今皆で学び製作した「玉つなぎ」をプレゼントしました。離れていても私たちは友の会の「同志」です。日本で多くのことを学び、数年後戻ってきて欲しいと思っています。

最後に、今月26日、27日に東京で行われる全国友の会大会で発表する会員の原稿を皆で聞きあいました。


多くの学びと温かな交わりを持てた1日となりました!

2015年5月13日水曜日

6月の集まりご案内

【生活勉強会のご案内】
6月13日(土)12:00〜14:00
場所:トモダちんぐ事務所
        
<プログラム>
1.讃美歌 352番
2.読書 羽仁もと子著作集『教育三十年』より「素人の教育」
3.全国友の会大会出席者の感想
4.生活勉強 夏物衣服の持ち数調べから
       ボタンホールの仕上がり確認


 【読書会のご案内】
6月22日(月)10:45〜13:00
場所:トモダちんぐ事務所

<プログラム>
1.讃美歌 290番
2.読書 婦人之友6月号より「新しき歌をうたえ」
     羽仁もと子著作集『思想しつつ生活しつつ(下)』より「血と人生」


 【こひつじ広場のご案内】
6月5日(金)10:30〜13:00
6月19日(金)10:30〜13:00
場所:トモダちんぐ事務所


<会員から>
友の会の集まりでは毎回読書をして感想を聞き合います。
読書を通して生活のヒントを得ることができ、とても有意義な時間です。
また、育児中の会員が多いことから、家庭教育に関する著作も読み進めています。日頃の育児について相談したり、経験者の会員の方からアドバイスをもらったりと参考になることが多く得られます。

参加ご希望の方は事前にお知らせください。また、ご質問等は遠慮なくお問い合わせください。

2015年5月10日日曜日

5月生活勉強会のご報告

日本に長期間戻っていた人、体調がすぐれず休んでいた人も久しぶりに出席、お客様も1名お迎えして賑やかな会となりました。
今回から生活勉強会はブンダン日本語補習校で教鞭を取る会員と、その補習校生徒の母である会員が参加しやすいように、補習校授業を行うトモダちんぐ事務所内、こひつじ文庫の部屋で行うことになりました。


<日時>   5月9日(土)12:00~14:00
<場所>   トモダちんぐ事務所 こひつじ文庫部屋
<参加者>  会員10名、お客様1名、子ども3名
      
<内容>   
1.讃美歌494番
2.読書 著作集・思想しつつ生活しつつ下より「親と子と」
3.生活勉強 鍋の所持数と使い方を聞き合う、ボタンつなぎの作り方の説明

<集まりの様子>

今回の読書「親と子と」は、大正15年に書かれた文章です。親子の関係は昔から今に至るまで続く大きな課題です。親と子の関係は人類史上永遠の課題と言えるかもしれません。親の言うことに従いさえすれば良いといった古い時代の無責任・無自由な考え方を捨て、親子は切っても切れない関係上、また人類の進歩に対する責任上、互いに真剣な批評や注文を持ち合わせていなければならないと書かれています。
子育て中の人からは、親は次世代の後継者である子どもの「魂の成長」になくてはならない助け手となりたい、親が子どもを育てるという立場ではなく、互いに育て、育てられる関係を築きたいなどの感想が聞かれました。


次に各家庭の鍋類の所持数とその鍋を使って1週間どのような料理をしたかを聞きあいました。今年の生活勉強係から衣服の持ち数調べをしたいとの要望が出たので、そのウォーミングアップっとして身近で簡単にできる鍋を取り上げました。

〜結果〜
大方の人は10個前後を使ってやりくりしていました。一番少ない人は5個でした。料理好きで気に入ったものを集めている、質の良い鉄鍋をどの子に譲るか考えている、結婚以来29年使い続けているなど、良いものを大事に使う思いが聞かれました。


前列中央 結婚以来使っている鍋
次世代に譲りたい鉄フライパン
また、ご飯を鍋で炊いている人が多くいました。鍋帽子®もご飯炊きや煮物、ポトフなどを作るために使っている人も多く、便利なもう一つの火口です。小さなフライパンや鍋の使用頻度が高い人が多く、幼い子どもを持つ人が多いこと、父親(夫)が食事を共にしない家庭が多いこと、夫婦2人での食事など、家庭環境が鍋の使い方にも表れていると思いました。若い人からは、良いものを計画的に購入し次の世代に譲るということに憧れを持ったとの声も聞かれました。



来月は遂に生活勉強係希望の「衣服の持ち数」を調べて皆で見合います!



最後にボタンつなぎの作り方とボタンホールの方法を学びました。
手作りおもちゃ「玉つなぎ」に続き、次は「ボタンつなぎ」に挑戦します。
紙を利用して
針と糸で説明

まずは裁縫の得意な会員からボタンホールを学びました。紙で用意した模型に、実際に針と糸を通して説明を聞きました。縫ってきて頂いた布に各自が1つずつボタンホールを練習してきて、来月見合います。

玉つなぎのスナップボタン付けの応用として、学ぶことになったボタンホール。皆ができるようになり、家族の服を作った時に使える技術にまでなると嬉しいです。